哲学会 -The Society of Philosophy-
2020年度
哲学と狂気
Philosophy and Madness
哲学雑誌第134巻、第807号
発行所:哲学会
発売所:
有斐閣
《哲学と狂気》
現象学的精神病理学と反精神医学を考える
石原 孝二
哲学と病院――フーコーとドゥルーズにおける
小泉 義之
<ポスト68年>の狂気と哲学
王寺 賢太
狂気を描くひと――中井久夫によせて――
檜垣 立哉
宗教妄想と物語――ピエール・ジャネによるマドレーヌの症例から――
伊東 俊彦
妄想と証拠
宮園 健吾
《ワークショップ報告》
時間と時間の中と外――アリストテレスとベルクソン――
〈ヒュームvsカント〉の構図を問い直す
《研究論文》
演繹と経験――イェナ時代初期のヘーゲルによるカント解釈の一側面
飯泉 佑介
神を現在するものとして表象する――スピノザ『エチカ』第五部における「神に対する愛」の問題――
笠松 和也
アダム言語と純粋言語――ベンヤミンの言語論における二つの理念――
茅野 大樹