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宗教学研究室への駒場からの進学者は毎年15名前後、学士入学者は0~1名程度です。
全員が二年で卒業するとは限らないので、30~50名の学部生が在籍しています。
卒業生数は毎年15名前後で、うち3名程度が大学院へ進学、他は就職というのがここ数年の傾向です。
比較的最近の主な就職先は次のようなものですが、ごく普通の就職活動をして一般企業の会社員や公務員になっていく学生が多いということがわかります。その他、卒業後に医師や弁護士を目指すという人も珍しくありません。
卒業生の就職先例
アクサ生命、NHK、NTTドコモ、NTT西日本、NTT東日本、紀伊國屋書店、講談社、産経新聞、サントリー、資生堂、昭和電工、清水建設、住友金属工業、衆議院事務局、中央公論新社、電通、東京都庁、東レ株式会社、日本テレビ、
日本図書センター、日本郵政、野村證券、博報堂、HP研究所、富士通、日立製作所、P&G、三越、三菱電機、三菱商事、りそな銀行、早稲田アカデミー、その他、地方銀行、地方放送局、地方自治体
卒業論文題目一覧
大学院の在籍者数は修士・博士を合わせて50名ほどになります。
大学院修士課程への入学者は毎年6名前後、年によって違いますが、半数程度が他大学出身者です。
入学試験に必要なのは、修士課程は筆記試験(外国語二科目+専門科目)と 口述試験(卒業論文かこれに代わるもののを提出)
です。2年または3年で修士論文を提出し、このうち博士課程に進めるのは毎年4名程度です。
大学院博士課程への進学は
口述試験(修士論文)によって審査されます。他大学からの博士課程入学者は筆記試験も必要になります。博士課程からの入学は例外的なケースであり、多くの場合、まずは修士課程で宗教学の方法を身につけることをおすすめしています。
入学要件について詳しくは大学院人文社会系研究科による案内を参照してください。
博士課程の標準年限は3年間ですが、多くの人は休学・留学・単位取得満期退学(在籍5年で満期となります)を経て、大学院修士課程入学から数えて10年ほどかけて博士論文の提出を目指します。
氏名 | 研究テーマ |
---|---|
馬場真理子 | 中近世日本における暦注・暦占観 |
飯田陽子 | ニューソートにおける女性の自己啓発に関する研究 |
李 美奈 | 17世紀レオネ・モデナのユダヤ教概念 |
髙瀬航平 | 明治期日本における公教育と宗教の関係史 |
野川 祈 | E.トレルチの宗教思想 |
伊藤優 | 近世・近代宗教史における奇術 |
牛窪彩絢 | 琉球諸島の葬墓制 |
郭立東 | 戦後日本宗教史における「水子」の言説:新宗教・知識人・政治・大衆メディアのもつれ |
田宮克真 | 甲骨文資料における中国古代宗教 |
輝元泰文 | フランスにおける禅の受容と宗教変動 |
柴田峻太朗 | 西欧中世初期における聖餐論の展開 |
田口哲郎 | フランス・ロマン主義文学における宗教性-カトリシズムと世俗の間- |
坪井俊樹 | 現代日本における宗教の世代間継承 |
和田知之 | 現代ドイツにおける改宗ムスリム |
和田理恵 | 現代日本人の宗教意識の研究(主に計量テキスト分析の手法を用いる) |
服部直美 | 〈国学とキリスト教〉の影響関係――平田篤胤と松山高吉を中心に |
氏名 | 研究テーマ |
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鵜沢祐汰 | 生命倫理と宗教・スピリチュアリティ |
三浦大樹 | 現代のスピリチュアリティと物語 |
山本良 | 宗教組織の外部における霊性――シモーヌ・ヴェイユをめぐって |
菅原一花 | 近代ベトナムの仏教復興運動 (Phong trào chấn hưng Phật giáo) |
細野一斗 | 消費主義と宗教 -マテリアルカルチャーの視点から- |
間啓希 | 現代日本文化における宗教の受容と理解 |
研究生は数名程度在籍しています。在籍者のほとんどは、修士課程修了後に博士課程進学を目指す学生と大学院入学を目指す海外からの留学生です。
大学院生全員参加のゼミ(木曜ゼミ)の2018、2011、2009および2007年度発表題目一覧です。予定表をもとにしていますので実際とは異なっている場合が多々ありますが、参考にはなると思います。このゼミは、大学院生と研究生、教員スタッフ全員が参加し、司会、コメンテイターは大学院生がつとめます。大学院生による一時間ほどの発表のあと、コメンテイターによるコメント、全員による質疑応答、ディスカッションが行われます。
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