エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ教授 特別講義「日露戦争とポーランド・日本の関係」
協定校であるワルシャワ大学からエヴァ・パワシュ=ルトコフスカ先生が来日される機会を利用し「スラヴ語圏の日本学シリーズ」(対面)を下記の要領で開催することになりました。ご関心のある方はぜひご参加ください。大学院生・学部生のみなさん、学内の方などにもお声がけいただければ幸いです。
講師:
エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ博⼠(ワルシャワ大学日本学科教授)
Profesor Dr. Ewa Pałasz-Rutkowska
講義題目:「日露戦争と<ポーランド>・日本の関係」
*講義は日本語で行なわれます。事前予約不要、どなたでも聴講できます。
*授業「スラヴ語学スラヴ文学演習X / スラヴ語スラヴ文学論文演習(1)」の一環として行います。
⽇時:2025 年 6 ⽉ 2 ⽇(月) 午後 5 時 00 分 - 6 時 30 分ごろ
場所:東京⼤学本郷キャンパス 法文1号館 113番教室
住所:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」などから徒歩 10 分
講演内容:
日露戦争開戦から120年を機に
本講演では、ポーランドの視点から日露戦争期の国際関係を見つめ直します。ピウスツキとポーランド社会党を中心に、ドモフスキと民族連盟にも触れながら、激動の時代におけるポーランドと日本・ロシアとの関係を再考します。東欧からロシア・日本がどのように見えていたのか、を学べる貴重な機会です。
講師プロフィール:
ワルシャワ大学日本学科教授。2019年度国際交流基金賞受賞。日本史・日本ポーランド関係史を中心に多くの業績を有する。ワルシャワ大学は東京大学と協定を結び、長年にわたって学術交流を積極的に進めてきましたが、パワシュ=ルトコフスカ教授はその交流の中心的な役割を担う存在です。
主著:『明治天皇――日本の近代化における天皇のイメージ』(ワルシャワ、2012年)
『日本の対ポーランド外交政策 1918-1941』(ワルシャワ、1998年)
『日本・ポーランド関係史II 1945~2019年』(アンジェイ・ロメルと共著、ワルシャワ、1996年、増補改訂版邦訳:柴理子訳、彩流社、2020年)
『日本・ポーランド関係史2 1945~2019年』 (ワルシャワ、2019年、邦訳:白石和子訳、彩流社、2021)
問合せ先:
東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学研究室 slav[a]l.u-tokyo.ac.jp 担当:楯岡
※メール送信の際は [a]を@に代えてください。