「注意と認知」研究会

Attention & Cognition Since 2002

「注意と認知」研究会とは?

What's new

  • 第23回研究会(2025年3月9-11日)の情報を更新しました。[2024/9/3]
  • 次年度の予定を公開しました。[2024/2/26]
  • 予稿集と当日の案内を公開しました(三号通信)。[2024/2/26]
  • 参加申込みフォーム、プログラムを公開しました(二号通信)。[2024/1/31]
  • 第22回研究会の発表申し込みを延長しました(1/14まで)。[2024/1/8]
  • 第22回研究会の日程を更新しました(一号通信)。[2023/10/27]
  • 新しいHPを公開しました。[2021/03/04]

ご挨拶

 本研究会は、2002年6月日本心理学会における研究会制度の発足に伴って承認された研究会です。本研究会で取り上げる研究は、視覚や聴覚といったモダリティにとらわれることなく、注意と認知に関わる幅広い実験心理学分野です。脳機能計測やシミュレーション・モデル研究といった学際的な研究領域とも積極的な協調や融合を目指したいと思います。このような研究領域をカバーする研究会の目的は、若手研究者の育成と国際的な情報発信です。そのための具体的な研究会活動として、国際ワークショップの開催、合宿研究会の開催、研究会資料の電子化、研究会参加者の情報交換を目的としたメーリングリストの運営を行います。

[研究会設立までの主な活動]
 設立母体となった視覚探索研究会は、10年以上に渡り合計60回以上の研究集会を独自に開催してきた私的研究会です。近年は、視覚探索研究会を中心として、日本心理学会大会においてシンポジウムやワークショップを企画してきました。1999年には「高次視覚 -注意とオブジェクト認知-」シンポジウム(このシンポジウムの副題が本研究会名の由来になっています)、2001年には「高次視覚の展開」ワークショップを行い、大きな注目を集めました。それ以降、これらのシンポジウムやワークショップ参加者の情報交換を目的としたメーリングリストを運営し、170名を越える研究者が参加していました。このメーリングリストがそのまま本研究会にメーリングリストになっています。

「注意と認知」研究会代表者 横澤 一彦

組織

・代表者

横澤一彦(日本国際学園大学)

・運営委員

浅野倫子(東京大学)
石松一真(滋慶医療科学大学)
伊藤 資浩(中京大学)
伊丸岡俊秀(金沢工業大学)
上田祥行(京都大学)
宇野究人(東京大学)
大久保らな(京都大学)
小川洋和(関西学院大学)
奧村安寿子(広島大学)
金谷翔子
河原純一郎(北海道大学)*
熊田孝恒(京都大学)*

蔵冨恵(岐阜聖徳学園大学)
齋木潤(京都大学)*
武田裕司(産業技術総合研究所)
伝保昭彦(東京工科大学)
中島亮一(京都大学)
新美亮輔(新潟大学)
西村聡生(安田女子大学)
前澤知輝(筑波大学)
松本絵理子(神戸大学)
光松秀倫
武藤拓之(大阪公立大学)
李琦(京都大学)

(あいうえお順、*は常任運営委員)

活動

 研究会の主たる活動として、国際ワークショップ合宿研究会の開催を行います。このような活動を通じて、若手研究者の育成と国際的な情報発信を目指します。 

 本研究会で取り上げる研究内容は、視覚や聴覚といったモダリティにとらわれることなく、注意と認知に関わる幅広い実験心理学分野の研究です。脳機能計測やシミュレーション・モデル研究といった学際的な研究領域とも積極的な協調や融合を目指したいと思います。

合宿研究会

第23回「注意と認知」研究会は、下記の日時で開催予定です。
日にちが近くなりましたら、こちらにより詳しいご案内を掲載します。

■概要
日時:2025年3月9日(日)~11日(火)
場所:サイプレスホテル 名古屋駅前 http://cypresshotel.jp/
    JR名古屋駅桜通口から北へ徒歩5分 アクセスマップ
目的:注意と認知に関わる研究者の研究発表(口頭発表)と討論の場を提供する。
    議論を通して研究者同士の親睦を深める。

