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書評ソシオロゴス No.18 2022

地域開発を正当化する住民の論理を可視化する——『交差する辺野古』が切り開く方法と理論の地平 前田 一歩・馬渡 玲欧

本稿は熊本博之著『交差する辺野古――問いなおされる自治』(2021年、勁草書房)の書評論文である。本書は、沖縄の米軍基地負担を辺野古に生きる人びとがいかに経験してきたのかを描写することで、普天間基地代替施設という新たな基地負担を容認する、辺野古の人びとの決断の理由を探ろうとする研究である。とくに本書は… 続きを読む(pdf)