定価: 2,000円/学生割引: 1,500
(*第24号は特別定価2,500円/学生割引:2,000円)
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 久保田知敏  白馬をめぐる対話的思考―『公孫龍子』白馬論篇の分析

 日原 傳   『文心雕龍』体性篇の構造
 馬淵 昌也  明清時代における人性論の展開と許誥
 本間 次彦  傅山のために 傅山論序説
 中島 隆博  「荀子」における《正しい言語の暴力とそのほころび》

 日原 傳   江陵張家山漢簡『脈書』について―馬王堆医帛との比較から
 横手 裕   全真教の変容
 茂木 敏夫  近代中国のアジア観光緒初期、洋務知識人の見た「南洋」
 中島 隆博  魚の楽しみともう一度語ること『荘子』秋水篇小考

 長谷部英一  魏晋南北朝の暦論
 伊東 貴之  「理」の恢復(上)呂留良における現実批判の位相
 高柳 信夫  『天演論』再考
 中島 隆博  どうすれば言語を抹消できるのか?「言尽意」「言不尽意」をめぐる諸問題

戸川芳郎教授退職記念特集〔在庫切れ〕

 戸川芳郎教授最終講義「『貴無』と『崇有』―魏晋期の經藝―」
 戸川芳郎教授年譜略・論著略目
 馬淵 昌也  元・明初性理学の一側面朱子学の瀰漫と孫作の思想
 伊東 貴之  「理」の恢復(下)呂留良における現実批判の位相
 恩田 裕正  『朱子語類』「自論為学工夫」篇訳注(上)
 中島 隆博  強死せしものと死体の方へ范縝『神滅論』の方向転換

溝口雄三教授退官記念特集〔在庫切れ〕

 本間 次彦  甦る朱子
 林 文孝   力と正しさ呂坤における全数的生存の構想
 小島 毅   もう一つの明儒学案福建朱子学展開の物語
 伊藤 貴之  「挫折」論の克服と「近代」への問い戦後日本の中国思想史研究と溝口雄三氏の位置
 恩田 裕正  『朱子語類』「自論為学工夫」篇訳注(下)
 溝口 雄三  中国思想史における近代・前近代・近世
 溝口雄三教授著作目録
 権 純哲   茶山丁若鏞における経学と経世思想彼の井田制論を中心に

 長谷部英一  隋代の暦論
 高柳 信夫  厳復思想における「科学」の位置
 中島 隆博  隠喩の忘却もしくは法の後に『文心雕龍』比興篇から

 茂木 敏夫  馬建忠の世界像―世界市場・「地大物博」・中国-朝鮮宗属関係―
 蝦名 良亮  中華民国初期における大衆論の意味
 中島 隆博  政治思想史の再構築についてJ.G.A.ポーコック「儀礼、言語、権力」序説
 J.G.A.ポーコック/中島隆博(訳)  儀礼、言語、権力古代中国哲学の明らかに政治的な意味について

 林 文孝   「日」の喩―明末東林派の一士人、繆昌期の「公論」論
 石川 洋   師復の革命論平民革命と無政府主義
 藤井 隆   馮友蘭における中国とヨーロッパ
 近藤 浩之  馬王堆漢墓帛書『周易』研究概説 上 帛書『周易』研究二十年の動向

 鈴木 將久  すべてがなくなった―穆時英の「記憶」―
 廣瀬 玲子  夢の言語 言語の夢『牡丹亭還魂記』試論
 中島 隆博  自-発の限界朱子学の脱構築のために

 蒋 楽群   『荀子』天論篇の再検討―その意図と意義
 志野 好伸  経書の反復とその制限『文心雕龍』考
 唐澤 靖彦  帝政後期中国における話しことばの効用(1)官話の社会的役割
 藤井 隆   「調和」論の帰結杜亜泉の試み
 梁 一模   自由と公私清末における日本経由の「自由」論以前の「自由」論

 末永 高康  天人論再考
 志野 好伸  他者の言語をどう扱うか『史通』の歴史叙述批判
 石川 聡美  声のあとに『ウェディング バンケット』を読む
 近藤 浩之  馬王堆漢墓帛書『周易』研究概説 中 『帛書周易』研究の現状と課題

