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1997年度上半期掲載ニュース
< 1997.4.1 - 1997.9.30 >


中国出張報告「中国西北部のイスラーム関連資料調査・収集」 (9/25)

6班より次の連絡が届いています。

梅村坦氏(第6班「イスラーム関係史料の収集」)による、中国出張報告「中国西北部のイスラーム関連資料調査・収集」を、第6班ホームページに掲載いたしました。研究機関の蔵書整理状況などが詳しく報告されていますので、ご覧ください。(第6班 三浦徹)


国立社会保障・人口問題研究所特別講演会のお知らせ(9/25)

国立社会保障・人口問題研究所の小島宏さんより次のようなお知らせが届いています。

下記の要領で国立社会保障・人口問題研究所の特別講演会(国際人口移動政策に関するミニコンファレンス)が予定されておりますので、是非ともご参加ください。

日時:9月30日(火)9時30分〜12時30分
場所:厚生省別館(霞が関)5階 統計情報部第2会議室(2)(3)

講 演 者:
デービッド・A・コールマン (David A. Coleman):オックスフォード大学応用社会学科リーダー
井口 泰:関西学院大学経済学部教授

Dr. Coleman will give his lecture entitled "UK Immigration Policy: a well-disguised failure?" and Prof. Iguchi (formerly, Director of Foreign Lobour Division, Ministry of Labour) will give his lecture on Japan's immigration policy.

講演は英語でおこなわれます。(通訳なし)
なお、ご出席の方は人数の確認のために、申し込みをしてください。

担当:国際関係部 小島 宏  
E-mail: h-kojima@so.ipss.go.jp
Fax 03-3591-4821
Tel 03-3503-1711 ex.4420 / 03-3595-2987


総括班主催 R.Stephen Humphreys氏セミナー (9/22)

総括班の招聘により、米国のR.Stephen Humphreys(Univ. of California at Santa Barbara)氏が、10月18日から11月1日の予定で、来日することが決まりました。Humphreys氏は、中世アラブ史専攻で、1991年に刊行した

"Islamic History:A Framework forInquiry"(Princeton Univ. Press)は、幅広く史資料と研究文献を渉猟し、イスラーム史の研究上の諸問題をサーヴェイしたもので、さびの効いた批評には頷かされるものがあります。また、1994年から北米中東学会のInternational Journal of Middle East Studiesの編集委員長の職にあり、最新の中東研究やアラブ・イスラーム史研究を論じる格好の機会になると考えます。

総括班では、次の2回の研究会を予定しております。奮ってご参加ください。

10月21日(火)15時-17時
(東京大学東洋文化研究所、3階第一会議室)

「イスラーム史の未来」Prospect of Islamic History
講演:
R.Stephen Humphreys(Univ. of California at Santa Barbara):
"Tradition and Innovation in the Study of Islamic History."
コメンテイター
羽田 正 (東京大学東洋文化研究所、総括班)
他に1名を交渉中
司会:三浦 徹(お茶の水女子大学、総括班)

10月29日(水) 14時-17時(京都大学羽田記念館)

京都大学羽田記念館講演会(イスラーム地域研究と共催)
講演
R.Stephen Humphreys(Univ. of California at Santa Barbara):
"Towards a History of Aleppo and Damascus in the Early Middle Ages (ca. 635-1260 C.E.)."
梅田 輝世(梅花短期大学):第一次十字軍と在地ムスリム勢力
司会 谷口 淳一(京都大学、第6班研究協力者)

いずれも参加は自由で、研究会後に懇親会を予定しています。出張される分担者・協力者の方は、各所属班に出張手続きを依頼してください。

東京での研究会についての問い合わせは、総括班三浦宛てにtel & fax 045-337-0450 E-mail miura-t@pis.bekkoame.or.jp

京都での研究会については、下記にお問い合わせください。
〒603 京都市 北区 大宮 南田尻町 12
京都大学 文学部 羽田記念館
谷口 淳一
tel. 075-491-6027 fax. 075-491-1052
E-mail: Junichi.Taniguchi@ma1.seikyou.ne.jp

この他、10/25(土)のオリエント学会のシンポジウムと懇親会にも出席される予定です。


第一回国際シンポジウム準備会報告(9/20)

9月18日(木)に第1回国際シンポジウム準備会が開かれ、以下の諸点が)確認されましたのでご報告いたします。

<既決事項>
期間:1999年10月8日(金)−10日(日)
場所:国立京都国際会議場
会議の形式:単独セッション(並行セッションはなし)
責任者:羽田正(総括班国際交流担当)、副責任者:黒木英充(2班Cグループ)
全体の題目:
Beyond the Border: A New Framework for Understanding the Dynamism of Muslim Societies

本プロジェクト最終年度の2001年度にもう一度大型シンポジウムを開催することが計画されています。従って、第一回のシンポジウムは、中規模で話題を絞った形にし、その代わり内容的に深く掘り下げることが出来れば、と考えています。

<セッション案>
セッション題目はまだ未定ですが、三日間で四つ程度予定しています。
準備委員会で話題にあがったタイトルとしては、以下のようなものがあります。

  1. Isfahan, Aleppo and Izmir: Merchant Networks and State Powers in the17th-19th Centuries
  2. Notable Families and their Areas in the 18-19th Centuries in Comparative Perspectives
  3. Changing Borders and Grass-Roots Areas in the Age of Nation-State
  4. Pilgrimage: Its Absorbtive Power and Reorganization of Areas
  5. Islamic Law in Comparative Perspectives (Comparison within Muslim Areas, and to European, Chinese, Japanese Law)
  6. Symbiosis and Conflict: Muslims in Non-Islamic Areas and Non-Muslims in Islamic Areas
  7. Social Relations in Comparative Perspectives (Behavior, Social Groups, Economy, etc., in comparison between Muslim Societies and non-Muslim Societies)
  8. Islamism and Modernism: Beyond the Dichotomy

これらはあくまでも例であり、この中から題目を決定するという意味ではありません。より開かれた会議とするために、研究分担者、協力者からの積極的な提案を歓迎します。本プロジェクトの会議にふさわしいセッション題目をご提案下さい。ご提案は、e-mailでi-office@l.u-tokyo.ac.jpまでお寄せ下さい。または、羽田、黒木に直接お話しいただいても結構です。11月末までに頂ければ幸いです。

今後の準備予定はおおよそ次のように考えています。

  • 1997年12月末までにセッション題目決定。各セッションの責任者決定。実行委員会の結成。発表者の募集開始。これと平行して各セッションの招待発表者との交渉。
  • 1998年9月末までに各セッションの発表者決定。
  • 会議終了後、ペーパーをもとに2冊程度の研究書を出版の予定。

以上、ご協力よろしくお願いします。


第5班 Michael Lecher氏 研究会(9/17)

5班から次の連絡が届いています。

この度、イスラエルからヘブライ大学でイスラム初期史をご研究されているMichael Lecher氏をお招きして、研究会を下記の要領にて開催致します。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

なお、ご出欠につきましては、電子メール(5jimu@culture.ioc.u-tokyo.ac.jp )又はファックスで10月1日(水)までにお知らせくださいますようお願い致します。

日 時:平成9年 10月10日(金)15:00-17:00
場 所:東京大学東洋文化研究所 3階会議室
テーマ:イスラム初期史の理解


第1班bグループ 研究会のお知らせ(9/8)

第1班bグループの研究会を以下の要領で行ないます。会場の収容人員が限られておりますので、出席希望者は五十嵐までお問い合わせください。

報告者: 吉村慎太郎 (広島大学)
テーマ: 1979年革命後のイランと域内国際関係の変容
       −イラン・イラク戦争の発生と展開から−
日 時: 1997年10月5日(日) 午後1時
場 所: 成蹊大学10号館1階小会議室


第1班aグループ 研究会のお知らせ(9/5)  

第1班aグループでは下記の要領にて研究会を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

  • 第1回論点研究会

    日 時:1997年9月27日(土) 15:00〜17:00
    場 所:東京大学文学部アネックス(総括班本部)大会議室
    報 告:松本 弘氏 「アラブ民族主義とイスラーム復興の動態的連関」

なお、会場準備の都合上、ご出席の方は事前に第1班事務局 中村までお知らせ下さい。


第5班aグループ第3回研究会(聖者信仰研究会)の報告(9/5)

第5班aグループの第3回研究会(聖者信仰研究会)の報告が掲載されましたので、第5班ホームページをご覧下さい。


Abdul-Rahim Ali M. Ibrahim 教授(スーダン・アフリカ国際大学副学長)との懇談会報告(9/5)

さる9月2日、アフリカ国際大学副学長アブドゥル・ラヒーム・アリー・M・イブラヒム博士が「イスラーム地域研究」事務局を訪問されたのを機会に、懇談会がもたれました。博士は、故モンゴメリー・ワット教授のもとで博士論文を完成されたコーラン研究者であり、現在はスーダンの大統領が学長を務める同大学の副学長として重責を果たされています。懇談会では、博士の専門研究のほか、スーダンの大学 および学生事情、非ムスリムを含めたスーダン人以外の学生を多数受け入れている同 大学の特徴、スーダンにおけるアシュラーフとマズハブ、日本における中東イスラーム研究の現状などについて活発な話し合いが行われました。アブドゥル・ラヒーム・アリー先生は、このあと2回にわたり講演をされる予定ですので、皆様ふるってご出席下さい。