※合宿担当者による宿泊予約の取りまとめを行います。
宿泊場所はサイプレスホテル名古屋駅前で、個室です。

■特別講演
川畑 秀明 先生(慶應義塾大学)
芸術認知研究における基礎と応用 ― 美を超えたアート研究の展開          

■発表演題を募集します
・発表は全て口頭発表形式です(発表15~20分、質疑応答10~15分を予定。1人30分の枠内で質疑の時間を十分に取るため、15分程度での発表を推奨します)。
・発表内容は自身の研究データに基づいたもの(発表済みの内容も可)とします。
・文献紹介やレビュー等は認められませんのでご注意下さい。
【演題募集テーマ】
注意や記憶の特性、オブジェクト認知と情景理解、視覚と行為の相互作用、感覚間相互作用、魅力・情動・美感、感覚間協応と共感覚、知覚と認知一般

■スケジュール
発表申し込み締切は2025年1月上~中旬を予定しています。
具体的な申込方法および日程は、2024年10月中旬に、本Webサイトおよび各種学会のメーリングリスト等で配信予定の1号通信にてお知らせします。
【備考】
・発表の採否は申込締切後一週間程度でE-mailにてお知らせします。
・応募者多数の場合には若手研究者を優先します。
・発表採択者には2月中~下旬までに2ページ以内の研究会資料の原稿をお送りいただきます。詳細は1月下旬の2号通信にてお知らせします。

■参加費(宿泊、懇親会費を含む。ご希望の場合は1食1,650円で朝食を追加できます)
・有職者(学振特別研究員含む)38,000円程度(予定)
・学生(学振特別研究員除く)18,000円程度(予定)
*金額は現時点での見通しです。実際の参加人数等により変動する可能性があります。
*宿泊参加を原則としますが、名古屋近郊の学生の方で宿泊なしをご希望の方はご相談下さい。


第22回合宿集合写真
第17回合宿集合写真
第16回合宿集合写真
第15回合宿集合写真
第14回合宿集合写真
第13回合宿集合写真
第12回合宿集合写真
第11回合宿集合写真
第10回合宿集合写真
第9回合宿集合写真
第8回合宿集合写真
第7回合宿集合写真
第6回合宿集合写真
第5回合宿集合写真
第4回合宿集合写真
第3回合宿集合写真
第2回合宿集合写真
第1回合宿集合写真

国際ワークショップ

・First International Workshop on Attention and Cognition 
-Poster(pdf file)
-Pogram in English
-
Program in Japanese
-
Abstracts of Special Talks
-
Photos 

・Second International Workshop on Attention and Cognition
-Poster
-
Photos

・Third International Workshop on Attention and Cognition
-Poster
-
Program in Japanese
-
Photos

・Fourth International Workshop on Attention and Cognition
-Program in Japanese
-
Photos

研究会資料

 最新の研究会の研究資料を掲載します。
 
 投稿規定はこちら

 過去の資料はこちら

第22回注意と認知研究会予稿 [全部ダウンロードする]
2024年3月3-5日 (サイプレスホテル名古屋駅前 2F 扇の間)
[プログラム]

[特別講演]
「認知バイアス―その神経機序理解と臨床応用」
袴田 優子(富山大学)

[特別企画]
「学術のどうこう?」
河原 純一郎(北海道大学)

[一般講演] ※責任発表者のみ記載
「自閉症傾向、視覚過敏及びコントラスト閾は視覚的不快感に影響するのか?」
松本 純奈(金沢大学)
小島 治幸(金沢大学)

「認知症高齢者と介護者の相互行為における注意の組織化」
細馬 宏通(早稲田大学)

「ヴィジランスの減衰に係る課題目標馴化説の再検証」
植田 航平(九州大学)
山田 祐樹(九州大学)

「前頭前野のGABAとグルタミン酸の濃度は持続的注意に影響する」
近藤 洋史(中京大学)
寺島 裕貴(NTT)
木原 健(産業技術総合研究所)
河内山 隆紀(ATR-Promotions)
島田 育廣(情報通信研究機構)
河原 純一郎(北海道大学)

「抑うつ傾向と未来思考時の視点の関連」
戸村 友香(山形大学)
小林 正法(山形大学)
伊藤 友一(関西学院大学)

「物体画像の視認性が記憶における視聴覚相互作用に及ぼす影響」
牧島 海渡(北海道大学)
宇野 究人(東京大学)
日髙 聡太(上智大学)

「視聴覚入力間の空間一致性は時間ずれへの急速再較正に影響しない」
宇野 究人(東京大学)
日髙 聡太(上智大学)

「視触覚間の物体形状の一致性に基づく視覚的注意の非自発的シフト」
中島 亮一(京都大学)
宇野 究人(東京大学)