 宮川 敬之  中国近代佛学の起源
 廣瀬 玲子  伝達のために近代中国と小説
        〔付録〕本館坿印説部縁起 訳注
 梁 一模   二つの中国語訳『自由論』『自由原理』と『群己権界論』
 陳  捷   楊守敬と宮島誠一郎の筆談録
 近藤 浩之  馬王堆漢墓帛書『周易』研究概説 下 『帛書周易』研究の現状と課題

 内山 直樹  序文、日付、署名―『呂氏春秋』序意篇について―
 鈴木 將久  余計なことば瞿秋白『多余的話』における「語ること」と「演じること」
 李 承律   『荘子』の「知」とその思想的展開『荘子』中の歴史的叙述および歴史観の考察を中心として

 芳賀 良信  賈誼の思想における「過秦論」の位置
 内山 直樹  「顕栄」小釈  戦国最末期知識社会への一視点
 井ノ口哲也  後漢時代における五経の継受  范曄『後漢書』に基づいて
 長谷部英一  太陽に遠近はあるのか
 志野 好伸  他者への責任  韓愈の場合
 林 文孝   あの人の〈世界〉はどこに……?「王守仁における死の問題」ノート
 川尻 文彦  清末の「富強」をめぐって
 横手 裕   北京「五頂」覚書  「中頂」を中心に
 西村 正男  王西彦主編時期桂林《力報・新懇地》目録
 矢澤 知行  モンゴル時代河南江北諸軍団の兵站供給
 水口 拓寿  「大家族主義」対「宗法主義」? 牧野巽氏の中国親族組織論を承けて

 松下 道信  全真教南宗における性命説の展開
 鈴木弘一郎  『程氏家塾讀書分年日程』をめぐって
 欽 偉剛   朱熹と『参同契』テキスト

 梁 一模  仁政と専制 厳復の政体論を中心に
 石川 洋  『新世紀』の李石曽 公と進化のアナキズム
 林 義強  進化論から「進化教」へ 章炳麟における進化論批判の思想構造
 林 泰弘  洪秀全の思想の構造的理解 世界観と神観の形成過程を中心に
 青木 隆  金聖歎文学理論の再構成 万物一体の仁と格物・忠恕・因縁生法
 曹  峰  馬王堆漢墓帛書『經法』に見える「道」・「名」・「法」の研究

 志野 好伸  韓愈試論 破壊の後に、幽霊と伴に―
 廖 肇亨   明末清初の詩禅交渉研究序説
 宮川 敬之  胡適・鈴木大拙「論争」要約および解説
 廣瀬 玲子  王国維の哲学経験の彼方へ/経験の彼方から
 林 泰弘   洪秀全と崔済愚における神秘体験の意味 体験前後の様子の比較を通じて 

池田知久教授退官記念特集

 李 承律   郭店楚簡『唐虞之道』の養生思想 ―禅譲説との関連において―
 長谷部英一  周家台三〇号秦墓竹簡の治療法
 古橋 紀宏  養老戸令応分条における妾の取得分について
 水口 拓寿  人格としての祖先、機械としての墓 福建上杭『李氏族譜』に見る風水地理観念
 久保田知敏  『公孫龍子』跡府篇の成立について
 小寺 敦   『左傳』に見える繼承について
 呂  静   盟誓における載書の書式に関する一考察
 曹  峰   郭店楚簡『語叢』一・三兩篇に見える「名」の研究
 池田知久先生の略歴と主要研究業績
 池田 知久  郭店楚簡『老子』諸章の上段・中段・下段『老子』のテキスト形成史の中で

 竹元 規人  歴史はいかに作られるか―初期顧頡剛における古史と民俗
 中島 隆博  「中国哲学史」の系譜学ジョン・デューイの発生的方法と胡適
 石井 剛   分かれてある人倫劉師培の倫理秩序観

 新田 元規  唐宋より淸初に至る禘祫解釈史
 喬 志航   王国維と「哲学」
 石井 剛   戴震の学術思想における「聖人」の作用について

 石川 洋   平等と嫉忌心 ――劉師培のアナキズムについての一考察――
 竹元 規人  胡適の中国哲学史・思想史構想とその困難 ――「宗教」、「科学」、「ルネサンス」
 ヴィレーン・ムーティ、小野寺史郎  章太炎の初期思想:普遍性と特殊性の関係
 辛 炫承   劉宗周の「修己」意識と社会秩序観

