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臨床倫理プロジェクト


 

 本講座の研究活動の主な活動の1つは《臨床倫理プロジェクト》です。「臨床倫理」は、医療・介護の現場で、ケア従事者たちが、患者(利用者)本人や家族と応対しながらケアを進めて行く際に起きる諸問題について「どうするのが良いか」を、本人を中心に考える営みです。本プロジェクトは次の3点をおもに目指しています。

・日本の文化に合った倫理の考え方と検討の方法を見出すこと、それを普遍的に理解できる言葉で表現すること
・現実のケアの場で死生の問題をどう考えるべきかという臨床死生学の課題と臨床倫理学の融合
・現場の方たちとの協働で実践的研究を進め、医療・介護の質の向上、今後の医療・福祉の望ましいあり方の実現に寄与すること

☆本プロジェクトの基本的なコンセプト
 意思決定プロセスの「情報共有―合意」モデル ケアを提供する側と受ける本人・家族側が、専門家として持っている情報と本人の人生に関する情報を互いに提供して共有することをベースにしつつ、コミュニケーションを通して合意を目指します。これは清水哲郎前特任教授の臨床倫理理論の中核となる考え方です。

 生命に対する人生の優位 私たちのいのちには、生物学の対象になる生命という相と、自分のいのちの物語りを創りつつ一歩一歩進む人生という相があります。身体的生命が支えてくれなければ、人生は展開できません。ですから、人生を豊かに展開するために、生命を整える必要があるわけです。人生が目的として価値の源なのです。






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