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  • Bauddha Kośa

    【外部リンク】斎藤明名誉教授をリーダーとするプロジェクト。仏教用語の現代語訳を提起し、その現代語訳を原典にみる主要な用例とともに提示することを目指します。

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  • 開室状況
    2022年4月1日より、研究室を平日10~17時開室とし、図書利用を再開いたしました。学内の方は、来室にあたって事前予約不要です(学外の方はこれまで通り、所属機関の図書館より当大学文学部図書室サービス担当までお申し込みください)。ただし,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、来室者が同一時間帯に集中し、室内が過密になるおそれがある場合には、研究室外での一時待機をお願いすることがあります。

インド哲学仏教学研究室とは

歩みと現況

 インド哲学仏教学専修課程は、1879年にその端緒が開かれ、1904年に「哲学科」の一専修学科「印度哲学」を経て、 1916年「印度哲学講座」として明確な形をとり、インド語インド文学専修課程とも密接な関係を保ちつつ、現在に至っている。 本課程では、インドの哲学・宗教思想とともに、インドにおいて発生・展開した仏教と、アジア諸地域に伝播し、それぞれに独自の 展開を示した仏教の哲学・宗教思想を主たる対象として、個別研究・比較研究・総合的研究が行われている。

 現在教員は、教授2名、准教授2名、助教1名である。また大学院の人文社会系研究科としては、 インド語・インド文学研究室、東洋史(南アジア・東南アジア専攻)研究室、東洋文化研究所などと連携しながら、 宗教思想・哲学・文学のみならず、歴史・社会をも含めたより広範な視点に立った教育研究が行われている。

教育内容と研究活動

 教養学部からの進学者は毎年5名前後であり、卒業後は大学院に進学する学生が比較的多い。他大学から学士入学する学生は大学院に 進学する者も少なくない。学生はサンスクリット語、パーリ語、チベット語、古典中国語などの習得を基礎として、 主体的に自己の研究分野を特殊化していくが、その結果として、きわめて広範囲にわたる時代・地域・資料を扱うことになる。

 インド哲学仏教学研究室は、インド語インド文学研究室と緊密な協力関係のもとに運営され、年に数回、研究例会を開催し、 そこでは大学院博士課程在学生を中心とした研究発表、国際会議の報告、留学生の帰国報告などが行われている。 さらに、研究室における研究を外部に公表する媒体として、1993年より、論文集『インド哲学仏教学研究』を発行している。

 インド学・仏教学はそれ自体が高度の国際性を帯びていることもあって、とくに大学院レヴェルでは海外へ留学する学生も多く、また海外からも多数の留学生を迎えている。