なお、当日の出席者は、次のとおりです(順不同)。  佐藤次高、後藤明、羽田正、森本一夫、尾崎菜津子、小松久男(文責:小松久男)


第1班cグループ 研究会のお知らせ(9/5)

第1班cグループでは以下の要領で研究会を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

  • 題 目:「イスラームにおける法と国家」
    日 時:1997年10月4日(土) 13:00〜18:00
    場 所:東京大学文学部アネックス(総括班本部)大会議室
    報 告:柳橋 博之氏

なお、会場準備の都合上、ご出席の方は事前に第1班事務局 中村までお知らせ下さい。(ias-hiro@l.u-tokyo.ac.jp)


第3班aグループ「東南アジアにおける国民文化の『異端者』とイスラーム」研究会(9/5)

3-aグループでは、次のように東南アジアのイスラームに関する研究会を開きます。この研究会は、班やグループのメンバー以外の方にもオープンですので、このテーマに関心をお持ちの方々にぜひご参加いただきたくご案内申し上げます。出席予定の方は、川島までご連絡ください。連絡先は以下のいずれでも結構です。
(なお、3-aグループのメンバーは、出欠を必ずお知らせください。)

連絡先:上智大学アジア文化研究所(E-mail address: QYG02577@niftyserve.or.jp
研究室電話・FAX: 03-3238-3943 事務室電話:03-3238-3697 事務室FAX:03-3238-3690

題   目:東南アジアにおける国民文化の「異端者」とイスラーム
日   時:1997年10月11日(土)10:30−17:30
場   所:上智大学7号館11階第会議室
プログラム:
10:30 挨拶  加藤博(一橋大学)/趣旨説明  川島緑(上智大学)
10:45 ジャワ神秘主義教団と現代インドネシア(仮題) 石澤武(東京大学大学院)
11:45 コメント:イスラーム神秘主義研究の視点から 東長靖(東洋大学)
12:00 討論
12:30 昼食、休憩
13:30 タイ、マレーシア国境地帯のタイ・スピーキング・ムスリム(仮題) 黒田景子(鹿児島大学)
14:30 コメント:南部フィリイピン、スールー諸島海洋民の場合との比較  床呂郁也(東京外国語大学)
14:45 討論 休憩
15:30 フィリピン、マラナオ・ウラマーの社会改革運動   川島緑(上智大学)
16:30 コメント:中東イスラーム政治研究の視点から    飯塚正人(東京外国語大学)
16:45 討論
17:30 終了

研究会の趣旨: 多様な宗教や文化が重層的に存在する東南アジアの諸国家は、教育やマス・メディア 、言語政策、宗教行政などを通じて、公式国家イデオロギーを宣伝教化し、国家領域内の住民の間に均質的な国民文化を形成しようとしてきた。この国民統合政策の形成・実施過程やそれに対する住民の対応において、この地域の重要な宗教であるイスラームはどのような位置を占めてきたのだろうか。

この研究会のねらいは、政治権力や中心的な社会集団から、何らかの意味で異端視されている人々に焦点を当て、そこから東南アジアの国民統合とイスラームのダイナミズ ムをとらえ直すことにある。どの国にも、政治権力から国家への忠誠度を疑われ、国民 国家、あるいは、国家体制に対する脅威として認識されている周辺的な社会集団が存在する。これらの集団は、通常、その国の中心的な社会集団とは、異なる宗教、言語、社会制度、価値観や、それらを維持する独自のコミュニケーション・ネットワークを有しており、それらによって国外の人々と接触を保つ場合も少なくない。より直接的に、彼らの伝統的な生活圏が国境を越えて形成されている場合もある。国家は、このような人々と国外の人々との交流を管理、統制しようとするが、必ずしもその能力はこれらの人々の越境能力に追いつかない。また、国民統合政策の実施過程で、伝統的なネットワークが再編されたり、新たなネットワークが形成され、そこに成立した社会集団と国家の 間に対立や緊張関係が発生する場合もある。この研究会では、これらの人々と国民国家 、イスラームの関係について、各報告者の問題意識に沿って報告を行ってもらう。

東南アジアのイスラームに関する研究は、これまで主として国別に行われており、他の国との比較を視野に入れた研究は少ない。ましてや、中東など、他の地域のイスラー ム研究者との交流はほとんど行われてこなかった。東南アジアのイスラームに関心を持 つ研究者同士、および、他の地域のイスラーム研究者との交流の機会を設け、「越境」を促進することは、この研究会のもう一つのねらいである。(川島緑)


第2班cグループ トルコ出張報告(間寧先生) (8/29)

第2班cグループの間寧先生より、トルコ出張報告が届いております。第2班ホームページをご覧下さい。


Dr. Deniz Ulke Aribogan Dekel(イスタンブル大学経済学部国際関係学科講師)との懇談会 (8/29)

上記の件について2班より次のようなお知らせが届いています。

  • この度、トルコ共和国からイスタンブル大学経済学部のユルケ・アルボーアン先生をお招きして、研究会を下記の要領にて開催致します。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

      日 時:1997年9月24日(水)13:30〜15:00
      場 所:アジア経済研究所3B会議室(別館3階)
      テーマ:トルコを巡る国際関係(仮題)
      講 師:Dr. Deniz Ulke Aribogan Dekel(イスタンブル大学経済学部国際関係学科講師)

    なお、発表内容は、9月27日の第2班合同研究会のものと同内容となります。また、ご出欠につきましては、hazama@ideaix01.ide.go.jp までお知らせくださいますようお願い致します。 世話役:間 寧 (Tel: 3353-4231 内線201)


第2班aグループ「マグレブ諸国の開発と地域社会」研究会のお知らせ (8/25)

上記の件について2班より次のような報告が届いています。

第2班Aグループの研究計画の一環として、「マグレブ諸国の開発と社会運動」についてのグループ研究を組織する準備をしていましたが、7月30日に第一回相談会を開き、つぎのようなことを決めました。

マグレブ諸国の「国家と社会」、「開発」、「社会運動」等をめぐる文献(著書・文書・資料等)目録の刊行をめざして、作業グループを組織する。
「社会運動」とは、労働運動、学生運動、イスラム運動、女性運動、人権運動などであり、近現代を中心にしながら研究者の関心に応じて歴史的背景をも対象に含める。
第2班の研究分担者・協力者のほか、ひろくマグレブに関心をもつ研究者に呼びかけ、研究会開催の案内等を第2班ホームページに掲載するほかEメールで発送する。
第1回の研究会は、下記のとおり開催する予定。それ以降、2ケ月に一回程度の頻度で開催をめざす。場合によって2班の会合、グループの会合の形式をとることもある。

日時:10月17日(金)、午後5時〜7時
場所:総括班会議室(文学部アネックス)
議題:宮治一雄「マグレブ3国の社会開発とNGO」現地調査報告

文献目録作成作業(主要文献の解題つき)は、98年度末までに終了することを目標とし、それ以降は別の作業に取りかかれるよう準備する。
当面の幹事役(問い合わせ先)は下記のとおり。
宮治一雄:kmiyaji@po.cnet-sb.ne.jp 私市正年:m-kisaic@hoffmann.cc.sophia.ac.jp


Abdul-Rahim Ali M. Ibrahim 教授(スーダン・アフリカ国際大学副学長)との懇談会 (8/22)

  • この度、スーダンからアフリカ国際大学副学長アブドゥル・ラヒーム・アリー・M・ イブラヒム氏をお招きして、研究会を下記の要領にて開催致します。
    多数の皆様のご参加をお待ちしております。ご出欠につきましては、電子メール(5jimu@culture.ioc.u-tokyo.ac.jp) 又はファックスで8月28日(木)までにお知らせくださいますようお願い致します。 同教授につきましては、国際交流ページをご参照下さい。

    日 時:9月11日(木) 14:00〜17:00
    場 所:東京大学東洋文化研究所 3階会議室
    テーマ:現代イスラム社会における近代化の影響

    なお、研究会終了後、懇親会を行います。

    連絡先:イスラーム地域研究 研究班5事務局 東京大学東洋文化研究所 西アジア部門 Tel.Fax 03(3815)9565


Ahmet Cihan 先生の講演開催さる (8/20)

上記の件について、5班bグループより次のような報告が届いています。

  • 開催日時: 1997年8月18日(月) 16:00〜18:00
    場  所: 慶應義塾大学三田キャンパス情報センター4階セミナー室
    題  目: 「トルコの社会学・社会史研究の一例 −私自身の研究成果・今後の研究計画−」

    3年間、山形大学人文学部において日本とトルコの近代化の比較を社会学的に研究されていたアフメト・ジハーン先生が9月に帰国されることとなり、最後の発表を新プロ5−b班において行なって戴きました。御自身は3年間の滞在中に日本語も非常に上達され、トルコに帰国後も日本との比較研究を進められていかれるとのことであります。