 小野 泰教  郭嵩燾・劉錫鴻の士大夫観とイギリス政治像
 松下 道信  日本における全真教南宗研究の動向について ――:全真教南宗研究文献目録略――
 石井 剛   戴震から章炳麟へ その言語研究に関するノート

 新田 元規  君主継承の礼学的説明
 田中 有紀  北宋雅楽における八音の思想――北宋楽器論と陳暘『楽書』、大晟楽――
 倉本 尚徳  南北朝時代における『大通方広経』の成立と受容――同経石刻仏名の新発見――

佐藤慎一教授退職記念特集〔残部僅少〕

 佐藤 慎一   歴史の変革と歴史学の変革 ―中国史解釈をめぐる民国期の論争について―
 佐藤慎一教授の略歴と主要著作目録
 伊東 貴之   中国近世思想史における個と共同性・公共性 
 恩田 裕正   『朱子語類』巻八「総論為学之方」篇訳注(一) 1~13条 
 廣瀬 玲子   誰も死なない 元雑劇「留鞋記」試論
 林 文孝    耿極『王制管窺』の封建論
 新田 元規   中国礼法の身分的性格について  瞿同祖『中国法律与中国社会』を手がかりとして 
 陳 捷     幕末における日中民間交流の一例 知られざる日本人八戸弘光について
 石川 洋    アナキストと歴史 李石曽・劉師培・師復
 竹元 規人   顧頡剛、傅斯年の中国上古史研究と民族論・疆域論
 志野 好伸   哲学の境界画定 近代中国におけるベルクソン受容の一例― 
 森川 裕貫   『太平洋』雑誌と和平の追求 五四前後における国内秩序論と国際秩序論 
 小野寺 史郎  近代中国の国歌問題 清末から北京政府期を中心に
 川尻 文彦   梁啓超の政治学 明治日本の国家学とブルンチュリの受容を中心に
 高柳 信夫   「清末啓蒙思想」のその後 厳復・梁啓超を中心として
 藤井 隆    梁啓超の〈自由〉観再考 
 小野 泰教   陳宝箴と黄遵憲の官僚制観 湖南変法運動の諸相 

 恩田 裕正  『朱子語類』巻八「総論為学之方」篇訳注(二) 14~25条
 黄 崇修   儒医朱丹渓の六鬱説の出処問題をめぐって 
 水口 拓寿  『発微論』四庫全書本及び関連資料の訳注――風水思想と「儒理」の接点をめぐって 
 田中 有紀  朱載堉の黄鐘論「同律度量衡」 ――累黍の法と九進法、十進法の並存 
 平澤 歩   『漢書』五行志と劉向『洪範五行伝論』

 恩田 裕正  『朱子語類』巻八訳注(三) 26~43条 
 金 光来    星湖心学における「聖賢之七情」の解釈とその意義 
 独孤 嬋覚   曹丕論――曹丕の「憂い」をめぐって 
 新居 洋子    アレーニ『西學凡』とその序、引、跋――明末中国における西学受容の一形態

 恩田 裕正  『朱子語類』巻八訳注(四) 44~79条
 緒方賢一・秋岡英行  『朱子語類』巻九十八訳注(一)1条~24条・巻一三七訳注(一)1条~16
 高山 大毅  水足博泉の統治構想――徂徠以後の「礼楽」論
 新田 元規  程頤・朱熹の祖先祭祀案における身分的含意――元・明人の評価を手がかりに
 田中 有紀  何瑭の陰陽論と楽律論――明代後期楽論及び朱載堉との比較を通して

川原秀城教授退職記念特集

 川原秀城教授の略歴と研究業績目録
 井ノ口哲也  「儒教」か「儒学」か、「国教」か「官学」か
 古橋 紀宏  『漢書』元始年間の郊祀・宗祀の紀年に関する一試論
 水口 拓寿  中国風水思想史研究の回顧と展望
 石井 剛   胡適の中国新哲学構想
 他

