Home行事予定臨床死生学・倫理学研究会 (2018年度)

臨床死生学・倫理学研究会

概要

開催日 : 水曜 (不定期)
時間 : 午後6時50分〜8時30分
会場 : 本郷キャンパス 法文2号館 2階 2番大教室


臨床死生学および臨床倫理学の諸課題に関して、医療と介護の現場の実践家や、医学・看護学・保健学・哲学・倫理学・社会学・教育学などのさまざまな分野で取り組んでいる研究者らからご講演いただき、全員でディスカッションします。
どうぞお気軽にご参加ください。

※開始時間がこれまでより5分遅くなり、6時50分になりました。恐れ入りますが、スタッフからご案内があるまでは教室の外でお待ちくださいますようお願い申し上げます。

11月14日(水)
認知症高齢者と看護職者のケアリングについて
  小松 美砂
  三重県立看護大学 看護学部 教授

 老年看護学の教員として、学生と共に高齢者へのケアに携わっています。また、本学は認知症看護認定看護師の教育課程を有しているため、看護職者への認知症看護に関する教育も行っています。

 研究活動としては、高齢者と看護学生の関係や、認知症高齢者と看護職者の関係を検討する中で、認知症看護においてケアリングに着目する必要性を感じています。

 今回の発表では、認知症高齢者が他者をケアする存在であることを示し、認知症高齢者と看護職者間の双方向の関係性について考えていきたいと思います。

12月5日(水)
臨床宗教師の人材育成とその活動
  大下 大圓
  飛騨千光寺 住職、認定臨床宗教師、京都大学医学研究科非常勤講師
2019年1月16日(水)
『ケア』をやまと言葉で考える
  竹内 整一
  鎌倉女子大学教授、東京大学名誉教授


≪医療・介護従事者のための死生学≫基礎コース 受講生の方は、2回参加で1コマ分の「死生学トピック」ないし「臨床死生学トピック」として認めています。

終了日程
9月26日(水)
痛みをどう表現するか:身体・比喩・造形
  池田 喬
  明治大学 文学部哲学専攻 准教授

痛みに襲われると、人はまるで言葉を習得する前の子どもに戻ってしまったかのように「ううー」や「ああ!」といった声をだすことしかできなくなる。あるいは、少し落ち着いて言葉で痛みを説明しようとすれば、今度は「刺すような」といった比喩に訴えるしかない。痛みをきちんと表現することは不可能かのようだーー。本講演では、こうした発想に対し、現象学や言語行為論などの現代哲学を活用しながら、発声は無意味な音ではなく、比喩も単なる代用品ではなく、痛みを豊かに表現する有益なツールであることを論じる。さらに、痛みの造形化を通じて痛みの言語を獲得する試みを紹介し、痛みの表現可能性を多面的に検討したい。

10月17日(水)
精神科臨床におけるニューロエンハンスメント
  榊原 英輔
  東京大学医学部附属病院 精神神経科 助教

医学部学生時代より独学で哲学を学び、精神科の臨床・研究・教育指導の傍ら、2012年頃より「精神医学の哲学」に取り組んでいます。
研究業績に関しては下記をご参照ください。
https://researchmap.jp/sakakibaraeisuke/

向精神薬などの生物医学的な手段を用いて、人間の精神機能を治療の範囲を超えて向上させるために用いることは「ニューロエンハンスメント(neuroenhancement)」と呼ばれています。倫理学の領域では、人間の性格を根本から変えてしまう薬や、特定の記憶を消し去る薬など、近未来のややSF的な可能性をもとに、その倫理学的な含意が議論されてきました。一方で私は、現代の精神医療はニューロエンハンスメントの領域に気づかぬうちに足を踏み入れてしまっていると考えています。本講演では、現代の精神医療がニューロエンハンスメントと交錯する領域について、その倫理学的な含意を考察していきたいと考えています。

前期日程は こちら
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