臨床倫理プロジェクト

意思決定支援

本人・家族のための意思決定プロセスノート
高齢者ケアと人工的水分・栄養補給を考える 高齢者が飲食できなくなったときの人工的水分・栄養補給(AHN)の選択に特化したプロセスノートは、2011年2月に試作版を発表しました。以来、改訂を重ね、2013年2月に改訂第3版を刊行、これを書籍化したものが同6月に医学と看護社から刊行されました。同書は研究知見の社会還元のために無印税にて刊行され、版を重ねて、2020年12月現在、4刷となっております。この間の経過は、こちらをご覧ください。 本プロセスノートを開発中に、平行して日本老年学会による本テーマにかかわるプロセスガイドラインの作成にも参加し、臨床倫理プロジェクトの考え方が採用されました。
高齢者ケアと人工透析を考える 前項の人工的水分・栄養補給の選択に関する意思決定プロセスノートの考え方に則り、透析療法の専門医師・看護師・研究者グループが、高齢者が透析療法の導入を考える際に支援するツールとして開発しました。同じく研究知見の社会還元のための無印税にて医学と看護社から刊行され、2020年12月現在、3刷となっております。
ALS呼吸器選択用ウェブ版プロセスノート 患者が自力呼吸を出来なくなった時の人工呼吸器を着けるかどうかの選択、また着けたものを外すかどうかの選択に特化したノートです。「着けるかどうか」の選択をアップしました。
医療・ケア従事者のための意思決定支援ツール
高齢腎不全患者に対応する医療・ケア従事者のための意思決定支援ツール AMED長寿科学研究開発事業 研究開発課題名「高齢腎不全患者に対する腎代替療法の開始/見合わせの意思決定プロセスと最適な緩和医療・ケアの構築」(研究代表者:川崎医科大学副学長 腎臓・高血圧内科学教授 柏原直樹氏)の会田薫子の分担班の研究開発課題「高齢腎不全患者(人生の最終段階を含む)に対する共同意思決定による最適な腎代替療法選択、非導入の意思決定プロセスの構築」の研究成果を公開しています。
在宅医療において呼吸不全患者に対応する医療・ケア従事者のためのACP支援ツール AMED長寿科学研究開発事業 研究開発課題名「呼吸不全に対する在宅緩和医療の指針に関する研究」(研究代表者:国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部長 三浦久幸氏)の会田薫子らの分担課題の研究成果を公開する予定です。
〈準備中〉
ケア・プランニングとライフ・プランニング
心積りノート  以上に挙げた「意思決定プロセスノート」は、個別の治療・ケア選択をする際に、本人・家族が意思決定プロセスを適切に進められるように支援しようとするものです。ここから、高齢者が、今から人生の最終段階までの暮らし方・治療やケアの受け方を考えることを支援する《包括的・経時的意思決定プロセスノート》という発想がでてきました。現在改訂中ですが、初版等ダウンロードできます。

 今後、直近の治療選択を考える検討プロセスからACP(アドバンス・ケア・プランニング)までを包括する《医療ケア・プランニング》という視野にたって、意思決定支援を考えていくつもりです。