    発表の内容は、御自身の今までの研究、今後の研究計画を通してトルコの社会学・社会史学の現状を話して戴きました。詳細につきましては、当日配布のレジメを御覧ください。緊急の研究会であり、夏休み・お盆明けということもありまして、皆様には連絡が徹底しなかったことを御詫び致します。しかしながら、当日は 5−b班から後藤明先生、また今松泰(神戸大学大学院D)、秋葉淳(東京大学大学院D)、飯田巳貴(一橋大学大学院D)など大学院生を中心に若手の研究者から数多くの参加者をみまして、活発に質疑応答がなされ、 非常に和やかな研究会になりましたことを御報告致します。

    また、ジハーン先生には早速に新プロに御登録戴きました。御本人は9月に帰国されますが、今後とも日本とトルコの研究交流に協力したいとの御申し出がありましたこと御報告申し上げます。

    トルコからの御客様ということで、後藤明先生・大稔哲也先生より委託されまして、先月のメフメト・ゲンチ先生講演会に引き続き、1−c班の研究協力者三沢伸生が企画・運営致しました。 (文責:1−c班 三沢伸生)


マグレブ諸国の開発と社会運動 (8/19)

上記の件について、2班aグループより次のような連絡が届いています。

「イスラーム地域研究」第2班Aグループの研究計画の一環として、「マグレブ諸国の開発と社会運動」についてのグループ研究を組織する準備をしていましたが、7月30日に第一回相談会を開き、つぎのようなことを決めました。

  • マグレブ諸国の「国家と社会」、「開発」、「社会運動」等をめぐる文献(著書・文書・資料等)目録の刊行をめざして、作業グループを組織する。
  • 「社会運動」とは、労働運動、学生運動、イスラム運動、女性運動、人権運動などであり、近現代を中心にしながら研究者の関心に応じて歴史的背景をも対象に含める。
  • 第2班の研究分担者・協力者のほか、ひろくマグレブに関心をもつ研究者に呼びかけ、研究会開催の案内等を第2班ホームページに掲載するほかEメールで発送する。
  • 第1回の研究会は、10月17日に開催する予定。詳細については、こちらをご覧下さい。
  • 文献目録作成作業(主要文献の解題つき)は、98年度末までに終了することを目標とし、それ以降は別の作業に取りかかれるよう準備する。

オックスフォード大学のDavid A. Coleman 教授、来日 (8/14)

上記の件について、国立社会保障・人口問題研究所の小島宏さんからご連絡をいただきました。詳細は、「国際交流」のページをご覧ください。研究班、研究グループで、David A. Coleman 教授とコンタクトをとる希望のあるところは、至急、ご連絡ください。

なお、「国際交流」のページには、来日予定研究者のプロフィールなどを載せています。本プロジェクトの予算での招聘が近づいている研究者について、班の担当の方、至急情報をお寄せ下さい。


イスラーム地域現地語資料所蔵調査についてのお願い (8/9)

上記の件について、6班より次のような連絡が届いています。

第6班「イスラーム関係史料の収集」では、7月末に、日本国内の大学・研究機関の図書館宛に、イスラーム地域の現地語資料(アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ウルドゥー語、マレー語、インドネシア語など)の所蔵および整理状況に関するアンケート調査を発送いたしました。これは、所蔵資料、整理方法、利用方法などの情報を交換し、将来における図書情報の相互利用(電子メディア化、オンライン化)の道を模索するためのものです。

アンケートは、図書館宛にお送りいたしますが、図書館から当該の学科・研究室などに照会が行われることも予想されます。その際には、趣旨をご理解いただき、ご協力賜りますようにお願い申し上げます。回答の期限は、9月末でお願いしております。

なお、今回の調査では、大学図書館(理工系の単科大学および短大を除く)、関係研究機関の計435の図書館(図書室)を対象としました。イスラーム地域の現地語資料を所蔵する図書館で上記の対象では漏れている可能性がある図書館がありましたら、第6班事務局までご照会ください。(e-mail: IAS6@toyo-bunko.or.jp)


スーフィズム研究会へのお誘い (8/7)

上記の件について2班東長靖さんより連絡がありました。                             

この度、2班Cグループでは、下記の要領でスーフィズムの研究会を始めることにしました。気軽に、また積極的にご参加いただければ幸いです。正式名称は「スーフィズム研究動向研究会」、略称は「スーフィズム研究会」としたいと考えています。

1(研究会の趣旨)
スーフィズム・民間信仰・聖者信仰などに何らかの形で関心をもっている研究者は、複数の地域・ディシプリンにわたって数多く存在していますが、お互いの連携はないのが現状です。この研究会は、このような現状をふまえ、様々なディシプリンにより、別個の地域を研究している研究者を広くつのって、スーフィズムの総合的研究を行うことをめざすものです。

2(研究会の内容)
この研究会では最初の1年程度を、共通の知識をみんなが持つことにあてたいと思います。具体的には、昨年出たばかりの、スーフィズム/タリーカに関する総合的論集である A. Popovic & G.Veinstein(eds.), Les voies d'Allah: Les ordres mystiques dans le monde musulman des origines a aujourd'hui,Paris: Fayard, 1996と、これとはまた違った角度からスーフィズムの諸相を扱ったS.H.Nasr(ed.), Islamic Spirituality II: Manifestations, New York, Crossroad, 1991の2点をテキストとした読書会をまず始めたいと思っています。

3(第1回研究会の予定)
まず第1会研究会を9月20日(土)13〜17時、上智大学で行いたいと思います。くわしい情報をご希望の方は、下記あてご連絡下されば、8月下旬に資料をお送りいたします。(イスラーム地域研究第2班事務局 e-mail h-ono@hoffman.cc.sophia.ac.jp

なお内容に関するご質問は、事務局でなく東長あてにお願いします。事務局には細かい内容に関するデータがありません。
東長靖(とうなが やすし)ytonaga@fb3.so-net.or.jp


第2班aグループ「開発と地域社会」研究会報告 (8/7)

上記の件について2班より次のような報告が届いています。

7月5日,燃えるような暑さの東京を出発した私は,新幹線の車窓を眺めながら、今回の研究会のメインテーマである長良川河口堰問題と「社会開発とイスラーム」がどのように結びつくのかを考えていた。

7月6日早朝,JR岐阜駅に集合した5名の参加者(水島司、宮治一雄、松本光太郎 、井上貴子、川元豊和)は同地出身の井上貴子さんが手配したワゴン車に乗り込み長良川河口堰へと向かった。目的地が近くなるにつれ,川の水は淀み,その淀みの原因と住民運動の経過について車中で井上さんの説明を聞き,現地で我々を迎える予定の村瀬惣一氏(長良川河口堰差止訴訟原告)への質問に思いを巡らせた。(超)近代的な河口堰の建物(アクアプラザながら)の入口でお会いした村瀬氏の案内で近くの集会場へ行き,早速,氏の当問題に関する説明を受けた。その内容は我々に多くの知見と新しい発想をもたらした。とりわけ,私は次の点に強く関心をもった。

氏によれば,河口堰反対運動の当初は,漁業関係者を中心とした地域住民はもとより地方自治体,各種の政党や政治団体などが参加したが,それらの多くは補償金などの提示により徐々に運動から離れていったという。しかし,地域と直接利害関係をもたない様々な市民組織グループが全国から支援の名乗りを挙げ,現在の運動を支え,しかも,こうした諸グループの人々が運動の層を厚くし持続性をもつという。この指摘は日本における環境運動あるいは地域運動というものは地域空間を必ずしも基礎とするわけではなく,むしろ情報のネットワークや関心の共通性が,いわば創造の地域性を共有させうることを示唆している。

続いて,夜の研究会では水島司氏が「開発・在地社会・運動」というテーマで,近年の共同体土地所有をめぐる運動の特徴とその限界についてインドをとりあげながら論じた。同じく岐阜教育大学から現地参加された胡起望氏が「雲南における森林開発の経過とその問題点」について報告され,盛んな質疑応答が行われた。

最終日の7日には会場を岐阜未来会館に移し,松本光太郎氏が「中国における回族の現状と研究課題」について報告された。その後の総合討論では活発な議論が行われた。

私には長良川河口堰問題と直接イスラームがどのように結びつくのか解らなかったが,私のフィールドであるバングラデシュの農業開発やNGOによる地域的諸活動などの展開において,今回の問題は地域開発に見られる共通性や相違を比較する新たな視点を示唆するところが大きいのではないかと思う。また,「社会開発とイスラーム」というテーマで様々な専門的な視点から多くの意見を拝聴できたことは私にとって大変有意義なものであった。

今回の研究会において,村瀬氏には河口堰問題の全国大会を翌日に控え,多忙を極められていたにもかかわらずお越し頂いた。胡氏も我々のためにわざわざ貴重な時間を割いて下さった。また,井上さんは会場の手配や現地案内などの労をとられた。以上の方々に心から御礼申し上げます。 (文責 川元豊和)


9月27、28日2班合同研究会の詳細決定 (8/5)

上記の件について2班より連絡がありました。詳細は、9月の予定表 または、English versionの9月の予定表をご覧ください。


シュクリー博士との懇談会の報告 (8/2)

