活動報告

2021年度シンポジウム「呼吸不全の在宅緩和医療とACPの役割」

概要

日時
2022年 3月 6日(日) 13時 00分 ~ 17時 00分
実施方法
ハイブリッド開催
Zoomウェビナーと対面会場を併用した開催形式です。
新型コロナウイルスの感染状況に留意しながら、一部対面形式での開催を実施いたします。
対面式会場:名古屋大学 鶴友会館(定員50名)
※シンポジストの一部(名古屋市内の先生方(ご登壇順):葛谷雅文先生、三浦久幸先生、西川満則先生、平川仁尚先生、荒井秀典先生)が会場から配信をいたします。シンポジスト全員が会場に集まるものではございません。
*オンライン参加にはインターネット接続環境(WiFiもしくは有線LAN)が必須になりますので、予めご了承ください。
参加費
無料
定員
約1000名(先着順)/対面会場 50名(希望者が多い場合には抽選)
*対面会場の参加希望者が50名を越えた場合には抽選になります。ご希望の方はお申し込みの際に「対面会場での参加を希望する」という項目にチェックを入れてください。抽選結果の通知は2月17日(木)頃を予定しております。(抽選に外れた場合は、自動的にオンライン参加になります。)
*参加登録いただいたメールアドレス宛に、後日オンライン講演に使用するZoom URLおよびZoomマニュアルをお送りします。
*登録開始日はメールマガジン上でお知らせしています。今後、メールマガジンの配信をご希望の方は こちらからどうぞ。
共同主催
一般社団法人 日本老年医学会
AMED 三浦班「呼吸不全に対する在宅緩和医療の指針に関する研究」
東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣死生学・応用倫理講座
後援
一般社団法人 日本呼吸器学会、一般社団法人 日本在宅医療連合学会、一般社団法人 日本エンドオブライフケア学会、日本生命倫理学会

参加について

参加方法:

たくさんのご応募ありがとうございました。参加受付は終了しました。

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  • 【お問い合わせ】
    東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣死生学・応用倫理講座 eventdls[at]l.u-tokyo.ac.jp  *[at]を@に入れ替えてお送りください。

プログラム

 長寿社会が進展し、慢性臓器不全を有する高齢患者が増加するなか、緩和ケアとACPの役割が一層重要性を増しています。これまで本シンポジウム・シリーズでは、心不全と腎不全について、関連する諸課題を検討して参りました。今回は在宅医療を受けている高齢の慢性呼吸不全患者のための緩和医療とACPのあり方をテーマとして開催します。
 慢性呼吸不全では急性増悪と寛解を繰り返しつつ最期に至ります。軽症の段階では階段などで息切れを自覚する程度ですが、重症になると身の回りのことをするだけで息切れを感じ、日常生活が困難になります。本人は次第に悪化する身体状態に不安を覚え、スピリチュアル・ペインに苛まれる場面も出てきます。このように苦しむ本人を前に、家族も医療・ケア従事者も、どのように対応すべきか当惑することが少なくありません。
 慢性呼吸不全を抱える本人は現在の症状に対応するための治療を受けつつ、家族等と医療・ケアチームとともに、将来の医療・ケアについて話し合いを繰り返すACP(advance care planning)を行うことが重要とされています。しかし、どのようにACPの対話を開始し、そして進めるべきか、何をどのように話し合うべきか、その具体的な方法はまだ多くの医療・ケア従事者にとって困難な課題となっています。また、長期におよぶことの多い慢性呼吸不全のプロセス全体において適切な緩和医療が必要とされますが、この分野における緩和医療はまだ確立されているとはいえません。
 今回のシンポジウムでも参加者みなさまと共に臨床現場における問題を解決するための道を探り、実現につないで参りたいと思っております。ご一緒にお考えいただければ幸いです。

【開会の辞】
葛谷雅文
(名古屋大学大学院医学系研究科 地域在宅医療学・老年科学分野 教授)
【シンポジウム】
■座長
三浦久幸
(国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部長)
会田薫子
(東京大学 上廣死生学・応用倫理講座 特任教授)
■シンポジスト
山中 崇
(東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座 特任准教授)
「国内の呼吸不全の在宅緩和医療の実態」
山口泰弘
(自治医科大学附属さいたま医療センター 呼吸器内科 教授)
「呼吸不全の在宅緩和医療の新たな指針」
平原佐斗司
(東京ふれあい医療生活協同組合 研修・研究センター長、同 オレンジほっとクリニック、東京都地域連携型認知症疾患医療センター長)
「末期認知症の肺炎の緩和ケア指針」
竹川幸恵
(大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター 慢性疾患看護専門看護師)
「非がん呼吸器疾患患者がその人らしく生き抜くための看護ケア」
西川満則
(国立長寿医療研究センター 緩和ケア診療部 医長)
「末期呼吸不全のACP」
平川仁尚
(名古屋大学大学院医学系研究科 国際保健医療学・公衆衛生学 准教授)
「With コロナ時代のACP」
■特別発言
清水哲郎
(岩手保健医療大学 教授/前学長、同 臨床倫理研究センター長)
石垣靖子
(北海道医療大学 名誉教授)
       
【閉会の辞】
荒井秀典
(国立長寿医療研究センター 理事長)
【総合司会】
早川正祐
(東京大学 上廣死生学・応用倫理講座 特任准教授)

≪医療・介護従事者のための死生学≫基礎コース

参加
認定
「医療・介護従事者のための死生学」基礎コースの受講者でこのシンポジウムに参加された方に、「臨床死生学トピック(または死生学トピック)」のシールを2単位分(2枚)お渡しします。
単位シールはお申し込み時にご登録いただきました住所へ送付いたします。