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第37回中央ユーラシア研究会報告
島田志津夫(東京外国語大学)

 概要

  • 日時:2014年11月29日(土)15時-
  • 会場:(財)東洋文庫7階会議室
  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:東洋文庫・中央アジア研究班「近現代中央ユーラシアにおけるイスラームと政治権力」
  • 報告者:Zaynabidin Abdirashidov氏(ウズベキスタン国立大学ウズベク文献学部上級講師・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター外国人研究員)
  • 題目:Known and unknown Fitrat: Early convictions and activities

 報告

本報告は、20世紀初頭からソ連時代初期にかけて活躍した中央アジアの代表的な改革主義者・知識人であるフィトラトを取り上げ、同時代の定期刊行物やアイニーの『ブハラ革命史』など新史料にもとづいて、これまであまり知られていなかったフィトラトの経歴の一側面に光を当て、考察を加えたものである。とくに、フィトラトがイスタンブル留学中に現地の定期刊行物に寄稿した一連の論説の紹介・分析は、本報告のオリジナリティの高さを示すものであり、出席者からはイスタンブルでのさらなる史料調査の必要性について発言されるなど、活発な議論がなされた。
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