8月1日、先にお知らせしたダマスクス大学法学部長Muhammad Aziz Shukri博士が、イスラーム地域研究事務局を訪問され、2時間ほどの懇談会がもたれました。氏は、国際法と国際法に関するシリアの指導的な研究者であり、現代中東の政治と国際関係について興味深いお話しをうかがうことができました。とりわけ、湾岸戦争についてはご自身の体験を含めて詳細な議論を展開され、そのほかトルコ・イスラエル関係、クルド問題、トルコにおけるイスラーム復興、中東和平のゆくえ、シリア外交のスタンスなど多彩なテーマについて自由な質疑が行われました。氏のような研究者とは今後ともコンタクトを保っていきたいものです。

なお、当日の出席者は次のとおりです。
佐藤次高・栗田禎子・酒井啓子・飯塚正人・黒木英充・長沢栄治・立山良司・小松久男(順不同)


『21世紀の<中東地域研究>を考える』報告書 (8/2)

上智大学アジア文化研究所より次のような連絡が届きました。

昨年12月に上智大学アジア文化研究所で行われた『21世紀の<中東地域研究>を考える』の報告書ができあがりました。報告者は、板垣雄三氏、宮治美江子氏、湯川武氏の3人で、板垣氏は現代地域研究を実践されてきた立場から、宮治氏は女性の立場と文化人類学的方法論から、湯川氏は歴史学的方法論から、中東イスラーム地域研究の在り方を考察されています。本プロジェクトを推進していく上でも、たいへん有益な提案がなれております。ご希望の方は、第二班事務局まで、住所等の連絡先を明記してご連絡ください。もちろんEメールでかまいません。なお数に限りがありますので、全員の希望に応じられないかもしれません。(私市正年 記)


第2班Cグループのイラン関係研究会準備会の報告 (7/23)

研究班2より次のような報告が届きました。

1997年7月19日開催の第2班Cグループのイラン関係研究会準備会での議論の結果を以下の通り、お知らせいたします。
場所:上智大学アジア文化研究所会議室
参加者,小牧昌平、近藤信彰、笹嶋建、徳増克己、平野豊、宮岡孝尚、山岸智子、山口昭彦(50音順)
今後の方針
1.研究会の名称:「イラン概念の再検討」研究会
2.研究会の開催:

開催ペースは隔月または三ケ月に一度程度
開催場所は上智大学、東京大学駒場キヤンパスなど
毎回、研究発表1件、書評・研究動向等1件を基本とする
参加希望者は事前に登録してもらう
参加者は一度は発表などを行う

3.第1回研究会予定
  10月4日(土) 10月の予定表を見て下さい。

4.成果発表の予定;
  1998年末刊行予定の『上智アジア学』第16号に掲載

なお、この研究会に登録希望の方、質問や関心のある方は、Eメールで
小牧昌平 s-komaki@hoffman.cc.sophia.ac.jp
または、第二班事務局 h-ono@hoffman.cc.sophia.ac.jp
までご連絡下さい。


全体集会パネルディスカッション速報が掲載されました (7/17)

「イスラーム地域研究は何を目指すか」と題するパネルディスカッションの模様が実況中継されています。どうぞお読みの上、意見を送って下さい。クリック・ヒア!!


ニュースレター第1号刊行! (7/17)

7月14日に開催された全体集会にあわせ、初めての広報誌「イスラーム地域研究ニュースレター」が刊行されました。各班、各グループの代表が抱負や計画を寄せています。今後、大学その他の研究機関に配布する予定ですが、送付を希望される方は総括班事務局にご連絡ください。また、ニュースレターの内容は、ホームページ上でも公開されています。


「聖者信仰をめぐる連続的な研究会」スタート!(7/17)

5班aグループでは8月5日(火)に「聖者信仰の諸相、イスラーム実践のひとつの相として」と題する研究会を開催します。詳細は、8月の予定表を見て下さい。


3班のホームページが地域研でリ・スタート (7/16)

3班のホームページが、地域研究企画交流センターのサーバー上で、改めてスタートしました。アドレスは、
http://www.minpaku.ac.jp/index03.htmです。総括班のメニューページからもリンクされています。


夏休み事務局の予定について (7/16)

総括班および研究班1の事務局も8月を夏休み期間とし、以下のように休みをいただきますので、よろしくお願いいたします。

8/11〜8/17のお盆期間は一斉休暇で閉室
その他の週は火曜日、金曜日のみ開室(それ以外の曜日は閉室します)


全体集会が開催されました (7/16)

7月14日に東京大学山上会館に於いて1997年度第一回全体集会が開催されました。研究分担者33名、研究協力者15名を含め、64名の出席がありました。夏休み直前の大学が忙しい時期にあたったためか分担者に欠席者が多かったことはたいへん残念でしたが、「イスラーム地域研究は何を目指すか」のテーマで活発な議論が行われました。

全体集会での配布資料は以下の通りです。


7月26日イスラム国家論研究会7月例会 (7/13)

イスラム国家論研究会より次のお知らせが届いています。

7月例会を下記の要領で開催します。
日時:7月26日(土) 午後1時30分-5時
会場:東京大学、法文1号館、317教室
報告者:菊地達也氏(東京大学イスラム学博士課程)
題目:10-12世紀におけるイスマーイール派神話とその意味
コメンテーター:野元晋氏(慶応義塾大学言語文化研究所 助手)
要旨:イスマーイール派の神話に関して、各々エジプト、イラン、イエメンでダーイーとして活躍した三人の思想家(西暦10〜12c)を取り上げ、この派の神話の意味構造とその社会的な意義を探る
問い合わせ先:大川玲子 MXK00744@niftyserve.or.jp

皆様万障繰り合わせの上、ご参加のほどお願い致します。


国際交流に関し、総括班からのお願い (7/11)

その1

英語版ニューズレター送付先
総括班では、英語版ニューズレターの編集作業を進めており、今月末には完成の予定です。これは間もなく出来上がる日本語版ニューズレターと対をなすもので、印刷物の形で外国の研究機関や研究者に広く配布されます。そこで、私たちのプロジェクトの情報を伝えたらよい、あるいは伝えるべきだとお考えの外国人研究者や研究機関をぜひご紹介下さい。名前、住所の他に、もし電話やファックス番号、電子メールアドレスが分かれば、それもお書き添え下さい。総括班で把握している情報はごくわずかですので、皆様の積極的なご協力をお願いします。情報の宛先はi-office@l.u-tokyo.ac.jpです。よろしくお願いします。

その2

各研究班の予算で今年度海外に派遣される方の予定や目的、および招聘者に関する情報は、総括班のホームページの国際交流情報に記載されています。より詳しい予定が決まりましたら総括班事務局に緊急にご連絡ください。招聘者についても、どんな研究者かわかるように、分野や業績も含めて掲示したいので、至急ご連絡ください。

また、プロジェクトの枠外でも多くのイスラーム地域研究に関連する研究者が来日されています。いつどこで研究会やシンポジウムがおこなわれるのかも、国際交流情報ページを通じて広報していきたいと思います。国際交流情報ページにある空欄に書き込んで、「send」ボタンをクリックしていただくと、メールとして総括班事務局に情報がおくられます。ご協力よろしくお願いします。


総括班主催 
8月1日ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士との懇談会 (7/11)

このたび外務省の招きで来日されるダマスクス大学戦略研究所所長ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士との懇談会がもたれることになりました。夏休み中ではありますが、皆様ふるってご出席下さいますようご案内申し上げます。博士の略歴と懇談会の日時は下記のとおりです。なお、準備の都合上、ご出席の方は、7月29日(火)までに総括班事務局までお知らせ下さい。

日時:8月1日(金)午後2時より、およそ1時間半を予定
場所:東京大学文学部アネックス2階小会議室

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ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士(1937年生)

ダマスクス大学法学部(国際法)助教授、同教授、同法学部長(1987-95年)を経て、現在ダマスクス大学戦略研究所長(1995 -)。この間、クウェートおよびヨルダン大学法学部客員教授、シリア外務省およびアラブ連盟法律顧問、ハーバード大学フルブライト研究員などを歴任。著名な国際法学者で、この分野ではシリアを代表する言論人。主著に「国連における民族自決の概念」(1965、英文)、「国際テロリズム:法的批判」(1991、英文)など。他にも著書・論文多数。


「アフガーニーと現代」シンポジウム (7/4)

1班a グループの主催で11月15日に開催されます上記タイトルのシンポジウムの大綱が決まりました。詳細については、1班のホームページに掲載されていますのでご参照ください。


英文ホームページ始動 (7/2)

総括班の英文のホームページが、ぼちぼち立ち上がり始めました。長らく、「トルコのお茶写真」で失礼しましたが、What's New? をはじめ、いくつかのページが始まっています。総括班としては研究会案内などを整理し英文でのせていく予定ですが、固有名詞の読み方、研究機関の英文名称などで苦労しています。研究会の案内を各班から「日本語」で流す際にはこれらの情報を英語表記で併記していただくよう、お願いします。また、各班のページや、実質的な研究レポートも順次、英文で公開していくのがプロジェクトの方針です。ご協力よろしくお願いいたします。


近現代イラン研究会(仮称)のよびかけ(2班Cグループより)(7/2)

