行事予定

臨床死生学・倫理学研究会 (死生学特殊講義 「臨床死生学・倫理学の諸問題」)

概要

開催日
水曜 (不定期)
時間
午後6時50分~8時30分
定員
約500名(先着順)
実施方法
Zoom ウェビナーを利用したリアルタイムのオンライン研究会
*オンライン研究会への参加には、インターネット接続環境(WiFiもしくは有線LAN)が必須になりますので、予めご了承ください。
*参加登録いただいたメールアドレス宛に、後日オンライン研究会に使用するZoom URLおよびZoomマニュアルをお送りします。(開催のためのURLは各回で異なります。)
*登録開始日はメールマガジン上でお知らせします。メールマガジンの配信をご希望の方は こちらからどうぞ。

参加について

臨床死生学および臨床倫理学の諸課題に関して、医療と介護の現場の実践家や、医学・看護学・保健学・哲学・倫理学・社会学・教育学などのさまざまな分野で取り組んでいる研究者らからご講演いただき、質疑応答で理解を深めて参りたいと思っています。
どうぞお気軽にご参加ください。

2022年12月7日(水) 「“弱さ” の倫理学」 宮坂 道夫 先生
(新潟大学大学院 保健学研究科 教授)

【宮坂先生から以下の自己紹介文とご講演内容をいただきました】
  年明けに、『弱さの倫理学 - 不完全な存在である私たちについて』という本を出す予定です。講演では、この本を書きながら考えたことをお話しします。最初に、私たちの弱さというものを考えます。私たちは脆く(fragile)、有限(finite)な身体と、何事も自ら決めなければならない心を持つ、弱い存在です。一人では生きられず、他者に依存し、手段化し、ときには他者と争います。どうやら、私たちの弱さは、私たちが生きているがゆえに持っている強さ(すぐれた特徴)の代償と言えそうです。近現代の医療や科学技術は、私たちが生き物としての弱さに甘んじず、技術の力を使ってそれに抵抗してきた歴史として捉えることができ、そこで生じてきた倫理的問題を、私たちは医療倫理、技術倫理、環境倫理等と呼んできました。果たして、弱い存在である他者(患者かもしれませんし、動植物かもしれません。あるいは自分自身かもしれません)を前にして、私たちはいかに振る舞うべきなのか。そんなことを考えたいと思います。

参加方法(12月7日分):

下記のお申し込みボタンから事前登録を行ってください。

お申し込みはこちら

予約キャンセルのご連絡はこちらからお願いいたします。

予約キャンセルはこちら

後期の予定

12月7日(水)
“弱さ” の倫理学   
宮坂 道夫 先生
(新潟大学大学院 保健学研究科 教授)
12月21日(水)
“ 老年的超越” の現在(仮題)   
増井 幸恵 先生
(東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 研究員)

これまでの研究会

2022年10月12日(水) COVID-19 パンデミックと公衆衛生倫理 大北 全俊 先生
(東北大学大学院医学系研究科・医療倫理学分野 准教授)

【大北先生から以下の自己紹介文とご講演内容をいただきました】
 専門は、哲学、倫理学、生命倫理学。F. ナイチンゲールの『看護覚書』の読解、そしてHIV感染症の検査や相談事業への関わりを通して、感染症対策など公衆衛生に関して哲学・倫理学の視点から研究に従事するようになりました。
 公衆衛生というのは、実際は日々の生活に非常に身近でありつつも、注意を向けられることのあまりない営みだったかと思います。しかし、公衆衛生の諸対策は、COVID-19によって世界中の人々に切実なものとして経験されるようになりました。本講演では、公衆衛生倫理と呼ばれる領域について紹介しつつ、COVID-19で生じている諸事象について考えたいと思います。

2022年11月2日(水) おたるワンチーム(ICT)を活用した終末期医療の取り組み 髙村 一郎 先生
(髙村内科医院 院長)

【髙村先生から以下の自己紹介文とご講演内容をいただきました】
 1981年金沢大学医学部卒業しました。北海道大学循環器内科で研修、勤務したのは札幌市立病院救急部、室蘭日鋼記念病院、釧路医師会病院等救急疾患を主に診療する職場です。1993年に小樽市で無床診療所を開業(内科、循環器科)。途中から求められて木曜午後のみ2週間に1回の往診を開始しています。2010年頃から在宅での終末期医療に関与し始め、2012年に緩和医療の講習会に参加(PIECE) したことをきっかけに翌年に終末期医療考える会を小樽で結成、市民向けの講演会を開催するとともに多職種連携の会を年数回開催してきました。2017年から北海道の在宅医療提供体制強化事業に応募しています。
 当院の診療の中心は一般の外来診療です。他の病院からの依頼に応じて終末期の患者さんの在宅緩和治療・在宅看取りを実施しています。定期的な訪問は2週間に一度木曜の午後だけです。開業医が片手間に訪問診療も実施しているいわゆる午後から往診と言ったスタイルです。オピオイドの持続皮下注/静注による疼痛緩和や鎮静も実施しています。ICTによる多職種連携が在宅療養には不可欠と考え推進しています。

2022年11月16日(水) 「CKM(保存的腎臓療法)の現状と今後の課題」 岡田 浩一 先生
(埼玉医科大学 腎臓内科 教授)

【岡田先生から以下の自己紹介文とご講演内容をいただきました】
  専門は腎臓内科学。透析診療にも長く関わってきましたが、高齢化とともに身体合併症や認知症などから、透析導入や継続が難しい腎不全患者が増えてきました。そして透析を行わないという選択肢、そしてその場合の全身管理の具体的な方法について、真剣に議論する必要があると感じていました。
 本講演では、2019~2021年のAMED長寿科学研究開発事業で作成した「高齢腎不全患者のための保存的腎臓療法―CKMの考え方と実践―」をテキストに、これまでタブー視されがちであった舞台裏の診療である透析を行わない末期腎不全管理について、その周辺の実情も含めてご紹介したいと思います。

≪医療・介護従事者のための死生学≫基礎コース

参加
認定
受講生の方は、2回参加で1コマ分の「死生学トピック」ないし「臨床死生学トピック」として認めています。

オンライン開催のため、単位シールをご要望の方はご自身の住所・氏名を書いた封筒(84円切手を貼付してください)を上廣講座にご郵送ください。取得された単位を申告していただきますと、その分の単位シールをご返送いたします。

郵送先:
113-0033
東京都文京区本郷7-3-1法文2号館3階25号室
東京大学大学院 人文社会系研究科
上廣死生学・応用倫理講座
特任研究員 坂井愛理 宛

大変恐れ入りますが、ご協力いただければ幸いです。

これまでの活動は こちら