【報告】ワークショップ Rotterdam–Tokyo Joint Workshop in Philosophy

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2026年5月11日・12日の2日間にわたり、エラスムス大学(ロッテルダム、オランダ)と東京大学の合同ワークショップ「Rotterdam-Tokyo Joint Workshop in Philosophy: Ecology and Technology」が東京大学本郷キャンパスにて開催されました。テクノロジーとエコロジーに関わる現代の諸問題をめぐり、両大学の大学院生および教員が研究発表を行い、議論を交わしました。

ロッテルダム大学側からは Yogi Hale Hendlin, Constantijn-Alexander Kusters, Mario García Pascual, Kick Rooijers, Niek Sekeris, Clara van Vliet, Dan (Q.) Xu の7名、東京大学側からは青松茉矢、安藤隆之、今橋勇介、久保田智也、野々村伊純、安永光希の6名が研究発表を行いました。

開会の辞として、Hendlin教授とともに本ワークショップを主催された古荘真敬教授から開催の経緯、テーマ選定の背景についてご説明がありました。その後、4つのセッションからなる院生発表が行われました。各セッションには「Boundaries of Life, Consciousness, and Environment」、「Mediation, Images, and Digital Conditions」、「Climate, Biodiversity, and Listening to Nature」、「Ecologies of Reason, Harmony, and Ethical Critique」というテーマが定められ、分析哲学、現代思想、現象学、西洋哲学史、中国哲学、日本哲学など、各自の専門分野からの考察が展開されました。スピノザ哲学と儒教思想の比較検討、和辻哲郎『風土』の気候学的観点からの評価など、刺激的な発表が多く見受けられました。また、2日目の最後にはHendlin教授による講演「AI and Code Duality in Biology」が行われました。

東京大学とロッテルダム大学による哲学系の合同ワークショップは、コロナ禍以降では今回が2023年に次ぐ2度目となります。この貴重な国際的交流が、今後も継続されていくことを願います。

文責:久保田智也(哲学研究室 博士課程)