第二班Cグループでは、前近代末期から近現代のイランを中心とする地域を対象に研究会を組織する計画をもっています。研究会の方向性や具体的な進行方法などについて、以下の日程で打ち合わせをしたいと考えておりますので、関心のある方のご出席をお願いいたします。なお、会場の都合上、ご出席を予定される方は、事前に第二班事務局か小牧昌平宛に Eメールでお知らせください。

日時:7月19日(土曜日) 午後2時より
場所:上智大学アジア文化研究所会議室(10号館6階608号室)
連絡先:
第二班事務局
  Phone: 03-3238-3162
  e-mail: h-ono@hoffman.cc.sophia.ac.jp
小牧昌平
  Phone: 03-3238-3990(研究室直通)
  03-3238-3697(事務室)
  e-mail: s-komaki@hoffman.cc.sophia.ac.jp


全体集会開催迫る!「イスラーム地域研究」は何を目指すか (7/2)

既に6月18日に掲示しましたように、来る7月14日(月)に全体集会が行われます。夏休み直前のお忙しい時期と思いますが、万障お繰り合わせのうえ、ご出席いただくようお願いいたします。なお出欠を事務局までご連絡ください。プログラムの詳細は次のとおりです。

日時:7月14日(月)1時受け付け開始
場所:東京大学山上会館(東大・本郷キャンパス内御殿下グラウンドわき)

13:30-16:30 パネルディスカッション
基調報告:佐藤次高(東京大学)
パネラー:
  家田修(北海道大学スラブ研究センター)
  岡部篤行(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)
  栗田禎子(千葉大学文学部史学科)
  村井吉敬(上智大学外国語学部)
司会:
  長沢栄治(東京大学東洋文化研究所)
  羽田正(東京大学東洋文化研究所)

16:30 事務連絡
17:30 懇親会(於 山上会館1階ホール)
19:30 懇親会終了

まだ発足直後なので、参加者の皆さんは今回のプロジェクトについて、いろいろな期待や抱負、疑問や不安をお持ちのことと思います。そこで、今回の全体集会のテーマは、<「イスラーム地域研究」は何を目指すか>としました。まず、研究代表者の佐藤次高氏に、このプロジェクトの狙いと可能性について語っていただきます。抽象的な表現を用いた理念ではなく、具体的な目標や研究方法などについて話をしていただく予定です。

それを承けて、4人のパネラーの方々からコメントと抱負、提言を頂きます。その後、参加者からも自由に発言を頂く予定です。「イスラーム地域研究」は何を目指すかという点に関して、全員で一定の意志統一が出来ればと考えていますので、研究分担者、協力者の皆さんはぜひ積極的にご参加下さい。


メフメト・ゲンチ氏講演会のお知らせ(5班後援) (6/30)

山形大学の招聘により来日されますオスマン朝経済史家メフメト・ゲンチ氏の講演会を、研究班5の後援により東京で開催することになりました。ゲンチ氏は、トルコ共和国マルマラ大学で教鞭をとられる一方、在イスタンブル・オスマン古文書館で長年にわたりオスマン朝社会経済史研究にとりくんでこられ、オスマン朝社会経済史研究の第一人者として知られます。多くの方のご参加をお待ちいたしております。

日時:7月5日(土)2時〜5時
場所:東大文学部アネックス(新プロ事務棟)会議室
題目:オスマン朝改革期における国家と経済:継続と変化
お問い合わせ先:新プロ事務局 i-office@l.u-tokyo.ac.jp


中東調査会「中東を知るセミナー」のお知らせ(6/24)

中東調査会より次のようなお知らせが届いています。

第三回「中東を知るセミナー−中東地域の国家を考える−」のお知らせ

日時:7月30日(水)10:00〜17:00
場所:新宿アイランドホール(新宿区西新宿、新宿アイランドタワー内)
参加費:無料
申し込み方法:ご希望の方は下記にご連絡の上、申し込み用紙にてお申し込みください。
  電話 03-5323-2145  Fax 03-5323-2148
セミナー内容
  歴史にみるイスラム国家(仮題) 後藤明氏(東京大学教授)
  国民国家とイスラム(仮題) 加藤博氏(一橋大学教授)
  国家と水資源(仮題) 村上雅博氏(高知工科大学教授)
  パネルディスカッション「現代の中東地域における政治・社会改革運動」
    飯塚正人氏(東外大助手)、池田明史氏(東洋英和女学院助教授)
    私市正年氏(上智大教授)、富塚俊夫氏(四天王寺国際佛教大学教授)
    長場紘氏(アジア経済研究所研究主幹)、八尾師誠氏(東外大助教授)


アーセフ・バヤート氏講演会のお知らせ(6/24)

次のようなお知らせが届いています。

来日されるアーセフ・バヤート氏を囲み、イラン地域研究に焦点をあてた研究会を開きます。
日時・場所:6月26日(木)2時〜6時 アジア経済研究所新館会議室3A
報告者:Asef Bayat, American University in Cairo, Associate Professor
報告タイトル:A viewpoint for Iranian Political Development (仮題)

バヤート氏の論文"The Coming of a Post-Islamist Society"にそった内容が基調報告となりますが、ひろく、イランの社会=政治情勢の展開、内外のイラン研究の現状、その他、参加者から提供される話題にそって話し合う予定です。
参加予定者(アイウエオ順)
岩崎葉子、小牧昌平、近藤信彰、桜井啓子、鈴木均、高橋和夫、富田健次、原隆一、アリー・フェルドウスィー、山岸智子、その他大学院生若干名
会場の都合があるので参加希望者は前もって鈴木QYZ03174@niftyserve.or.jpあるいは山岸tomokoy@boz.c.u-tokyo.ac.jpまで連絡をお願いします。 (文責:山岸智子)


IAS ホームページ改装!(6/22)

現在ご覧のイスラーム地域研究のホームページの装いが変わりました。
内容的な変更点は、予定表を月単位の表中心にしたこと、総括班からのページの構成を若干手直し、「総括班事務局への地図」、「国際交流情報」、「コンピュータに関する情報」という新しい項目が加わった点などです。

このうち、「国際交流情報」には、IAS(新プロ)の予算による招聘、派遣だけでなく、様々な形で来日する研究者についての情報を集約し、情報を共有する手段としたいと考えています。情報は、ホページのなかにある白枠に書き込んでいただいて「送信」ボタンを押すと事務局に送られます。どうぞ、情報をお寄せください。(なお、ブラウザ--Netscape etc.--のメールの設定が行われていないと送信できません。送信ができない場合にはチェックしてみてください。それでも送れない場合は、通常のメールで同様の内容を送ってください。)

「コンピュータに関する情報」には、保坂修司氏(中東調査会)による「ウィンドウズでアラビア語を使う」と題する有用な情報が掲載されました。Arabic Language Kit を秋葉原で買ってくればよいMacintosh ユーザーに比べて苦労の多いウィンドウズ・ユーザーの方、どうぞご覧下さい。

ホームページの内容その他についてご意見をいただけると幸いです。


今年度の海外派遣者リスト (6/20)

今年度、本プロジェクトの枠内で外国に出張する方々として現在、総括班に報告されているのは以下の方々です。出張用務の詳細と帰国後の報告は、各班のホームページに掲載して下さい。

