活動報告

”引き算”の医療 —本当の手厚さへの模索  ~”足し算”と長寿時代のエンドオブライフ・ケアについて考える

概要

日時
2018年 3月 18日(日) 13:00–16:30 (開場 12時 30分)
会場
東京大学本郷キャンパス法文1号館法学部大教室
* 受付は 法文 1号館 2階 25番教室前で行います。
その他の地図 :

参加について

たくさんのご応募ありがとうございました。定員に達しましたため、参加受付は終了しました。
  • 【お問い合わせ】 東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣死生学・応用倫理講座  dalsjp[at]l.u-tokyo.ac.jp  *[at]を@に入れ替えてお送りください。

プログラム

 人生の最終段階における医療では、延命医療の終了を含め医療を引いていくことが、本人の身体的負担軽減や本人らしい最期の実現のために必要な場面が多々あります。
 しかし日本の医療現場では、がん患者か非がん患者かを問わず、人工呼吸器の終了に関する医師の心理的障壁問題を含め、未解決な問題が少なくありません。
 さまざまな加齢変性を抱えながら最期へ向かう過程において、医療のためにかえって苦痛が増し尊厳が損なわれる場面もみられます。
 長寿時代によりよい人生の集大成を支援するため、引いていくべき医療とはどのようなものなのか、また、加えていくべきケアとはどのようなものなのか。
 本シンポでは、先進的な臨床実践に学びながら、多くの現場における問題を解決するための道を探り、実現につなぐことを目指します。ご一緒に考えてみませんか。

■シンポジスト
西山穂
(NHKディレクター NHKスペシャル「老衰死」、クローズアップ現代+「人工呼吸器を外すとき」など担当)
「延命中止は医療のタブーなのか」
三宅康史
(帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長)
「治療限界とエンドオブライフー感謝される救命救急医療を目指してー」
高屋敷麻理子
(盛岡赤十字病院 がん看護専門看護師・緩和ケア認定看護師)
「高齢者のエンドオブライフを支える緩和ケア」
田代志門
(国立がん研究センター 生命倫理部 部長)
「生命維持治療の「中止」が選択肢となるために必要なこと」
■座長
会田薫子(東京大学 死生学・応用倫理センター 上廣講座 特任教授)
■特別発言
有賀徹
(独立行政法人労働者健康安全機構 理事長)
清水哲郎
(岩手保健医療大学 学長)

西山穂
三宅康史
田代志門
高屋敷麻理子
会田薫子
早川正祐
清水哲郎
有賀徹
パネルディスカッション
会場の様子

≪医療・介護従事者のための死生学≫基礎コース

参加
認定
「医療・介護従事者のための死生学」基礎コースの受講者でこのシンポジウムに参加された方に、「臨床死生学トピック(または死生学トピック)」のシールを2枚お渡しします。