- 講演記録:北原敦ほか
- フランス革命からファシズムまで―二宮・柴田・グラムシとの対話
- 桑子 亮
- フランス宗教戦争期における政治と宗教―ナント王令の成立過程および内容からの検討―
- 小西 正紘
- 「ピータールーの虐殺」という表象―19世紀初頭イングランドの民衆の政治文化におけるジェンダーと愛国心―
- 特別寄稿:ピエール=イヴ・ボルペール
- 社交性の「製作所」/訳:田瀬 望・見瀬 悠
- 史料解題・翻訳
- ヒュペレイデース新断片/訳:柏 達己・佐藤 昇
- 第一リヨン公会議(1245 年)決議文翻訳/監修:藤崎 衛
- 留学体験記:八谷 舞
- "Welcome to historians' world"―アイルランド留学体験記―
- 退職記念特集
- 姫岡とし子教授 ロング・インタビュー
- 足立 恭平
- グラックス改革と民衆―コンティオをめぐる近年の研究から―
- 小風 尚樹
- 19 世紀中葉イギリスの東アジア戦略における日本の位置づけ―イギリス海軍司令長官スターリングの北東アジア観と函館港―
- 特別寄稿:アタナシオス・リザキス
- ローマ世界の周縁で社会的階梯を上下する―ペロポネソス半島諸都市の場合―/訳:佐藤 昇
- 書評:佐藤昇
- 『西洋古典叢書 デモステネス弁論集』第1~4 巻
- 史料解題・翻訳
- 第四ラテラノ公会議(1215 年)決議文翻訳/監修:藤崎 衛
- 深沢克己教授退職記念対談:深沢克己教授・勝田俊輔教授
- フランスとアイルランド―共通の歴史、差異の歴史
- 纓田 宗紀
- 1059年の教皇選挙令と枢機卿団の形成
- 大島 幸之介
- ヴァンデ戦争におけるカトリック王党軍の組織
- 楠田 悠貴
- フランス革命における国王裁判の政治文化的意義
- 特別寄稿:デボラ・ボーデカー
- 歴史家と/としての初期ギリシアの詩人/訳:佐藤 昇
- 特別寄稿:デボラ・ボーデカー
- ヘロドトスにおける僭主のスペクタクル/訳:師尾 晶子
- インタビュー:石井規衛教授 ロング・インタビュー
- /聞き手:クリオ編集部・石井先生大学院ゼミ
- 柏 達己
- 前4世紀アテナイにおけるarchai の定義について―Aischin. 3. 13-15, 28-30の解釈を中心に―
- 中川 友喜
- 12・13世紀スコットランドのストラサーン伯による伯領外民の受容
- 長野 壮一
- 19世紀前半パリにおけるセルクル―M・アギュロンによる「ブルジョワ的社交関係」概念の再検討―
- 特別寄稿:マリア・ジュゼッピーナ・ムッザレッリ
- ボローニャのゲットー/訳:藤崎 衛
- 内川勇海
- 古典期アテナイの殺人訴訟における「法手続きの柔軟性(procedural flexibility)」について―apagōgē/endeixisの分析を中心として―
- 渡辺公夫
- 1909年のイギリス海軍政策の転換とドイツ海軍の「脅威」
- 特別寄稿:ヒュー・ボーデン
- 名無しの神々:秘儀、神話、儀礼とギリシアポリスの宗教/訳:佐藤昇
- 研究入門:古谷大輔
- 西洋史研究者のためのスマートフォン活用入門―ポスト・パーソナルコンピュータ時代の知的生産術―
- インタビュー:近藤和彦教授ロング・インタビュー
- /訊き手:クリオ編集部・後藤はる美・伊藤剛史・辻本諭
- 富樫遼大
- 18世紀フランスの小麦粉戦争における王権の対応
- 特別寄稿:ロバート・C・T・パーカー
- 古代ギリシアの供犠:大問題/訳:佐藤昇
- 留学体験記:斉藤恵太
- ポツダム・ベルリン留学体験記
- 内田康太
- 共和政末期ローマにおける上位公職選挙の性格―『選挙運動備忘録』を中心に―
- 小山内孝夫
- 中世後期・近世ヨークシャ毛織物工業史の再検討―リーズとヨークの事例より―
- 伊藤正彦
- 18世紀初頭フランスにおける私商人の東インド貿易参入―サン=マロ商人への貿易特権の委譲をめぐって―
- 特別寄稿:アイリン・ポリンスカヤ
