行事予定

臨床死生学・倫理学研究会 (死生学特殊講義 「臨床死生学・倫理学の諸問題」)

概要

開催日
水曜 (不定期)
時間
午後6時50分~8時30分
定員
約1000名(先着順)
実施方法
Zoom ウェビナーを利用したリアルタイムのオンライン研究会
*オンライン研究会への参加には、インターネット接続環境(WiFiもしくは有線LAN)が必須になりますので、予めご了承ください。
*参加登録いただいたメールアドレス宛に、後日オンライン研究会に使用するZoom URLおよびZoomマニュアルをお送りします。(開催のためのURLは各回で異なります。)

参加について

臨床死生学および臨床倫理学の諸課題に関して、医療と介護の現場の実践家や、医学・看護学・保健学・哲学・倫理学・社会学・教育学などのさまざまな分野で取り組んでいる研究者らからご講演いただき、質疑応答で理解を深めて参りたいと思っています。
どうぞお気軽にご参加ください。

2024年11月6日(水) 「医学教育モデル・コア・カリキュラムにおける人文社会科学」 錦織 宏 先生
(名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学教育センター)

【 錦織 宏 先生より自己紹介文と講演紹介文をいただきました】
 専門は医学教育学・内科学・総合診療医学。医学教育を窓にした医学と人文社会科学の架橋をライフワークとしています。最近では、医師のプロフェッショナリズム、特に労働倫理に関心を持っています。
本講演では、令和4年度に改訂された医学教育モデル・コア・カリキュラムを紹介し、その中でも特に人文社会科学に関わる内容がどのように取り上げられているのかについてお話しいたします。文部科学省から日本医学教育学会が受託した医学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の作業の中で、どのような議論がなされ、どのようなプロダクトが作られ、また改訂後にどのように各大学で展開されたのかについて、聴衆の皆さんと共有できればと考えています。

参加方法(11月6日分):

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後期の開催日程

10月9日(水)
Medical HumanitiesからHealth Humanitiesへ―歴史的背景と現代的展開を中心にして   
足立 智孝 先生
(亀田医療大学看護学部看護学科 教授)
10月23日(水)
「医療安全と医療倫理~院内周知と教育~」(仮)   
南須原 康行 先生
(北海道大学病院 医療安全管理部 教授・部長、副病院長)
11月6日(水)
医学教育モデル・コア・カリキュラムにおける人文社会科学   
錦織 宏 先生
(名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学教育センター)
12月4日(水)
チームで取り組む、末期腎不全をもつ高齢者へのアプローチ   
木下 千春 先生
(京都民医連中央病院 副院長、腎臓内科科長)
12月18日(水)
認知症の人の最期のときを支える口腔と食 Comfort Feeding Onlyまで (仮)   
枝広 あや子 先生
(東京都健康長寿医療センター研究所 専門副部長)

これまでの研究会

2024年10月9日(水) Medical HumanitiesからHealth Humanitiesへ―歴史的背景と現代的展開を中心にして 足立 智孝 先生
(亀田医療大学看護学部看護学科 教授)

【自己紹介文と講演紹介文】
 亀田医療大学看護学部教授、同大学院看護学研究科教授。専門は生命倫理学、医療人文学。生命倫理学や医療人文学の見地から、ケアの対象者である人間を多層的かつ多面的に捉えられる医療者の育成に取り組んでいます。この10年ほどは、特にエンドオブライフケアの当事者(患者、家族、医療者)の方々との対話から見出された倫理的課題ならびに死生学的課題について研究しています。
 本講演では、1970年代から主に米国においてケア対象者である人間を様々な視点から捉えることのできる医師を養成することを目的にして開始されたメディカルヒューマニティーズ(Medical Humanities)が、現在ではヘルスヒューマニティーズ(Health Humanities)として展開されるようになっている背景とその意義について紹介します。そのうえで、日本においてヘルスヒューマニティーズが展開される意義について論じたいと思います。

2024年10月23日(水) 「医療安全と医療倫理~院内周知と教育~」(仮) 南須原 康行 先生
(北海道大学病院 医療安全管理部 教授・部長、副病院長)

【自己紹介文と講演紹介文】
 診療の専門は呼吸器内科です。2008年に北海道大学病院の初代の医師GRM(ゼネラルリスクマネジャー)として医療安全管理部に移動になり現在に至ります。現在の専門は医療安全管理学です。大学病院のような大病院において臨床倫理をどの部門が扱うかというのは様々なようですが、専門の部署が設置されていない病院では医療安全や医療の質を担当している部署が扱うことが多いようです。私自身は臨床倫理の専門ではありませんが、日々多くの臨床倫理に関する相談を受けて都度対応しています。医療安全管理も同様ですが、臨床倫理の考え方や教訓事例の共有や継続、教育の難しさを日々痛感しています。本講演では、北海道大学病院における体制や問題を紹介して、皆様と共に今後どのように対応すべきかを考えたいと思います。

≪医療・介護従事者のための死生学≫基礎コース

参加
認定
受講生の方は、2回参加で1コマ分の「死生学トピック」ないし「臨床死生学トピック」として認めています。

オンライン開催のため、単位シールをご要望の方はご自身の住所・氏名を書いた封筒(110円切手を貼付してください)を上廣講座にご郵送ください。取得された単位を申告していただきますと、その分の単位シールをご返送いたします。

郵送先:
113-0033
東京都文京区本郷7-3-1法文2号館3階25号室
東京大学大学院 人文社会系研究科
上廣死生学・応用倫理講座
特任研究員 野瀬彰子 宛

大変恐れ入りますが、ご協力いただければ幸いです。

これまでの活動は こちら