東京大学倫理学研究室

論文題目リスト

卒業論文題目リスト(抜粋)

平成25年度

  1. ・『存在と時間』における「語り」の構成
  2. ・伊藤仁斎『童子問』における王道論の位置づけについて
  3. ・法然の『選択本願念仏集』における称名念仏 なぜ法然は「念」を「声」としたのか
  4. ・本居宣長『古事記伝』における生と死の世界観
  5. ・小林秀雄「一ツの脳髄」について

平成26年度

  1. ・J.S.ミルの功利主義についての一試論 功利と対立する諸観念に注目して
  2. ・V.フランクルにおける極限状態での生きる意味の解明
  3. ・ベルクソン『試論』における自由について
  4. ・道元と時間論
  5. ・『往生要集』における廻向について

平成27年度

  1. ・ヤスパース哲学における実存と超越者
  2. ・『兵法家伝書』における「平常心」の内容とその普遍性
  3. ・鴨長明『発心集』における和歌について
  4. ・『教行信証』に見る親鸞の易行思想とその背景
  5. ・荷田在満『国歌八論』について

平成28年度

  1. ・ニーチェ『道徳の系譜学』における暴力性の解釈
  2. ・個性と運命 ヘーゲル『精神現象学』の「作品Werk」をめぐる思考
  3. ・『全体性と無限』における「ことば」
  4. ・『直毘霊』における神の畏れについて
  5. ・『葉隠』における「純一無雑」

平成29年度

  1. ・レヴィナスのブランショ解釈
  2. ・『エミール』倫理の所在
  3. ・カント『実践理性批判』範型論の読解 自然法則が範型として機能することについて
  4. ・日本の風土と精神性
  5. ・西田幾多郎『現実の世界の論理的構造』の生死観

平成30年度

  1. ・太宰治『お伽草紙』論
  2. ・「桜川」との対比に見る謡曲「隅田川」の主題
  3. ・『歎異抄』における悪人正機の倫理的考察
  4. ・『発心集』と発心・遁世のあり方
  5. ・『古事記』におけるホムチワケ考

平成31年度 / 令和元年度

  1. ・『発心集』に見る数寄・風流の仏教的な意味
  2. ・『悪魔と神』における政治の倫理―個人と集団の弁証法を超えて
  3. ・欲望と生命 『精神現象学』「自己意識」章冒頭部分における実践哲学的問題
  4. ・上田秋成の命禄論
  5. ・井原西鶴『武家義理物語』における武士の倫理

令和2年度

  1. ・シノペのディオゲネスの倫理思想「生への志向」の哲学
  2. ・正義の倫理とケアの倫理の関係
  3. ・義務の導出におけるカントの定言命法の有効性 クリスティン・コースガードの論考をめぐって
  4. ・『葉隠』における「和」の思想
  5. ・レヴィナス『全体性と無限』における欲望の自我論的意義

令和3年度

  1. ・アリストテレス『ニコマコス倫理学』における対人関係論と倫理学の問題
  2. ・デイヴィッド・ヒュームの自由論
  3. ・1940年代のレヴィナスにおけるエロス・繁殖性概念の射程
  4. ・R・M・ヘアの合理的な道徳的推論への批判的検討
  5. ・ドゥオーキンにおける「善き生」の追求 「平等」と「共同体」をめぐって

令和4年度

  1. ・自己了解と倫理的態度 『存在と時間』における良心論の読解
  2. ・ジャック・ラカン「文字の審級」論文におけるシニフィアン
  3. ・時間の論理学による哲学的議論の明晰化
  4. ・『葉隠』における近世武士の死生観

令和5年度

  1. ・ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』における知性批判
  2. ・ローティの論理学と「公私の区別」
  3. ・相対主義と絶対主義の間に
  4. ・バーナード・ウィリアムズにおける道徳というシステムとその限界
  5. ・近代のケガレ意識と食肉における日本人の倫理観