「身体化された物体の心的回転は観察者の身体の向きに左右されない
──空間的身体化説への反証──」
武藤 拓之(大阪公立大学)

「順応によって変化した顔表象の可視化」
嶺本 和沙(京都大学)
上田 祥行(京都大学)

「空間周波数帯域間での人間らしさの知覚の不一致は不気味さを喚起するか」
伊藤 資浩(中京大学)
鈴木 敦命(東京大学)

「顔表情から読み取られる快感情と物理的・概念的な上空間情報の結びつき」
澤田 玲子(京都大学)
中島 亮一(京都大学)
熊田 孝恒(京都大学)

「視点切替えにおける180度ルール違反がシーン理解に及ぼす影響」
前澤 知輝(NHK)
原澤 賢充(NHK)
小峯 一晃(NHK)

「大域的/局所的オプティックフローの相互作用による視線誘導効果」
畑 美緒(早稲田大学)
加藤 麻樹(早稲田大学)
三嶋 博之(早稲田大学)

「多項処理木モデリングによる道徳的ジレンマ判断における文化差の検討」
上田 祥行(京都大学)
孫 懐韜(京都大学)
齋木 潤(京都大学)

「数量判断課題における物体の色の効果」
李 琦(京都大学)
郭 ?(Ningbo University of Technology)
菊野  雄一郎(京都ノートルダム女子大学)
横澤 一彦(筑波学院大学)

「共感覚者におけるクロスモーダルな意味処理の特異性に関する検討」
原島 小也可(東京大学)
浅野 倫子(東京大学)

「感覚間協応によるピッチ発声音声の音響特徴変調」
鈴木 悠介(立命館大学)
永井 聖剛(立命館大学)

第21回注意と認知研究会予稿 [全部ダウンロードする]
2023年3月5-7日 (サイプレスホテル名古屋駅前 2F 扇の間)
[プログラム]

[特別講演]
「サリエンシーマップの注意研究への応用」
吉田 正俊(北海道大学)

「ジオン理論:Irving Biederman先生を偲んで」
横澤 一彦(筑波学院大学)

[一般講演] ※責任発表者のみ記載
「感覚間協応が視覚入力のタイミング知覚に与える影響」
宇野 究人(立教大学/日本学術振興会)
横澤 一彦(筑波学院大学)

「個人の音象徴感覚が音と形の連合記憶に与える影響」
鳴川 紗(生理学研究所/同志社大学)
野口 瑞生(同志社大学)
村井 翔太(同志社大学/東京大学/ニューロインテリジェンス国際研究機構)
小林 耕太(同志社大学)

「概念は音と色を結ぶか?-カテゴリ知覚を用いた感覚間協応メカニズムの検討-」
原島 小也可(東京大学)
浅野 倫子(東京大学)
横澤 一彦(筑波学院大学)

「垂直方向の視覚運動刺激がピッチ発声に与える影響」
鈴木 悠介(立命館大学/日本学術振興会)
永井 聖剛(立命館大学)

「ジェンダーアイデンティティがアバターへの身体性に及ぼす影響に関するVR実験心理学研究」
花島 諒(筑波大学/産業技術総合研究所)
大山 潤爾(産業技術総合研究所/筑波大学)

「動的矢印が接近と離隔行動に与える影響」
光松 秀倫(名古屋大学)

「輝度が正確な文字知覚に与える影響」
松本 純奈(安田女子大学)
齋藤 大輔(安田女子大学)

「物体の「人化」と「蛇化」による心的回転の促進はメカニズムを共有しているか?
──オンライン実験による相関研究──」
武藤 拓之(京都大学)

「好奇心は競合適応を調整する」
蔵冨 恵(岐阜聖徳学園大学)

「認知的制御に生じる加齢の影響」
石松 一真(滋慶医療科学大学)

「若年成人期と中年期における習慣的運動と実行機能の関係性」
澤井 建人(筑波大学)
長谷川 国大(産業技術総合研究所)
木村 元洋(産業技術総合研究所)
紙上 敬太(中京大学)
武田 裕司(産業技術総合研究所)

「就学前年のひらがな読字数と小学1年生の読字能力の関連:
縦断コホート調査による検討」
奥村 安寿子(東京大学/慶應義塾大学)
北村 柚葵(九州大学/東京学芸大学附属特別支援学校)
櫻井 晴子(立教大学)
白川 由佳(慶應義塾大学/日本学術振興会)
大山 帆子(東京都立永福学園)
浅野 倫子(東京大学)
北 洋輔(慶應義塾大学/ヘルシンキ大学)

