常呂実習施設は、史跡「常呂遺跡」など数多くの遺跡に囲まれた研究環境を背景として、北見市常呂町の全面的な協力のもと、発掘調査に基づいた実証的な考古学研究を半世紀にわたり継続してきました。
また、このような地域連携型の研究成果を生かしつつ、日本列島とその北方地域の交流史の解明など、北東アジア地域全体を視野に収めた研究も推進しています。
当施設には2名の研究者が常駐し、研究・教育活動をおこなっています。
東京大学考古学研究室・常呂実習施設が北見市常呂町でおこなった発掘調査の一覧です。
常呂町での発掘調査は、1957(昭和32)年から毎年継続して実施されています。
当施設と考古学研究室が編集した刊行物の一覧です。
常呂町でおこなわれた発掘調査の報告書のほか、ロシア極東地域を中心とする調査研究の成果をまとめた『東京大学常呂実習施設研究報告』を継続して刊行中です。
当施設が所蔵、公開している、モヨロ貝塚の発掘調査(1947年・1948年・1951年)の内容を記録したガラス乾板について、当施設の関係者による研究成果を紹介します。
発掘調査の一覧に記載している遺跡の出土資料は、全て常呂資料陳列館に収蔵されています。
(※1970年代以前におこなわれた調査資料の一部は、本郷キャンパスに収蔵されています)
展示資料:北見市常呂町内出土考古資料等 840点
収蔵資料:北見市常呂町内出土考古資料等 634箱 約160,000点