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資料と記録(2013年度)

はじめに

 発刊:2014年4月30日

《医療・介護従事者のための死生学》基礎コースは、実質的に2009年度に発足している活動であって、東京大学大学院人文社会系研究科の死生学・応用倫理センター(2011年度発足)を実施母体とし、同センター 内上廣死生学・応用倫理講座が担当して行うようになってきている。

2013年度に本コースとしておこなった主な活動は次の通りであった。まず、臨床倫理をテーマとして〈春季セミナー〉(4月21日)を、また、本コースの初心者を対象とするものとして〈夏季セミナー〉(8月4日) を、さらに〈冬季セミナー〉に充当するものとして、シンポジウム「人生の最終段階のケア―支える文化の 創成に向けて」(2月9日)を開催した。

本コースの研鑽のまとめとして修了レポートを出すことになっているが、今年度数件の提出があった。そのうち1名が修了認定まで到達した。他は年度の終わり近くに提出されたもので、その多くは次年度前半に修了認定に到ると見込まれる。

上廣講座のもう一つの主要活動として、〈臨床倫理セミナー〉を、上記東京における春季セミナーの他、 仙台、札幌(3件)、芦屋、佐久、金沢(2回)、松山、大阪(2件)、広島と、計12回開催した(これらは上記基礎コースの授業としても認定している)。開催地もだんだん広がり、また、地元の主催者が当方の教員1名 ないし2名を講師として招聘する場合も多く、各地の積極的な姿勢と当方への期待を感じている。何回も開催しているところからは、病院における患者・家族への対応が変ってきたという報告もある。

なお、臨床倫理の活動を各医療機関でリードする人材を養成するべく、ファシリテーター養成コースに取り組み、第0期(試行)を東京および大阪で各1回行った。 以下、概要を報告する。

清水哲郎 記(死生学・応用倫理センター 上廣講座特任教授/リカレント教育担当)


資料編

医療・介護従事者のための死生学セミナー

〈春季セミナー〉
1 臨床倫理エッセンシャルズ 入門編 (臨床死生学トピック)
会田薫子(東京大学)
2 臨床倫理エッセンシャルズ トピック (臨床死生学トピック)
清水哲郎(東京大学)
3 臨床倫理検討シートの使い方&問題の整理・分析・対応 (臨床死生学トピック)
清水哲郎(東京大学)
〈夏季セミナー〉
1 死生学とは何か (死生学コア)
清水哲郎(東京大学)
2 ケアにおける死生の理解 (臨床死生学コア)
清水哲郎(東京大学)
3 20世紀心理学の死生観――フロイトからキューブラー=ロスへ (死生学トピック)
堀江宗正(東京大学)
4 終末期医療と法 (臨床死生学トピック)
樋口範雄(東京大学)
〈冬季セミナー〉
1 長寿社会に生きる
 秋山弘子(東京大学)
2 地域包括ケアと地域居住の継続(Aging in place)
太田秀樹(医療法人アスムス理事長)
3 人生最期の栄養の摂り方についていっしょに考えましょう  
  ――宮城県南栄養サポートネットワークの活動紹介――
 二井谷友公(みやぎ県南中核病院)
4 認知症を有する高齢者への意思決定支援
  ――清水・会田の意思決定プロセスノートを適用して――
道香織(国立長寿医療研究センター)
5 意思決定プロセスノート:今後の展開 事前指示からACP へ
清水哲郎(東京大学)
6 地域版人工栄養ガイドライン作成の試み〜カシオペアガイドライン〜
  口から食べられなくなった時に考えること
高橋 浩 (岩手県立二戸病院)
〈修了レポート〉
平成25年度修了者

臨床倫理プロジェクト

臨床倫理セミナー
1 臨床倫理セミナー in せんだい
2 臨床倫理セミナー in さっぽろ
3 臨床倫理セミナー in あしや
4 臨床倫理セミナー in さく
5 臨床倫理セミナー in えひめ
6 臨床倫理セミナー in かなざわ
7 臨床倫理セミナー in おおさか
8 臨床倫理セミナー in さっぽろ
9 臨床倫理セミナー in ひろしま
10 臨床倫理セミナー in おおさか

臨床倫理リーダーシップ養成コース
1 第0 期@東京
2 第0 期@大阪

臨床倫理リーダーシップ養成コース@大阪 資料
1  臨床倫理の考え方
2  事例検討法@
3  事例検討法A
4  事例検討ファシリテーション@
5  事例検討ファシリテーションA

記録編

1 2013年度写真記録
2 アンケート結果
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