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『死生学・応用倫理研究』 第20号

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国際シンポジウム 「災害が遺したもの―語りつぐ記憶と備える文化」
池澤優
「趣旨説明」

第1部 災害の記憶

保立道久
「地震の神話と地震の記憶 ― 奈良・平安時代の地震にふれて」

グレゴリー ボサール
「墓碑と祈念碑 ― 紀伊半島における社会・環境的災害と災害犠牲者の記憶を支えるもの」

島薗進
〔コメント〕
「災害の記憶を伝える文化装置 ― 保立道久氏、グレゴリー ボサール氏へのコメント」

第2部 災害に備える文化
ニコラ エリソン
「紛争、ハリケーン、市場化 ― トトナカ族が経験した社会的断絶という名の災害」

セシル ブリス
「忘れられゆくものの記憶 ― 弾力的回復(レジリエンス)への抵抗の一形態」

石田葉月
「低線量被ばく問題を考える ― ひとりの福島県民、そしてエネルギー経済学者として」

アンヌ ブッシイ 
〔コメント〕
「フクシマの災害と災禍に対する社会の反応」

第25回日本生命倫理学会年次大会 「死生学と生命倫理」
 
大会概要

池澤優 
〔大会長講演〕
「生命倫理と伝統文化中国における知情同意(インフォームド・コンセント)に関する論争を題材に」

特別対論企画 「低線量被爆と生命倫理」
 
趣旨説明

 
シンポジウムでの発表要旨

加藤尚武
「臨床と予防 ― 放射線障害の認識論」

島薗進
「科学・社会・倫理を関連づけて捉えること ― 加藤尚武氏 「臨床と予防 ― 放射線障害の認識論」に応答する

加藤尚武
「伝聞証拠の使い方 ― 島薗進氏への応答」

論文
堀江宗正
「霊といのち ― 現代日本仏教における霊魂観と生命主義」

小野久志
「生に回帰する死 ― 『沙石集』にみるスピリチュアルケア論」