【報告】ワークショップ Rewiring the Humanities: Methods, Media, and Minds | Guest: Wiebke Denecke

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2026年4月9日(木)、東京大学本郷キャンパスにて、マサチューセッツ工科大学の Wiebke Denecke 教授を講師に迎えたワークショップ「Rewiring the Humanities: Methods, Media, and Minds」が開催されました。本ワークショップには、国文学、日本史学、中国文学、英文学、現代文芸論、古代ギリシア哲学、インド哲学など多岐にわたる分野からの参加者が集まりました。

Global Humanities Initiative (GHI) を主導されている Wiebke Denecke 先生の講演では、知の宝庫である人文学を未来に向けていかに「グローバル化」するか、また、分断された現代社会における人文学者の責務は何かという問いを軸に議論が展開されました。講演では、文学の比較を通じて人文学に共通する方法を探る必要性が強調されるとともに、AIを用いた研究のメリットについても検討がなされました。講演は、参加したさまざまな分野の研究者を刺激し、言語・地域・分野を横断した視点からの深く活発な議論を喚起しました。

講演の後には、現代文芸論研究室の阿部賢一教授から大江健三郎文庫の紹介も行われました。紹介と議論を通じ、大江健三郎文庫を人文学の基礎資料として管理することは文学部・人文社会系研究科の重要な責務であるということも確認されました。

本ワークショップは、人文学の未来についての広範かつ多くの問題提起をもたらし、多様な分野からの参加者各々に多くの示唆を与えるものとなりました。

文責:平峯奏(哲学研究室 博士課程)