石井 規衛 ISHI Norie
略歴
| 1973年3月 | 東京大学文学部（西洋史学専修課程）卒業 |
| 1976年3月 | 同大学院人文科学研究科（西洋史学専門課程）修士課程修了 |
| 1981年3月 | 同大学院人文科学研究科（西洋史学専門課程）単位取得の上退学 |
| 1984年4月 | 神戸大学文学部（西洋史学担当）助教授（1993年 3月まで） |
| 1993年4月 | 東京大学文学部（西洋史学担当）助教授（1994年11月まで） |
| 1994年12月 | 同文学部（西洋史学担当）教授 |
| 1995年4月 | 同大学院人文社会系研究科教授（～現在に至る） |
専門領域
- 近・現代ロシア史
主要業績
著書（単著）
- 『ソビエト政治史を読む』（岩波書店、1992年）
- 『文明としてのソ連』（山川出版社、1995年）
著書（共編著）
- 『ヨーロッパ近代史再考』（北原敦他編：ミネルヴァ書房、1983年）
- 『文化としての20世紀』（共著：東京大学公開講座：東京大学出版会、1997年）
- 世界歴史体系『ロシア史 3』（和田春樹編著：山川出版社 1997年4月10日、491+81頁〔担当部分61～144頁+文献註頁〕）
- Bordiugov G., Isii Norie, Tomita Takesi (red.), Novyi mir istorii Rossii:Forum iaponskikh irossiiskikh issledovatelei, Moskva, <AIRO-XX>, 2001.（ロシア語）
- Adibekov G.M., Adibekova Zh.G., Vada Kh., Georgiev Iu.V., Iokote S., Isii N., Tomita T., Shirinia K.K. (red.), BKP(b), Komintern i Iaponiia. 1917-1941 gg., Moskva, <ROSSPEN>,2001.（ロシア語）
- 各国史『ロシア史』（和田春樹編著：山川出版社、2002年8月）
- 『新・現代歴史学の名著―普遍から多様へ』（樺山紘一編：中公新書、2010年3月）
論文
- 「党＝「国家」体制の成立 －党を核とする文明について」（＜シリーズ・スラブの世界＞第3巻『スラブの歴史』所収、弘文堂 1995年7月、301～326頁）
- 「20世紀とソ連文明」（東大公開講座『文化としての20世紀』所収、東大出版会、1997年5月、141～63頁）
- 「スターリニズムの光と影」（慶応義塾大学経済学部編『変わりゆく共生空間』所収、弘文堂、1999年4月、61～80頁）
- 「演劇的空間としてのロシア革命」（新版岩波講座『世界歴史』第27巻所収、2000年2月）
- 「«Aziatskoe magnitnoe pole» issledovatelia Rossii」（in «Novyi mir istorii Rossii: Forum iaponskikh i rossiiskikh issledovatelei, Moskva,2001»）（ロシア語）
- 「社会主義を演技した国家－ソ連国家再考」（『現代国家の正統性と危機』所収、山川出版社、2002年7月）
- 「ロシア革命とコミンテルン―＜ロシア革命＞の誕生と東アジアへの連鎖」（和田春樹他編『岩波講座 東アジア近現代通史３ 世界戦争と改造 1910年代』所収、2010年11月）
小稿
- 「死者・生き残った者・対話」『ロシア史研究』58号（1996年3月30日）25～9頁
- 「回顧と展望（歴史理論）」『史学雑誌』第105編第 5号（1996年5月） 6～12頁
- 「ソ連の崩壊」 大下尚一／西川正雄／服部春彦／望田幸男編『西洋の歴史（近現代編）増補版』(ミネルヴァ書房）1998年5月 305～307頁
- 「回顧と展望（歴史理論）」（『史学雑誌』第 108編第5号、1999年 5月、6～12頁）
- 「グレーヴィチ」（尾形勇他編『20世紀の歴史家たち(4)』世界編下、刀水書房、2001年2月、351～70頁）
- 「ソ連文明と２０世紀」歴史学研究会編『現代歴史学の成果と課題1980-2000年II・国家像・社会像の変貌』青木書店、2003年2月、327-344頁
- 「回顧と展望（現代ロシア・東欧・北欧）」(『史学雑誌』第116編第 5号（2007年5月）)
- 「書評：渓内謙著『上からの革命－スターリン主義の源流－』」(『史学雑誌』第117編第 8号（2008年8月）106～116頁)
翻訳
- A.ノーヴ『ソ連経済史』（共訳：岩波書店、1982年）
- ロイ・A・メドヴェージェフ『十月革命』（未来社、1989年）
- ロイ・Ａ・メドヴェージェフ『１９１７年のロシア革命』（現代思潮社、1998年9月：原著ロシア語）
- マルク・ラーエフ『ロシア史を読む』 （名古屋大学出版会、2001年12月。＋解説：原著フランス語）
監修
- ニコラ・ヴェルト著／遠藤ゆかり訳『ロシア革命』（「知の再発見」叢書117、創元社、2004年）
事典項目
- レーニンなど『歴史学事典』（第五巻）弘文堂、1997年10月
- スターリンなど『岩波哲学・思想事典』岩波書店 1998年3月
- ロシア革命など『人物20世紀』講談社 1998年11月
学会報告
- 「ロシア史再考－近代文明とスターリニズム」（共通論題「帝国・文明・近代」1996年度史学会例会 1996年6月、東京大学文学部）
- 第51回日本西洋史学会シンポジウム報告「ソ連国家再考－演劇論的視角から－」（2001年5月、東京都立大学、共通論題「現代国家の正統性と危機」）
講演
- 「ロシアはヨーロッパか」（成城大学文学部 1996年11月28日）
- 「スターリニズムの光と影」（慶応大学経済学部 1997年10月）
科研費等
- 「ソ連共産党、コミンテルンと日本、朝鮮」（石井 規衛〈研究代表者〉、和田春樹、冨田武、横手慎二、水野直樹、劉孝鐘、G.M.Adibekov, B.D.Pak, 文部省科学研究費）（1999年～2000年）
（なお文書館で収集した未公刊史料を集めた史料集を2001年にロシアで刊行）
受賞
所属学会
- 史学会
- ロシア史研究会
教育活動
講義・演習
- 西洋史学特殊講義「ロシア革命の諸問題」「ソヴィエト・ロシア史研究の諸問題」
- 西洋史学演習「ロシア・東欧近・現代史演習」
- 大学院演習「ソヴィエト期ロシアの内政と外交の研究」
非常勤講師等
- 北海道大学スラブ研究センター共同研究員（1992年～）
- 立教大学文学部（1994年～）
- 京都大学文学部（1996年：集中講義）
- 信州大学人文学部（1997年：集中講義）
- 日本女子大学文学部（1997年）
- 東京芸術大学音楽学部（2000年～）
その他