  • 研究班1
    • 竹下政孝
      ハンガリー(7月5日-16日)
      ブダペスト大学・国立アカデミア図書館における資料調査・研究打ち合わせ
    • 高橋和夫
      トルコ(日程未定)
      トルコの宗教政党の動向および経済動向の分析
    • 八尾師誠
      イギリス、イラン(9月14日-10月6日)
      ホメイニ研究に関する打ち合わせと資料収集
    • 堀井優(研究協力者)
      イタリア、トルコ、エジプト(10月6日-24日)
      東地中海世界の国際商業と法システムの比較研究
    • 柳橋博之
      スペイン、モロッコ(12月16日-1月10日)
      西方イスラーム世界におけるイスラーム法の実態に関する調査・研究
    • 石田憲
      イギリス、オランダ、ドイツ(7月24日-8月27日)
      地中海イスラーム地域における脱植民地化と紛争の発生に関する調査・研究
  • 研究班2
    • 宮治一雄
      モロッコ、アルジェリアまたはチュニジア、フランス(8月22日-9月17日)
      「中東の社会開発」現地調査
    • 松本光太郎
      2月18日から3月11日
      中華人民共和国雲南省(イスラム教徒居住地)
      より具体的には個旧市、通海県、開遠市、硯山県、昆明市、大理市など。
    • 清水学
      アゼルバイジャン、イラン、グルジア(1998年2月or3月15日間)
      「イスラーム世界の地域経済統合と資本移動」調査
    • 木村喜博
      シリア、レバノン、エジプト(11月に10日間)
      「中東諸国の政治・経済戦略」調査
    • 間寧
      トルコ(8月5日-17日)
    • 黒木英充
      シリア、トルコ(10月1日-31日)
    • 東長靖
      アメリカ(10月21日-30日)
      アメリカにおけるスーフィズムの研究動向調査
    • 宮岡孝尚(研究協力者)
      トルコ(9月1日-10日)
      トルコ民族主義とイスラーム主義に関する研究動向調査
  • 研究班3
    • 赤嶺淳
      フィリピン、マレーシア、シンガポール(11月24日-12月15日)
      現代イスラーム関連資料収集
    • 王柯
      中国(8月10日-9月10日)
      現代中国におけるムスリム社会の現状に関する調査および資料収集
    • 加藤博
      エジプト(98年3月)
      中東における草の根民衆組織と国民国家に関する調査、資料収集
    • 川島緑
      フィリピン(98年3月1日-14日)
      イスラーム・ネットワーク形成に関する調査
    • 山内昌之
      モロッコ、スペイン(9月22日-10月10日)
      詳細未定
  • 研究班4
    • 浅見康司、新井勇治、曲渕秀国、及川清明
      江川光(総括班派遣)が現地で協力。
      トルコ(9月18 日-10月6日)
      トルコ都市調査
  • 研究班5
    • 大稔哲也
      フランス、エジプト(8月-9月)
    • 湯川武
      東南アジアまたは中国(時期未定)
  • 研究班6
    • 梅村担
      中国(新彊省など)(8月-9月)
      中国ムスリム関係資料収集調査
    • 小名康之・露口哲也(立教大大学院・研究協力者)
      インド・パキスタン(97年12月-98年1月)
      南アジア関係資料収集調査
  • 総括班
    • 佐藤次高
      モロッコ、スペイン、ドイツ(9月19日-10月4日)
      各国の関係諸機関での研究動向の調査と本プロジェクトとの連携研究の確立
    • 小松久男
      ウズベキスタン、ドイツ、トルコ(10月6日-10月20日)
      各国の関係諸機関での研究動向の調査と本プロジェクトとの連携研究の確立
    • 林佳世子
      トルコ(8月20日-9月10日)
      総括班パイロット研究のための予備調査、研究連絡
    • 江川ひかり(研究協力者)
      トルコ(9月11日-10月5日)
      総括班パイロット研究協力者としてバルケスィルにおける調査

全体集会「イスラーム地域研究」は何を目指すか(6/18)

来る7月14日(月)に行なわれる全体集会のプログラムの詳細が決まりました。

日時:7月14日(月)1時受け付け開始
場所:東京大学山上会館(東大・本郷キャンパス内御殿下グラウンドわき)

13:30-16:30 パネルディスカッション
基調報告:佐藤次高(東京大学)
パネラー:
  家田修(北海道大学スラブ研究センター)
  岡部篤行(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)
  栗田禎子(千葉大学文学部史学科)
  村井吉敬(上智大学外国語学部)
司会:
  長沢栄治(東京大学東洋文化研究所)
  羽田正(東京大学東洋文化研究所)

16:30 事務連絡
17:30 懇親会(於 山上会館1階ホール)
19:30 懇親会終了

まだ発足直後なので、参加者の皆さんは今回のプロジェクトについて、いろいろな期待や抱負、疑問や不安をお持ちのことと思います。そこで、今回の全体集会のテーマは、<「イスラーム地域研究」は何を目指すか>としました。まず、研究代表者の佐藤次高氏に、このプロジェクトの狙いと可能性について語っていただきます。抽象的な表現を用いた理念ではなく、具体的な目標や研究方法などについて話をしていただく予定です。

それを承けて、4人のパネラーの方々からコメントと抱負、提言を頂きます。その後、参加者からも自由に発言を頂く予定です。「イスラーム地域研究」は何を目指すかという点に関して、全員で一定の意志統一が出来ればと考えていますので、研究分担者、協力者の皆さんはぜひ積極的にご参加下さい。

なお、分担者の方でまだ出欠の連絡を出していない方は、至急メールにて事務局までご連絡下さい。i-office@l.u-tokyo.ac.jp


イスラム国家論研究会のお知らせ(6/18)

イスラム国家論研究会より次のようなお知らせが届いております。

イスラム国家論研究会6月例会の案内をさせていただきます。今月の例会は、北海道大学大学院博士課程の及川秀和氏にご報告をお願いしました。

日時:6月28日(土)午後1時30分−5時
会場:東京大学、法文1号館、115教室(東大正門から入って銀杏並木を直進し、左側2番目の棟です。銀杏並木沿いの扉から入るとすぐ左角が115番教室です。)
題目:ウズン・ハサンの対オスマン朝政策:15世紀後半のアナトリア情勢とオスマン、アク・コユンル戦(仮題)

もしお知り合い(特に学生、院生)でこの研究会をご存知ない方がおられましたら、この「お知らせ」の内容を伝えていただければ幸いです。お問い合わせは、今月例会の世話役、堀井優(東京大学大学院博士課程)まで。メール-アドレス: lh27050@hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp


2班のホームページ始動!(6/18)

2班から次のお知らせが届いています。

上智大学のサーバー上で、2班の新しいホームページが始動しました。URL アドレスは、
http://pweb.sophia.ac.jp/~h-ono/ です。(左のメニューから入れます。)どうぞ、よろしく。


総括班会議の報告(6/14)

6月10日、総括班会議が総括班事務棟会議室においてひらかれました。議題は次の8つでした。

  1. イスラーム地域研究センター構想について
  2. 研究成果の刊行〜出版社との交渉状況について
  3. 7月14日全体集会のプログラム
  4. 総括班予算の使い方について
  5. 総括班の構成と役割分担について
  6. 学振特別研究員について
  7. 各担当者からの報告
  • 情報システム
  • 広報・出版
  • 国際交流
  • 総務
  1. その他

その中で国際交流の基本方針が改めて確認され、分担者の皆さんに次の点が要請されました。(参照 i-mlist 37)

  1. 近いうちに英文のホームページを立ち上げ、同時に英文での電子メールを外国に送ることを始めます。ついては、以前からお願いしていることですが、研究会のお知らせをメーリングリストなどに投函される際に、その研究会の主要言語が日本語であっても、研究会のテーマや発表題目の英訳を必ず付加して下さい。また、日本人の名前のうち、読みが難しそうなものには、ふりがな、ないしローマ字を付して下さい。
  2. このプロジェクトの枠内で外国に出張される方は、帰国後、各班のホームページにできるだけ詳細に報告を記して下さい。各班から外国に派遣される方のリストは、総括班のホームページにまとめて記載します。
  3. 来年度以降の外国人研究者の招聘、日本人研究者の派遣に関しては、プロジェクト全体としてある程度のバランスを考えながら進めて行く必要があります。来年度の方針について、秋口までに皆さん方にご連絡しますので、あまり先走って準備を始めないようにお願いします。
  4. 上記の件についてご意見、ご質問がある場合は、総括班事務局までご連絡下さい。以上、よろしくお願いします。

また、7月14日のプログラムの大綱が決まりました。来週中には詳細をご報告しますが、7月14日1時より東大本郷キャンパス山上会館にて行いますので必ず予定にいれておいてください。

なお、はじめて文学部アネックス内の総括班事務棟会議室において会議を行いましたが、設備も整っておりなかなか快適です。各班、グループの研究会等にどうぞご利用ください。


招聘外国人研究者の追加(6/13)

5月14日掲載のニュースで掲載した招聘者リストに追加です。総括班では、すでに決定している二名の外国人研究者に加えて、今年度新たにもう一 人の外国人研究者の招聘を決定しました。

R. Stephen Humphreys(アメリカ合衆国)
招聘予定期間 10月19日-11月1日
1991年に出版された名著Islamic Historyの著者です。ご期待下さい。


新着 研究会のお知らせ(6/13)

研究班4と研究班3より、研究会のお知らせが届いています。くわしくは、左のメニューより「予定表」を選んでください。

研究班4 6月13日 IAS with GIS作業研究会(於:東大都市工学科 岡部研究室)

研究班3 6月20日 Prof. Cynthia Nelson(カイロ・アメリカ大学人文社会科学部長)講演(於:東大東洋文化研究所)


2班事務局開設のお知らせ(6/10)

2班から次のようなお知らせが届きました。

第2班の事務局が本格始動いたしました。月曜日から金曜日まで午前10時半頃から午後3時まで(火、水は5時まで)開かれています。連絡その他は、下記あてにお願いします。今後ともどうぞよろしくお願いします。

住所 東京都千代田区紀尾井町7-1
   上智大学アジア文化研究所
   イスラーム地域研究事務局
場所 上智大学10号館637号室
電話 03-3238-3162(直通)
   03-3238-3697(アジア文化研究所)
FAX? 03-3238-3690
e-mail:h-ono@hoffman.cc.sophia.ac.jp
事務局員 小野仁美・宮岡孝尚・佐伯奈津子


新着 研究会のお知らせ(6/9)

研究班2と研究班3より、6月・7月に行われるシンポジウム、研究会のお知らせが届いています。くわしくは、左のメニューより「予定表」を選んでください。

研究班2-a 6月12日ミニシンポジウム「中国雲南の少数民族と自然保護の現状」(於:東京経済大学)

研究班2-a 7月6日〜7月7日「長良川河口堰建設問題」に見られる環境と地域運動、他(於:岐阜市)

研究班3 6月23〜25日ワークショップ:Development and Culture in Asia - Comparative Study on Grassroots Solidarity among Peoples in Asian Countries(於:一橋大学)

