修士論文題目

2022年度

ダマスコスのヨアンネスにおけるαἵρεσιςとしてのイスラーム
14世紀イングランドにおけるタウン&ガウンの関係と王権ーオックスフォードを事例としてー
1663/64年トルコ戦争における神聖ローマ帝国軍<br /> 19世紀スコットランドのナショナリズムとユニオニズム:ヴィクトリア女王のスコットランド訪問を中心に
20世紀初頭における大セルビア主義の発展と第一次世界大戦の開戦原因ーセルビアのコミタジ・チェトニクに着目して

2021年度

カロリング期における説教テクストと聖書註釈の機能について
ノルマン征服期イングランドの修道院における「変化」~ランフランクの事業を中心に~
三十年戦争前半期における教皇庁の対スペイン政策と領土問題―ウルビーノ公領直轄化の初期を中心に(1623-1625)―
ヴィルヘルム期初期のドイツ外交政策:フリードリヒ・フォン・ホルシュタインにみる「新航路」
ドイツ国家国民党と農業利益―対スペイン・フランス通商条約交渉を例に
西ドイツにおける「戦後民主主義」と被追放民 1953年連邦被追放民法における被追放民の統合構想

2020年度

後期共和政ローマの高位公職者選挙について:民衆の政治参加をめぐって
ユリウス・クラウディウス朝期におけるダルマティア属州統治の再検討―都市および軍団の視点から―
外務卿ユーグ・ド・リオンヌの「派閥」からみるルイ14世親政初期外交行政(1663-1671)
エカチェリーナ2世の統治初期における商業政策の理念と実践:カメラリズムの視点を中心に
二重主義体制下ハプスブルク帝国のムスリム及び対ムスリム政策
1911年国民保険法第一部国民健康保険の政策理念:「社会改革」の戦略的実現

2019年度

教会の問題としての「清貧」―教皇ヨハネス22世の決定をめぐって(1322/23年)―
復古王政期フランスにおける反教権主義の様相―1825年の瀆聖法と聖別式に対する反応を中心に―
第三共和制初期マルセイユにおける警察と都市秩序:1881年6月の「マルセイユの晩祷」事件を中心に
フランスのツーリズム団体とドイツ第二帝政期のアルザス:1890年~1914年を中心に
20世紀初頭のロシアにおけるマスメディアと社会 『ジャーナル・コペイカ』を中心に
シェレスト期ウクライナ政治の再評価 経済的側面からの検討

2018年度

アギスとクレオメネスの改革—スパルタ社会の実像と改革の本質—
田園地帯からみる帝政前期ローマの属州ガリア統治—ローヌ=アルプ地域のウィクス・パグスの検討—
10~12世紀ビザンツ帝国の歴史記述におけるロマノス1世の位置づけ—皇帝序列を中心に—
近世ドイツの法学識者の役割—16世紀ケルン市を事例に—
第一次ロシア革命期フィンランドにおける「老フィン人党」

2017年度

古典期アテナイにおける市民顕彰と大衆
アリエノール・ダキテーヌの発給証書にみるイングランド王妃の宮廷-王妃周辺の人的集団をめぐって-
フランス革命期の外国人レジオン-フランスの視点から見たその設立の様相-
革命期ロシアにおける民族領域自治構想の展開-ウクライナを中心に、1904~1917年
南部ロシア白軍運動における義勇軍とコサックの関係
戦後スターリン期の祭典-モスクワ800周年記念祭と都市空間

2016年度

ヘラクレイア碑文における所属表象について
第一次ポエニ戦争勃発時のシチリア情勢とカルタゴの対外政策
『一般訓令』の成立(789年)とその政治的・社会的背景
13世紀前半の都市トリーアにおける統治構造の変容
ジャウマ1世の証書からみるムデハルの隷属性
1641年アイルランド反乱表象の政治学:内戦期イングランドでの被害者供述出版を手がかりに
フランス宗教戦争末期のリーグ派帰順王令の分析-宗教戦争からカトリック改革への歴史的文脈に位置づけて
「ピータールーの虐殺」という記憶-マンチェスター選挙法改正運動再考1819-1832
ロシア第一次革命期の右翼団体の考察-1880年代からの動向を踏まえて
第一次大戦前夜のドイツ・オスマン両帝国の関係強化に関する一考察

