東京大学イスラム学研究室

イスラム学研究室

連絡先・開室時間

イスラム学研究室の所在地、連絡先、開室期間は以下の通りです。

住所
〒113-0033
東京都文京区本郷7-3-1 赤門総合研究棟8F
*赤門近くの正面エレベータをご利用ください。

開室時間
メール(l_isl(at)l.u-tokyo.ac.jp<(at)を半角@に変換)でお問い合わせください。

イスラム学とイスラム学研究室について

 イスラム学とは、イスラム教の文化・思想・宗教・文学を、主として文献によって実証的に研究する学問です。本専修課程は、そのためにアラビア語学をはじめとする基本的な修練を得させ、イスラム文明の正しい理解に資する人材や研究者を養成することを目的とします。詳細についてはこちらをご参照ください。

イスラム学研究室の歴史

 1982年、東京大学文学部に、イスラム教の思想文化を研究対象とする研究室としてイスラム学専修課程が設置されました。このような専修課程ができるのは、東京大学内においてはもちろんのこと日本中でもはじめてのことです。初代主任として東京大学東洋文化研究所から中村廣治郎助教授が迎えられ(1987年に教授昇任)、イスラム学専修課程は教官1名、助手1名という体制でスタートしました。この時期に中村教授を支え研究室の体制造りに尽力した歴代助手は、鎌田繁先生、小田淑子先生、東長靖先生でした。

 1990年、東海大学文学部から竹下政孝助教授が迎えられ(1994年に教授昇任)、イスラム学専修課程は教官2名、助手1名という体制になりました。1995年には大学院重点化により東京大学大学院人文社会系研究科が本属となり、これ以降のイスラム学は、大学教育においては東洋史(西アジア)等と共にアジア文化研究専攻、学部教育においては哲学、中国思想文化学、インド哲学仏教学、倫理学、宗教学、宗教史学、美学芸術学と共に文学部思想文化学科内の中に位置づけられることになりました(2018年の改組により人文学科に移行)。変動が多かったこの時期に助手を務めたのは、飯塚正人先生、内藤陽介先生でした。

 1997年、イスラム学科の創設者である中村教授が退官し、後任として柳橋博之助教授が着任しました(1997年は前任の東北大学大学院国際文化研究科と併任、2007年に法改正に伴い准教授、2010年に教授昇任)。大学院重点化の成果としてはじめて東京大学博士号の取得者が輩出されたのは、1998年でした。かつては海外の大学院で博士号を取得するのが一般的でしたが、この年以降、東京大学で課程博士を取得する者の比率が高まっていきます(過去に提出された博士論文についてはこちらを参照してください)。またこの時期には、仁子寿晴先生が助手を務めましたが、2007年の学校教育法の改正に伴い助手制度は終わり、任期制助教が研究室をサポートしていくことになりました。この時期に助教の任に当たったのは、青柳かおる先生、吉田京子先生でした。2013年、竹下教授の退職に伴い菊地達也准教授が着任しました(2022年に教授昇任)。2019年には再び助教ポストが設置され、井上貴恵先生が着任され、2021年からは小野仁美先生がこの任に就かれています。2023年には柳橋教授が退職し、松山洋平准教授が着任しました。

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