研究班3 7月5日〜6日シンポジウム「ファンダメンタリズムを考える」(於:東京都立大学)


総括班事務局が引っ越しました(6/7)

かねてよりお知らせいたしておりましたが、ようやく総括班事務局の引っ越しが終わり、本格的な事務体制が整いました。新築の東大文学部アネックスに電話がひけ、インターネット接続可能になるまでにかなり時間がかかりました。皆様にはいろいろとご不自由をおかけしましたが、事務局には事務室のほか、共同研究室、会議室などもそろっております。研究会等に是非ご利用ください。アクセスは、地下鉄根津駅(千代田線)より徒歩5分。東大本郷キャンパスからはちょっと遠いですが、交通の便はいいところです。

引っ越しに伴い、電話番号とファックス番号が以下のように変わりました。

TEL 03-5684-3285 (直通)(1999年5月10日より、03-5841-2687)
FAX 03-5684-3279            (1999年5月10日より、03-5841-2686)

電子メールアドレスは、変わらず i-office@l.u-tokyo.ac.jp です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


6班(東洋文庫)の事務局開設(6/3)

6班からのお知らせです。

第6班の事務局が開設されました。電子メールのアドレスは、IAS6@toyo-bunko.or.jp です。6班の研究活動についてのご質問、お問い合わせはこちらにご連絡ください。今後ともよろしくお願いいたします。(担当・深見和子)


緊急連絡!2班会議(5/30)

第2班からのお知らせです。

第2班の事務局がようやく開設されました。ついては、今後の研究体制、研究会や海 外出張の具体的相談をしますので、2班メンバーの方はお集りください。急な日程で申し訳ありませんが 、よろしくおねがいします。出欠の返事をください。

日時 6月7日(土)午後2時
場所 上智大学アジア文化研究所会議室(10号館608)
出欠の連絡先 m-kisaic@hoffman.cc.sophia.ac.jp


全体集会の日時決定!(5/28)

今年度の全体集会の日程が下記のように決まりました。すでに各班の研究会などの活動は始まっていますが、本プロジェクト全体としてはこれを出発点にしたいと思います。詳細は追ってご連絡しますが、予定に入れておいていただくようお願いいたします。

日時 7月14日(月) 午後1時より
場所 東京大学本郷キャンパス 山上会館


5班aグループ会合の報告(5/28)

5班aグループから次のような報告が届いています。

私共研究グループ5aではさる5月10日早稲田大学国際会議場共同会議室5において、今年度第一回の会合を開きました(非公開)。会場を御提供くださいました日本中東学会第13回年次大会実行委員会に感謝申し上げます。

席上、以下の事項が伝達、合意および承認されました。

  1.  
  2. ネットワークの早期構築(内容省略)
  3. 予算の総額と概要(内容省略)
  4. 在外調査:大稔哲也先生(九州大学文学部)を9月1日から30日まで、パリ、ライデン、カイロに派遣する。
  5. 研究者招聘:今年度は行わない。
  6. 本年度研究のキーワード(以下に詳述)

本年度研究の基礎的方針

「歴史学者と人類学者の出会い」を主題とする5班の中で、グループ5aは「生活の中のイスラーム」を分担します。これは、現地調査などを通して、生活の中に実践されるものとしての信仰、あるいは信仰の発現形としての生活の形を考えるということでもありますが、同時に規範的固定的に捉えられることによって硬直したイスラームの理解がなされることに抗し、流動的、動態的な理解の視線をイスラームの現実に向けることでもあります。私たちは生活そのものの多様性を充分に考慮するとともに、地域や時代の多様性、さらに研究者の分野とアプローチの多様性を重視し、研究の統合と解体の狭間を常に行き交いすることで何物かを積み上げることを目指したいと考えます。そのために、私たちのグループでは統一したテーマを設定せず、いくつかのキーワードを胸に各自の研究を深め、テーマと研究者の出会うところを模索するという手法を取ることとしました。現在のところ、キーワードとしては次のようなものが上げられています。

移動とネットワーク(人と人をつなぐもの)/大きな世界と小さな世界(大伝統と小伝統、基層文化、地域的脈絡、国家の浸透、シンクレティズム)/生活の技法(民俗知識、「技」、生活戦略)/生活の表象化(絵画、音楽、映像、メディア)/移ろうものと留まるもの(定着と非定着、流行、イスラームの動と静)/生活の中のシンボル(聖なるものなど)/イマジネーションの世界(霊的事象など)/生と死/生活と風土

次回会合は6月28日に東京大学東洋文化研究所での開催を予定しています。グループ5bとの合同班会議の後、グループ会合において今年度の各自の研究テーマと関心を発表し、相互の関連付けをすべく討議を行います。それとともに研究会や共同研究など具体的な研究協力の形を決定します。次回のグループ会合は非公開としますが、それ以降は多くの研究者の協力を仰ぐとともに、他のグループの研究にも積極的に関わり、グループを横断接合する役割をも当グループが果たすことを活動の一環としたいと思います。


各班のホームページがそろいました(5/19)

6つの班、全部のホームページに左のメニューからはいることができるようになりました。まだまだ準備段階ですが、各班とも鋭意と努力中です。乞うご期待。


東洋文庫特別講演会のお知らせ(5/18)

財団法人東洋文庫から次のようなお知らせが届きました。

東洋文庫では下記の要領で特別講演会を開催します。聴講無料です。どうぞご参加ください。

日時:5月20日(火)15時〜17時
会場:東洋文庫2階会議室
(文京区本駒込2-28、JR駒込駅下車徒歩10分)

報告者&演題:
Dr. Abd al-Razzaq MOAZ(ダマスクス・フランス・アラブ研究所研究員)
Earliest Surviving Madrasas in the Islamic World: Selcuk Madrasas of Damascus: Architecture, Patronage and Society (ダマスクスのセルジューク朝時代のマドラサ−建築、パトロネージ関係、社会)

連絡先: islam@toyo-bunko.or.jp


イスラム国家論研究会のお知らせ(5/17)

イスラム国家論研究会から次のようなお知らせが届きました。

イスラム国家論研究会5月例会のお知らせ

日時  5月24日(土)13時〜16時半
会場  明治大学大学院棟1階第一会議室
   (JRお茶の水駅下車徒歩2分)
報告者 黒岩高(東京大学大学院)
テーマ 中国西北部の「軍事化・武装化」と回民蜂起
連絡先 lh27050@hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp


急募!英文担当アルバイト(5/16)

総括班の事務局では、英文ホームページや英文電子メールを担当する英語専門のアルバイトを募集しています。仕事は、日本語のホームページに掲載されたり、電子メールで流された各種の情報を英訳すること、外国人研究者に連絡の手紙を書くことなどが主です。従って、和文英訳や英文のチェックが主となります。仕事の量によって、週に一日ないし二日総括班の事務局(東京大学・本郷)で働いてもらいます。プロジェクトは五年続きますので、五年間続けて働いて頂ける方を優先します。もちろん、先のことは分かりませんから、とりあえずは、当分の間、ということで結構です。もし、この仕事に興味をお持ちの方に心当たりがおありでしたら、総括班事務局 i-office@l.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。手当、日数など、諸条件は面談の上で決定させていただきます。どうぞよろしくお願いします。


今年度の海外からの招聘予定者について(5/14)

今年度このプロジェクトの枠内で招聘が予定されている外国人研究者は以下の方々です。これは本日までに班から寄せていただいた報告に基づいて作成したものです。人名がカタカナやローマ字で記されて不統一である上、研究テーマが未詳な方もあり、リストとしてははなはだ不完全なものですが、とりあえず、第一報としてお知らせします。今後、招聘者の数がもう少し増える可能性もあります。研究会や講演会の日程などの続報が入り次第、順次ホームページ上でお知らせして行きます。

  • 研究班1
    • ムハンマド・シュクリー・サーレフ(マレーシア工科大学)
      イスラーム復興主義およびイスラーム政治経済学 来日時期:97年9月1日-14日
  • 研究班2
    • Paul Luft(英、マンチェスター大学)イラン史
    • 高発元(中国、雲南大学)
    • Ulke Aribogan(トルコ・イスタンブル大学経済学部) 3名ともに、来日時期未定
  • 研究班3
    • アーセフ・バヤート(エジプト、カイロ・アメリカ大学助教授)
      イスラーム社会運動の理論的枠組みに関する研究
      来日時期:97年6月21-28日
    • イスケンデル・パラ(トルコ、ミマル・シナン大学助教授)
      トルコ国民主義生成期に関する研究
      来日時期:97年10月21-30日
    • ムハンマド・アフィーフィー(エジプト)
      エジプトにおける非ムスリム・マイノリティに関する研究
      来日時期:98年1月20日前後1週間
      (民博で開催の文部省シンポに出席)
    • セリム・イルキン(トルコ、イスラーム諸国統計経済社会研究研修センター研究員、元中東工科大学教授)
      トルコ近代経済史に関する研究
      来日時期:98年1月20日前後1週間
      (民博で開催の文部省シンポに出席)
    • サミー・スムーハ(イスラエル)
      イスラーム世界のユダヤ教徒に関する研究
      来日時期:98年1月20日前後1週間
      民博で開催の文部省シンポに出席)
  • 研究班4
    • Ayse Sema Kubat(トルコ、イスタンブル工科大学教授)
      来日時期未定(多分10月以降)
  • 研究班5
    • Abd al-Rahim Ali M. Ibrahim(スーダン)
      イスラム思想史、アフリカのイスラム運動
      来日時期:97年9月または98年1月
  • 総括班
    • Abdeljelil Temimi(チュニジア)
      オスマン朝史
      来日時期:97年10月初め、または12月初め
    • Timur Kocaoglu(トルコ、イスタンブル・コチ大学教養学部)
      中央アジア地域研究
      来日時期:98年3月
    • R. Stephen Humphreys(アメリカ合衆国)
      来日時期:10月19日-11月1日