- 共通領域と他所(よそ)の神々―ヘロドトス8巻144節における「共通」の意味に関する覚書―/訳:佐藤昇
- 特別寄稿:オリヴィエ・サンフィリッポ
- フランソワ・カロン、ヨーロッパと日本の仲介者 1619-1641年/訳:田瀬望
- 特集
- 欧州文書館事情
- インタビュー:桜井万里子・姫岡とし子対談インタビュー
- ―「ジェンダー史学を語る」―/訊き手:『クリオ』編集部
- 木谷明人
- 13世紀後半カスティーリャ王国における地方統治制度の生成 ―アデランタード・マヨールの導入をめぐって―
- 見瀬悠
- ルイ15世期フランスにおける高等法院とモプー改革―ボルドーとグルノーブルの事例から―
- 飯野義寿
- 第三共和政期ブルターニュにおける農業組合と地域社会
- 舘葉月
- フランス留学体験記
掲載論文要旨(木谷・見瀬・飯野)(PDF/112KB)
- 小澤実
- 序
第Ⅰ部 フォーラム:『ヨーロッパ中世の宗教運動』の解読
- 小澤実
- 西洋中世の民衆宗教運動 ―グルントマン以降―
- 鶴岡賀雄
- コメント1:「霊性」、「物語」、「民衆」 ―中世キリスト教史記述の3つのおおきな概念について―
- 杉崎泰一郎
- コメント2:ロマネスク、ゴシック期の宗教運動への視角
- 赤江雄一
- コメント3:中世後期ヨーロッパの宗教文化の理解に向けて
- 千葉敏之
- コメント4:構造と運動 ―池上俊一『ヨーロッパ中世の宗教運動』の方法論をめぐって―
- 池上俊一
- レスポンス
第Ⅱ部 『ヨーロッパ中世の宗教運動』に寄せる9稿
<1.越境者との対話>
- 金沢百枝
- 美術様式と時代の色調
- 草生久嗣
- ビザンツの「民衆的宗教運動」とその「霊性」について ―異端メッサリアノイの射程―
- 山本妙子
- 近世フランスから見た宗教運動 ―連続・変容・地域―
<2.宗教運動の震源>
- 桜井康人
- 「十字軍」と「少年十字軍」 ―十字軍研究の立場から見た『ヨーロッパ中世の宗教運動』―
- 藤崎衛
- 中世のローマ教皇権と宗教運動
- 青谷秀紀
- 都市の宗教とは何か
<3.「辺境」からの眼差し>
- 成川岳大
- 中世スカンディナヴィア人と同時代ヨーロッパの霊性 ―北欧中世史から『ヨーロッパ中世の宗教運動』へのコメント―
- 藤井真生
- フス派運動における民衆と民族 ―池上俊一著『ヨーロッパ中世の宗教運動』によせて―
- 村上司樹
- スペイン中世から見た『ヨーロッパ中世の宗教運動』
- 小澤実
- 後書きにかえて
- 池上俊一/小澤実/梶原洋一
- 池上俊一 略歴と業績一覧(2008年4月まで)
- 執筆者一覧
- インタビュー:池上俊一・高山博「西洋中世学の未来」/訊き手:『クリオ』編集部
- 小林祐門
- 古典期アテナイにおけるhybris訴訟とその実態
- 稲垣春樹
- ウィリアム・ウィルバーフォースの福音主義とミッション運動 ―1813年東インド会社勅許改訂を中心に―
- アラン・K・ボウマン/訳:高橋亮介
- ギリシア・ローマ世界の中のエジプト ―プトレマイオス王朝からローマ属州へ―
- 伊東剛史
- 「素晴らしい脚注です!」 ―英国留学奮闘記 2000-2005―
- デイヴィッド・デイ/訳:矢吹啓
- 占奪する社会 ―世界史を理解する新しい方法―
- 近藤和彦
- The days with the Days
- 伊藤雅之
- 古代ローマの対外クリエンテラ ―パトロキニウムから見る共和政末期から元首政初期の対外政策―
- 鰐淵秀一
- 18世紀におけるドイツ系移民とペンシルヴァニア植民地
- 小金澤葵
- ヨーゼフ2世の政策とガリツィア・ユダヤ人社会
- 坂野正則・山本妙子
- 17世紀パリにおける篤信家ネットワークの編成 ―聖体会と貴顕信心会を中心に―
- インタビュー:佐藤彰一教授に聞く/聞き手:クリオ編集部、構成:小澤実
-
- 森田直子
- ドイツにおける博士号取得の回顧と展望
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