「会話相手が動きまわることは社会的関係構築を促進するか」
坂井 萌々子(金沢工業大学)
伊丸岡 俊秀(金沢工業大学)

「顔表情の情動価認識における画像呈示位置の影響」
澤田 玲子(京都大学)
中島 亮一(京都大学)
熊田 孝恒(京都大学)

「顔知覚における単眼優位性の検討」
中川 令実(関西学院大学)
小林 穂波(関西学院大学/日本学術振興会)
小川 洋和(関西学院大学)

「脅威表情の意図的処理と後続情報処理の抑制の関連」
馬 詩怡(神戸大学)
松本 絵理子(神戸大学)

「顔魅力判断においてほくろが注視と瞳孔径に与える影響」
伊澤 彩香(新潟大学)
新美 亮輔(新潟大学)

「周辺視野において色が情景認知に与える影響」
大久保 らな(東京大学)
横澤 一彦(筑波学院大学)

「視覚探索における潜在的メタコンテキストの学習」
水野 純平(京都大学)
上田 祥行(京都大学)
Matthew de Brecht(京都大学)
羽倉 信宏(情報通信研究機構)
齋木 潤(京都大学)

「区切り枠によって分割された領域における課題非関連刺激からの注意の干渉効果」
中島 亮一(京都大学)
熊田 孝恒(京都大学)

「顕著性モデルによる探索非対称性の文化差の検討」
上田 祥行(京都大学)

「環境の変化と探索履歴が不確実な視覚情報の探索の最適化に及ぼす影響」
小林 穂波(関西学院大学/日本学術振興会)
松井 大(北海道大学)
小川 洋和(関西学院大学)

「課題非関連プローブ法による注意資源配分量の評価」
武田 裕司(産業技術総合研究所)

第20回注意と認知研究会予稿 [全部ダウンロードする]
2022年3月14-15日 (ハイブリッド開催・ホテル機山館)
[プログラム]

[記念企画]
「注意と認知研究会全史」
齋木 潤(京都大学)
河原 純一郎(北海道大学)
熊田 孝恒(京都大学)

[一般講演]
「逆ジオラマ効果:幾何学模様が付された立体物のサイズは,写真では過大視される」
大谷 智子(明治大学)
丸谷 和史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

「連続提示顔の変形効果に影響する顔部位の検討」
鈴木 萌々香(中京大学)
氏家 悠太(立命館大学)
高橋 康介(立命館大学)

「抑うつ状態が視覚刺激に対する脳波反応に及ぼす影響」
岡本 大輝(東海大学)
横山 実桜(東京工業大学)
Li Pengcheng(東京工業大学)
八木 透(東京工業大学)
中谷 裕教(東海大学)

「複雑な情報統合における群衆の智慧と集団意思決定」
濱田 大佐(関西学院大学)
中山 真孝(京都大学)
齋木 潤(京都大学)

「相対的な位置関係の手がかりが探索を促進する」
前澤 知輝(北海道大学)
河原 純一郎(北海道大学)

「積極的抑制か探索後抑制かは手がかりの有効度に依存する」
反田 智之(北海道大学)
河原 純一郎(北海道大学)

「視覚的採集課題を用いた視覚情報探索の最適化に関する検討」
小林 穂波(関西学院大学)
松井 大(北海道大学)
小川 洋和(関西学院大学)

「RSVP系列におけるディストラクタの挿入がアイテムとその順序の記憶に及ぼす影響」
髙瀨 愛理(筑波大学)
大山 潤爾(産業技術総合研究所)

「時間的に連続する事象間の共通性が視覚統計学習に与える影響」
中川 令実(関西学院大学)
小川 洋和(関西学院大学)

「共同視覚探索における他者の標的刺激に関する記憶」
坂田 千文(京都大学)
上田 祥行(京都大学)
森口 佑介(京都大学)

「脅威知覚と誤反応の生起についての検討」
光松 秀倫(名古屋大学)

「視聴覚入力の時間的統合における感覚間協応の役割」
宇野 究人(東京大学)
横澤 一彦(東京大学)

「絵画美の無意識的な処理過程:連続フラッシュ抑制と視線計測を用いた検討」
津田 裕之(慶應義塾大学)
足立 静(慶應義塾大学)
川畑 秀明(慶應義塾大学)