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1997年8月 | ||
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ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士との懇談会 (新プロ事務局棟Annex, 2時より) |
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5班aグループ研究会「聖者信仰の諸相、イスラーム実践のひとつの相として」(新プロ事務局会議室1時〜5時) |
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5班Bグループ研究会アフメト・ジハーン氏講演会(於:慶応大学) |
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このたび外務省の招きで来日されるダマスクス大学戦略研究所所長ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士との懇談会がもたれることになりました。夏休み中ではありますが、皆様ふるってご出席下さいますようご案内申し上げます。博士の略歴と懇談会の日時は下記のとおりです。なお、準備の都合上、ご出席の方は、7月29日(火)までに総括班事務局までお知らせ下さい。
日時:8月1日(金)午後2時より、およそ1時間半を予定
場所:東京大学文学部アネックス2階小会議室-----------------------------------
ムハンマド・アジーズ・シュクリー博士(1937年生)
ダマスクス大学法学部(国際法)助教授、同教授、同法学部長(1987-95年)を経て、現在ダマスクス大学戦略研究所長(1995−)。この間、クウェートおよびヨルダン大学法学部客員教授、シリア外務省およびアラブ連盟法律顧問、ハーバード大学フルブライト研究員などを歴任。著名な国際法学者で、この分野ではシリアを代表する言論人。主著に「国連における民族自決の概念」(1965、英文)、「国際テロリズム:法的批判」(1991、英文)など。他にも著書・論文多数。
日時:8月5日(火曜日)午後1時より5時
場所:新プロ総括班事務局会議室(東京大学文学部アネックス)
連絡先:赤堀雅幸(m-akahor@hoffman.cc.sophia.ac.jp)主題:聖者信仰の諸相、イスラーム実践のひとつの相として
発表:
1.田村愛理(東京国際大学)
「エル・グリーバ:ジェルバ島のユダヤ人コミュニティと漂着聖女伝説」
コメンテータ:大稔哲也(九州大学)・鷹木恵子(桜美林大学)2.三尾稔(東洋英和女学院大学)
「ダルガーをめぐるミクロポリティクス−インド・ラージャスターン州メーワール地方の事例から−」
コメンテータ:小牧幸代(東京外国語大学大学院)・東長靖(東洋大学)本研究会は「生活のなかのイスラーム」を主題とするグループ5aの研究の一環ですが、同時に単発に終わるものではなく、聖者信仰をめぐる連続的な研究会の第1回をなします。イスラーム世界の全域におよび、人々の信仰実践として息づいてきた聖者信仰を総合的に見直し、それぞれの地域、それぞれの分野で研究を重ねられてきた方々がたがいに知見を披露し、異なる地域・分野の研究から得るべきを得るという(いささか出発点における抱負としては大きな)見通しを持っています。多数の方の御参加を重ねてお願い申しあげる次第です。
<三尾稔氏 発表要旨>
メーワール地方の中心都市ウダイプール郊外にあるババ・ディワナシャーのダルガーは、1960年代より建設が始まり、今ではラージャスターン州随一のダルガー、アジメールのチシュティー廟に次ぐ規模を誇り、ムスリム・ヒンドゥーを問わずインド各地からの参拝者を集めている。この聖者廟はもともとヒンドゥー(それもバラモンなど高位カーストで知識人が多い)の高弟たちが、自分の資産をなげうって建設を始めたもので、彼らが管理運営にあたり、ウルスも彼らが中心になって執行してきたものであった。これらのヒンドゥーはこのようにイスラーム的な宗教的活動にコミットしながらもヒンドゥーとしてのアイデンティティーは失っていない。しかし80年代後半に至って、ババのムリッドであったムスリムたちからの訴訟に基づいて、ダルガーはヒンドゥー高弟グループの手を離れ、州のワクフボードの指定するムスリムのメンバーのみからなるワクフ委員会の管理下に移されことになった。この管理権の移動をめぐってはヒンドゥー・ムスリム間で激しい駆け引きが行われ、現在も完全な決着を見ていない。
今回の発表では、このダルガーの発展及びヒンドゥー・ムスリム間の管理権争いの過程を踏まえ、ヒンドゥーにとってスーフィー信仰の信者であることはどういう意味を持つのか、また争いの過程で析出してくる「ヒンドゥー」「ムスリム」それぞれのアイデンティティーは如何なるものであるのかを考察してみたい。
日時:8月18日(月) 午後4:00〜6:00
場所:慶応義塾大学図書館会議室
講演者:アフメト・ジハーン山形大学人文学部研究員・イスタンブル大学経済学部専任講師
演題:「トルコの社会学および社会史研究」
−−山形での3年間の研究の総括と今後の研究計画−−
使用言語:原則として日本語(ときにトルコ語混じり)
問い合わせ先:三沢伸生(電話:044-733-5445)アフメト・ジハーン氏は、9月早々に帰国される予定です。国内では、これが発表の最後の機会となります。もちろん、帰国後も連絡は保ちますが、お知り合いになりたい方など、多数のご参加を期待しております。なお、慣例により、研究会の後、懇親会もあります。
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