2015年度

初期属州アシアにおけるギリシア諸都市の変容
テオドロス・メトキテスの登用の経緯を巡る諸問題の検討―アンドロニコス2世治世における宮廷人事とその政治的背景―
オットー大帝期における文書発給と規範性の認識
1860年代中国海域における国際協力体制の再検討―英国の海賊鎮圧の理念と活動を中心に―」

2014年度

法文史料にみる後期ローマ帝国の去勢者―ユスティニアヌス1世治世の法典編纂事業をめぐる諸考察―
枢機卿グイドの教皇使節活動
ヘシュカズム論争期におけるビザンツ知識人のヘレニズム―変容と批判
ルイ16世裁判再考―先例としてのチャールズ1世裁判をめぐって―
フランス革命期の<反革命>―ラ・ショシュジャクラン夫人『回想録』に見るカトリック王党軍のイデオロギー

2013年度

アテナイにおける決議主導型手続きについて―五百人評議会・アレオパゴス評議会の役割を中心に―
14世紀末スコットランド北部における政治秩序
フランス革命戦争期ロンドンにおける統治システムの再編成
ナポレオン3世による社会福祉政策とその思想背景
1930年代のソ連における政治と社会―作戦命令00447号と見世物裁判に見る政治的規律化―
戦間期のイギリスにおける「計画化運動の諸相」―G. D. H. コールの言説からみる

2012年度

古典期アテーナイの殺人訴訟における殺人行為の解釈
9世紀末から10世紀半ばまでのマーシア宮廷:その独立性と連続性から見た「イングランド統一」再考
シャルル5世期フランスにおける国王森林制度の改革
1641年のアルスタ反乱における宗教的暴力について
18世紀中頃のパリにおけるポリス従事者の職務意識
英宣教医ベッテルハイムの琉球王国宣教とイギリス帝国

2011年度

アルフォンソ10世紀のムルシア王国における征服地社会の構造
国王宮廷への伺候について:フリードリヒ1世治世におけるバーベンベルクーを例に
第一回十字軍における南仏聖俗諸侯
軍事書『タクティカ』とレオン6世治世期(886-912年)のビザンツ帝国東方辺境

2010年度

アテナイにおける私的宗教団体の変遷
17世紀初頭ラ・ロシェルの市政と改革は宗派
共和制末期ローマにおけるコンティオの利用に関する考察
16・17世紀イングランドにおけるバルト海貿易―ハルを中心に―

2009年度

14世紀前半のフィレンツェにおける商社の活動とその背景
スイス盟約者団代表者会議における政策決定構造—1499年を中心に—
20世紀初頭ブルターニュにおけるシヨン:農村問題重視の言説をめぐって
20世紀前半イギリスの教育改革とR.H.トーニー
18世紀フランスにおける外国人と帰化—ブリティッシュ・ディアスポラの事例から—
19世紀末アイルランド語復興運動における共同体の理想

2008年度

ヨーゼフ二世期ハプスブルク帝国の統合とガリツィアにおける関税政策
全連邦共産党(ボリシェヴィキ)と大衆統合、1934-39年:1936年憲法制定に注目して
1908年 ロンドン・オリンピックにおける政治と人種

2007年度

中世末期ニュルンベルクの都市使節活動
中世末期ブルターニュ「国家」の統治制度:財政を中心に
ドナティスト教会成立過程におけるイニシアティブ:カエキリアニズム運動
紀元前2世紀前後のローマ、およびペルガモン、ロドスの対外政策:地中海世界の一極化とそれへの抵抗
中世後期における大学神学部の新設とドミニコ修道会の学校組織:モンぺリエを中心に
アラゴン王ハイメ1世の地方統治:バレンシア地方のbaiulus(1257-1273)
啓蒙期フランスのフリーメイソンにおける中央と地方:ボルドー「イギリス」会所の事例研究
19世紀後半から20世紀初頭のイギリスにおける女子中等教育

