哲学会 -The Society of Philosophy-
2018年度
ライプニッツの形而上学/作品の美学
Leibniz and Metaphysics / Aesthetics of Works
哲学雑誌第132巻、第804・805号合冊
発行所:哲学会
発売所:
有斐閣
《ライプニッツと形而上学》
形而上学の臨界点――ライプニッツの問いの行方――
佐々木 能章
ライプニッツの形而上学的空間――カントの「孤独な片手」から顧みる――
植村 恒一郎
ライプニッツは高次性質の因果の問題にどう答えられるか
秋葉 剛史
ライプニッツ『個体原理論』のスコラ哲学的背景について
山内 志朗
《作品の美学》
コンセプチュアルアート視のための諸条件――「エンドレスエイト」のカテゴリ違和――
三浦 俊彦
制度的対象としての芸術作品――社会存在論の観点から――
倉田 剛
「作品」の現象学、「作品」概念の社会史――舞踊の現場から――
貫 成人
プロトミメーシスとプシュキコス――「ディオメデースの人食い馬問題」その行方―ー
伊東 乾
実践としての作品・作品としての実践――現象学的質的研究、ベルクソン、支援者の実践――
村上 靖彦
《シンポジウム報告》
ライプニッツと現代形而上学
作品の美学
《ワークショップ報告》
出来事と自己性――カントとハイデガーのはざまで――
情動の哲学
現象学的倫理学の射程と可能性
市民のための哲学
《公募論文》
自然・機械・人間
松永 澄夫
ルソーの政治哲学における理性の概念
手塚 博
《研究論文》
ハイデッガーの『哲学入門』講義における「メタ存在論」の帰趨――「存在者を存在者として全体において」問うこと――
丸山 文隆
ルソーにおける行為の道徳性の問題──『エミール』B草稿の分析を通じて――
飯田 賢穂
《哲学会講演》
反事実条件文の確率と反事実条件つき確率
アラン・ハイェク著, 長田 怜訳