〔在庫切れ〕

 廖 娟    曹元弼の『易』学三書――清末民国期の経学に関する一考察
 早川 泉   飛伏説からみる『京氏易伝』の八宮構造
 夏 雨    漕運兵丁の中の羅教信仰についての研究
 水野 博太  明治後期における服部宇之吉の儒教理解について
        ――Konfuciusに見える「孔子教」論の萌芽
 田中 有紀  何瑭の陰陽論と楽律論――明代後期楽論及び朱載堉との比較を通して
 恩田 裕正  『朱子語類』巻八「総論為学之方」篇訳注(六) 91条~139条
 恩田 裕正・伊東 貴之・林 文孝・松下 道信
        『朱子語類』巻四「人物之性気質之性」篇訳注(一) 1条~24条
 田中 有紀  『朱子語類』巻九二「楽」篇訳注(二) 16条~40条
 二松学舎大学宋明資料輪読会公冶長篇班  『朱子語類』巻二六~巻二九注(五)

 緒方 賢一   文徴明の「詩想」
 山本 健太郎  宋代の経典解釈学における遷都論
 新田 元規   濮議に対する評価の転換――理想君主論から民間継承論へ
 水野 博太   漢学と「支那」の距離――井上(楢原)陳政の「実用支那学」論を中心とした明治期の漢学改革論について――
 恩田 裕正・伊東 貴之・林 文孝・松下 道信
        『朱子語類』巻四「性理」篇一訳注(二) 25条~36条
 恩田 裕正  『朱子語類』巻八「総論為学之方」篇訳注(七・完) 140条~159条
 二松学舎大学宋明資料輪読会公冶長篇班  『朱子語類』巻二六~巻二九注(一一)
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 張  瀛子   王懋紘の『荀子存校』について――清初の考証学と朱子学

 蒋 薫誼    清代中期における和刻本漢籍の輸入――新たな日本像の一側面
 徐 燕斌    近代日本における朱舜水の「志士」像――知識人の論説を手がかりに――
 恩田 裕正   『朱子語類』巻九「論知行」篇訳注(二) 28条~52条
 田中 有紀   『朱子語類』巻九二「楽」篇訳注(三)   41条~65条
 二松学舎大学宋明資料輪読会公冶長篇班  『朱子語類』巻二六~巻二九訳注(一二)
 <執筆者紹介>
 <バックナンバーのご案内>
 建部 良平   老いた人間は何処へ:段玉裁「四郊小学」説を読む
 山本 健太郎  宋元時代における周初史の編年をめぐる考証の再構築
 竹宮 英朗   先秦疾病観小考――「巫」から「医」への展開と病気の合理的説明――

 馬淵 昌也  費密における宋明儒学否定の一側面――聖人可学否定とその周辺――
 顧 嘉晨   「孤臣」――もう一つの王夫之像を読み解く
 恩田 裕正  『朱子語類』巻九「論知行」篇訳注(三) 53条~64条
 伊東貴之・林文孝・恩田裕正・松下道信
  『朱子語類』巻四「論人物之性氣質之性」篇訳注(三)37条~41条
 渡邊賢・原信太郎アレシャンドレ  『朱子語類』巻四十四訳注(三)
 水口 拓寿
  金精は華の如く、銀精は龍の如く――山相秘録の探鉱法に見る望気術と風水術の影響
 佟 欣妍   『二程粹言』のテキスト研究

 馬淵 昌也   朱子学系気の哲学の構造――呉廷翰を事例として―― 
 伊勢 康平   観念と力動――牟宗三の「唯心論」再考
 恩田 裕正   『朱子語類』巻九「論知行」篇訳注(四・完) 65条~88条
 渡邊 賢・原 信太郎 アレシャンドレ・志村 敦弘 『朱子語類』巻四十四訳注(五)
 陳 叡超    北宋道学の易学に見える伝統易学の世界観と近代科学的世界観の差異
 山本 健太郎  宋元時代の『尚書』学における武王伐紂期に関する編年考証
 陳 捷・程 善善・田 九七   『大河内文書』訳註(1)
 廖 娟     書評:許家星著『経学与実理――朱子四書学研究』
 中思文同窓生  長谷部英一先生を偲ぶ
 長谷部英一先生略歴・主要論著目録