2006年度

ヴァイマル共和国およびオーストリア共和国の成立期における国旗・国章の制定と両国の合邦問題
三十年戦争期のバイエルンと軍隊
スペイン第二共和政期カタルーニャにおける移民問題と同化政策構想
啓蒙改革期トスカーナ大公国におけるコムニタ令(1772-1786)
宗教戦争期フランスの信仰と社会 リヨン・カトリック・リーグの言説を通じて
ルイ9世期の地方統治:低ラングドック地方ベジエのヴィギエ管区を中心に
王政復古前期における非国教徒
19世紀後半から20世紀初頭のイギリスにおける税政策

2005年度

イギリス自由党と1902年教育法
近世フランスにおけるマリア信心会の導入と展開
ソヴィエト・フィンランド戦争がソヴィエト軍事政策に与えた影響について:軍事コミッサール制度に着目して
フランスにおけるユダヤ長老会の同化政策
スターリンの対ドイツ政策とドイツ人動員:ベルリン封鎖前後のスターリン・SED指導部の会談を中心に
イギリス海軍の極東・太平洋防衛構想 1902~11

2004年度

河川水運から見る帝政中期ガリア経済の実態と変容
オルデリクス・ヴィターリス、十二世紀歴史記述における「教会」史
第一次大戦期イギリスの新聞にみる総力戦の形成
両大戦間期フランスの対応に見るロシア難民問題の発生と展開
成立期におけるキリスト教民主同盟の社会経済構想:第三の道の模索

2003年度

12世紀前半ルンド大司教の北欧内における位置付け
前4世紀ギリシアの国際関係における小ポリスの位置:ケオス・アテナイ関係を中心に
ロシア革命と総力戦
18世紀後半パリにおける服飾品流通とモード商人
アウグストゥスの婚姻法とその社会的背景
中世後期ローマにおける新興貴族階層の形成
コンスタンティウス2世による東方元老院再編の意義
ディオクレティアヌス帝治下の属州再編と都市の動向

2002年度

アンフィクテュオニア暴行事件の背景と真相を巡って
アルフォンソ10世期における軍役義務とセビーリャ社会
1917年ロシア革命期におけるソヴィエト運動と大衆組織化の問題
オットー1世期「帝国教会制」とその射程
19世紀後半ロシアの出版政策と商業定期刊行物
ウィリアム期イングランドにおける常備軍論争
ヘレニズム時代におけるクニドスと国家間仲裁活動
ヘレニズム期初頭におけるシチリア諸ポリスの対外政策:エンテッラの事例を中心に

2001年度

848年シャルル禿頭王の即位式
第一次世界大戦下の食糧問題とオーストリアの総力戦体制
1620年代、30年代イングランドにおける中傷
第二帝政後期の大衆的ナショナリズム:全ドイツ連盟の活動を中心に
12世紀中葉―13世紀初頭のジェノヴァにおける投資活動と人的結合:公証人文書の分析から
水晶の夜ポグロムを可能にしたものとその狙い:欧米特派員や欧州駐在米外交官の見聞したポグロムの実状を通して
17世紀ヌヴェル・フランスにおけるカトリシズムと植民地建設

2000年度

ルイ14世親政期における地方総督の「統治」体制:ブルゴーニュ地方と総督コンデ親王家を中心に
国防軍兵士たちの戦争観とナチ・イデオロギー
アレクサンデル三世期の教皇庁:移動とその主体
ヘレニズム諸王国の海上政策
12世紀後半新カタルーニャにおける再植民運動
英領マラヤにおけるインド系労働移民
「聖歌隊」の形成:カンブレー大聖堂の音楽組織

1999年度

15世紀におけるバルト海地方の穀物輸出:プロイセン都市ダンツィヒを中心に
「西欧」「ドイツ」「ロシア」エルンスト・ニーキッシュの時代認識
ナチズム期における警察
元首政期ローマにおける支配者像と政治的及び社会的状況
13世紀ノルマンディーにおける説教活動:制度化と実践
ニコライ1世紀の「保守」思想の考察:「官製国民性論」再考 雑誌『モスクワ人』を中心に