イラン・ホラーサーン州地震被災者救援募金について(5/14)

上記の件について、発起人の方より次のような呼びかけが寄せられました。

***

イラン・ホラーサーン州地震被災者救援募金の御願い

 既に新聞報道などを通じて御存知の通り、5月10日にイラン北東部ホラーサーン州ビールジャンド近郊で発生致しました地震(マグニチュード7.3規模)により、多数の死傷者が出ており、その後も余震が続く中、現在被災者の救出・救援活動が急がれております。今回の地震による死者の数は少なくとも1600人(5月13日イラン政府発表)に達し、更に負傷者及び家を失った人々の数はその数倍に上ると推定されております。
 イラン研究に携わる私どもは、本年2月末にイラン北西部アルデビール周辺で発生した地震(M.6級)に際しても微力ながら募金などの支援を行いましたが、今回更にその支援の輪を広げ、日本にいながら少しでも被災者救援活動への助力を拡大したく、急遽ここに皆様に救援募金への御協力をお願いする次第です。
 救援募金に御賛同頂ける場合には、大変恐縮ですが、直接下記の口座に御振り込みいただくか、或いは最寄りの発起人まで御連絡頂けれ幸いに存じます。
 なお、在京イラン大使館から、被災地への援助として、テント、毛布、、衣類、ビニールシート、クワ・ツルハシ、敷布団、水筒、シーツ(白)などの物資を必要としている旨の情報があり、これにつきましてはイラン大使館商務部(電話03−3446−8015、ファックス03−3446−9002、〒106東京都港区南麻布3−10−32)まで直接御問い合わせのうえ、御協力賜りたく御願い申し上げます。

イラン地震被災者救援募金連絡会議

   1997年5月14日

連絡会議発起人氏名(所属・連絡先、50音順)
小牧昌平(上智大学アジア文化研究所助教授
03-3238-3990)
鈴木均(アジア経済研究所地域研究部
03-3353-4231)
藤井守男(東京外国語大学外国語学部助教授
03-5974-3487)
宮田律(静岡県立大学国際関係学部助教授
054-264-5333)
吉村慎太郎(広島大学総合科学部助教授
0824-24-6368)

*救援募金口座*
東京三菱銀行 新赤坂支店 (普)0553557
口座名義 イラン・イスラム共和国
(Embassy of the Islamic Republic of Iran)


上智大学アジア文化研究所講演会(5/10)

上智大学アジア文化研究所から次のようなお知らせが届いています。

**************

上智大学アジア文化研究所では創立15周年を記念し、つぎのような連続講演会を開催します。入場は無料です。
会場 上智大学中央図書館8階L-812室(JR四ッ谷駅徒歩3分)
問い合わせ先 上智大学アジア文化研究所
tel 03-3238-3697

プログラム
5月23日(金)6時〜8時
中里成章(東京大学東洋文化研究所教授)
「インド経済計画システムの起源−戦時経済体制との関連で−」

5月30日(金)6時〜8時
James Francis WARREN(オーストリア マードック大学教授)
「Broken Birds −シンガポールの『からゆき』さん−」

6月6日(金)6時〜8時
新田栄治(鹿児島大学教授)
「バンチェンとその後−鉄・塩・銅鼓−」

6月13日(金)6時〜8時
Jacques DOMARCAY(フランス極東学院教授)
「建築学から見たアンコール遺跡」

6月20日(金)6時〜8時
佐藤次高(東京大学教授)
「中東・イスラーム文化の理解−歴史の視点から−」


ホームページ作成講習会開催される(5/3)

去る4月26日(土)に、各研究班の事務担当の方々の参加を得て、ホームページ作成講習会が東京外国語大学1113教室で開催されました。講師は、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助手の奥貫圭一さんが務めてくださいました。その成果として、研究班2、研究班5、研究班6のホームページがすでに公開されています。メニューから入れますので、是非ごらんください。


研究分担者・協力者メーリングリスト始動!(5/2)

「イスラーム地域研究」プロジェクトの情報を直接研究分担者や研究協力者の方に届けるメーリングリストが始動しました。分担者の方は自動的に登録されております。研究会のお知らせなどは、各班、各グループでこのメーリングリストを活用してメンバーに伝えてください。このメーリングリストには、研究分担者の他、すでに登録されている研究協力者の方も含まれています。詳しくは、ホームページの「研究分担者室」インターネット利用マニュアルをご参照ください。どうぞご活用ください。


中東学会年次大会のお知らせ(4/15)

日本中東学会から次のようなお知らせが届いています。

日本中東学会第13回年次大会のお知らせ
 会期 1997年5月10日、11日
 会場 早稲田大学国際会議場(新宿西早稲田1-20-14)
 問い合わせ先 大会実行委員会事務局
 tel 03-5285-1304
 fax 03-5285-1305

プログラム
5月10日(土)
13:00 開会挨拶 吉村作治
13:05 公開講演 板垣雄三「中東研究と新しい知のパラダイム」
14:20〜17:30
    情報フォーラム「中東地域におけるフィールドワークの現状」

5月11日(日)10:00〜16:50
第1会場
白岩一彦, The Illustrated Arabic Manuscript of Rashid al-Din's History of China in the Bodleian Library
Nasr Addin, The Proper Nouns of Horses in Ibn El Kalbi's Book
新井勇治「シリア・ダマスクスにおける住空間について」
菊池忠純「マムルーク朝時代15世紀半ばの歴史記述について」
堀井優「15世紀後半以後のマムルーク朝下アレキサンドリア」
三浦徹 「イスラム法廷文書と都市社会」

第二会場
Chun Chan Mo, The Disinctive Role of Arabic Prepoticions
Jeong Kyu Yeong, The Test and Types of Arbic Ideoms
栄谷温子 「古典アラビア語の品詞分類」
櫻井秀子 「アリー・シャリーアティーのイスラーム社会論について」
楢崎勝則 「アラム語内の古典シリア語の動詞の特徴について」
西尾哲夫 「ダヒール論−アラブ社会における「他者」の原像をもとめて」
森高久美子 「アラビアン・ナイトとマレー・イスラム文学」

第三会場
Chun Chae Ok, Understanding Thoughts of Fatima Mernissi
アーデルアミンサーレ 「19世紀末におけるエジプトの「民衆語」認識」
秋葉淳 「オスマン帝国近代のウラマー」
小牧昌平 「18世紀のホラーサーン」
小松香織 「オスマン帝国末期の官営海運」
松井真子 「19 世紀前半のトルコ・アヘン交易とイズミルの市場監督官」
吉村慎太郎 「1921年クーデター政権崩壊後のイランの政治情勢」

第四会場
Rezrazi El Mustafa, Pan-Islamism and Pan-Asianism during Meiji Era
Yasumasa Kuroda, Japan-West Asian Relations
大月恵美子 「地中海経済圏とマグレブ」
小島宏 「トルコにおける有配偶女子の労働供給」
鈴木瑛子 「トルコ共和国における遊牧民の社会集団に関する一考察」
三尾真琴 「レバノンにおけるアルメニア社会の構造と位置づけ」

第五会場
Kassem M. Wahba, Diglossia and Linguistic Variation in Educated Spoken Arabic
近藤二郎, So-called Enigmatic Ostraca from the Western Calley of the Kings
高宮いづみ 「ナカダ文化における威信財について」
長谷川奏 「メンフィス地域におけるローマ時代時の分布について」
川床睦夫 「19世紀後半のラーディー家文書(トゥール出土)について」
真道洋子 「トゥール遺跡出土の東方系ガラス製ブレスレットをめぐる考察」
店田廣文 「エジプトの首都カイロにおける同郷者団体調査」


メーリングリストの準備について(4/8)

本プロジェクトでは、ほとんど全ての連絡、広報活動は電子メールとホームページを使って行います。電子メールは、IASメーリングリストを使って全分担者、研究協力者に送信されます。詳しくは、ホームページの「研究分担者室」インターネット利用マニュアルをご参照ください。

研究分担者の方は、全体集会の時に配られた名簿にあるメイル・アドレスでメーリング・リストに登録してよいかご確認ください。また、メーリングリストに入っていただきたい研究協力者の推薦もお願いします。

IASメーリングリストの始動に先立ち、総括班のメーリングリストが4月7日より機能しはじめました。各研究班や研究グループで独自のメーリングリストを必要とするところは、総括班事務局まで電子メールでご連絡ください。


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