哲学会 -The Society of Philosophy-

「フェルスター教授講演会」(3月23開催)のお知らせ[02/25]

講演者: Prof. Dr. Eckert Forster
講演題目: Kant uber die Grenzen der Erkenntnis
日時: 3月23日(木) 15時00分より
場所: 東京大学本郷キャンパス 法文1号館2階216教室
講演者紹介:
エッカート・フェルスター氏は、1952年ドイツ・ブレーメン生まれ。オックスフォード大学で博士号を取得し、オックスフォード、ハーバード、スタンフォード大学等で講師を務め、1996~2003年ミュンヘン大学教授、現在、ジョンズ・ホプキンス大学・哲学教授。氏は、カントのオプス・ポストゥムムの研究者として広く世界に知られているが、総じてカントおよびドイツ観念論に深い造詣をもち、ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミーのカント委員会会員、ババリア科学アカデミーのシェリング・ヤコービ委員会会員等を務める。主要著作は、Kant's Final Synthesis, 2000; Kant's Opus postumum. Edited and translated, with a critichal Introduction and Commentary, 1993 など。今回の講演では、オプス・ポスツムムをも視野に入れつつ、カントの認識論を哲学的な広い視野から論じる。

「ジュリアン・サヴァレスキュ教授公開講演研究会」のお知らせ[2005.06.23]

日時 2005年6月30日(木) 17:00-19:00
場所 東京大学本郷キャンパス 医学部図書館3F 333教室
演題 「The Ethics of the Enhabcement of Human Beings」
ジュリアン・サヴァレスキュ教授は、英国オックスフォード大学セント・クロスコレッジに所属する、応用倫理学の権威の一人です。教授は、先頃、出身地であるオーストラリアにて、2005年豪州医学研究協会金賞を受賞したばかりです。今回は、教授とのつながりの深い上廣倫理財団の活動の一つとして来日し、東京大学にて上廣倫理財団および21COE「死生学の構築」主催、哲学会共催、の講演研究会が開催される運びとなりました。今回の講演では、「人間の能力の増強」という、応用倫理の分野で近年盛んに論じられているテーマをめぐって、詳しい検討が行われます。遺伝子レベルの増強や、スポーツでのドラッグによる増強などを具体的なトピックとして、治療と増強の違いなど、応用倫理の最先端の議論が展開されます。参加自由ですので、どうかご参集ください。(一ノ瀬正樹)