東京大学イスラム学研究室

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菊地 達也 教授 Prof. Tatsuya KIKUCHI

7世紀以降のシーア派創生期において、輪廻転生や特定個人の神格化を主張する「極端派」がいかにして生まれ、そのような主張を含むシーア派内の思想潮流が、十二イマーム派、イスマーイール派といった大勢力とドゥルーズ派、ヌサイル派といった「極端」な小勢力に分岐していったのかをこれまで研究してきた。今後は考察の対象をイスマーイール派、ドゥルーズ派以外にも拡大し、主流派であるスンナ派の思想がほぼ出そろった13世紀以降、シーア派諸勢力の思想がどのように変化していったのかを考えていきたい。

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松山 洋平 准教授 Associate Prof. Yohei MATSUYAMA

イスラーム教スンナ派の思想を研究対象としている。博士論文では、マイノリティ・ムスリムの社会状況を考慮したイスラーム法解釈を推進する現代の運動「フィクフ・アル=アカッリーヤート」(マイノリティのためのイスラーム法学)をテーマに、唱道者間の比較分析を行った。現在は、ハナフィー派神学の思想的展開に関する研究を進めたいと考えている。その他、日本におけるイスラーム教理解の問題にも関心がある。

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小野 仁美 助教 Assistant Prof. Hitomi ONO

8世紀から19世紀頃までに書かれたイスラーム法の著作を対象に、「子ども」と「家族」をキーワードとして研究してきた。とりあえずの研究成果は、『イスラーム法の子ども観―ジェンダーの視点でみる子育てと家族』(慶應義塾大学出版会、2019年)、『結婚と離婚 イスラーム・ジェンダー・スタディース1』(森田豊子・小野仁美編、明石書店、2019年)として刊行した。他分野の研究者との共同研究の幅も広がり、今後はさらに多面的なアプローチによるイスラーム法研究を目指したい。

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