








|
Dr. van Bruinessen先生紹介
Professor of University Utrecht
ファン・ブライネッセン先生は、インドネシアのイスラームの中でも、特に「伝統派」の動きに注目され、タレカット(イスラーム神秘主義教団)、ナフダトゥル・ウラマー(インドネシア最大の社会宗教団体)に関する研究を次々と発表してこられました。ブライネッセン先生は、インドネシアのイスラームの中でも、特に「伝統派」の動きに注目され、タレカット(イスラーム神秘主義教団)、ナフダトゥル・ウラマー(インドネシア最大の社会宗教団体)に関する研究を次々と発表してこられました。その研究のめざすところは、「伝統派」の「知」の世界を内在的に理解し、そのダイナミズムを描きだすところにあります。1990年代のインドネシア・イスラームに関する研究に最も刺激を与えた研究者と言えるでしょう。
[ブライネッセン先生の略歴]
1978年にクルド人社会の政治社会構造を論じた"Agah, Shaikh, and state"で学位取得(博士論文はBooksほかから、4か国語で出版)。
1980年代初頭から約10年間インドネシアに滞在。この間バンドンのスラムで調査(1983〜84年)、LIPI(インドネシア科学院)で研究コンサルタントとしてプロジェクト「インドネシアのウラマーの世界観」に参加(1986〜90年)、スナン・カリジョゴ国立イスラーム宗教大学で客員教授(1991〜93年)。1994年より現職。
[インドネシアに関する主要な業績]
いずれもインドネシア語で出版
- "Tarekat Naqsyabandiyah di Indonesia: Survei Historis, Geografis dan Sosiologis"
- (インドネシアのナクシュバンディー教団:歴史学的、地理学的、社会学的研究)
- Bandung, MIZAN, 1994.(改訂版)
- "NU:Tradisi Relasi-relasi Kuasa, Pencarian Wacara Baru"
- (ナフダトゥル・ウラマー:伝統、権力関係、新しいディスコースの模索)
- Yogyakarta, LKiS, 1994.
- "Kitab Kuning, Tarekat dan Pesantren: Tradisi-tradisi Islam di Indonesia"
- (キターブ・クニン、タレカット、プサントレン:インドネシアのイスラーム伝統)
- Bandung, MIZAN, 1995.
- キターブ・クニンはイスラームに関するアラビア語の原書、古典
- プサントレンは寄宿制の伝統的イスラーム塾
- "Rakyat Kecil, Islam, dan Politik"
- (小さき民、イスラーム、政治)
- Benteng Budaya, Yogyakarta, 1998.
[研究会の予定]
こちらをご覧ください。
[招聘担当者]
小林寧子(愛知学泉大学経営学部)
0565-35-6561(研究室)
|