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中東・イスラーム研究の先達たち 吉岡俊輔氏資料 |
●ようこそ ●コーラン研究 ●ブルーノ翻訳 ●イヴン・シーナ論 ●Zabarellae対訳 ●イタリアの アラビア学 研究機関 ●歴史学講義 ●在日イスラーム団体関係 ●その他 |
ようこそ はじめに 本資料編成は、故吉岡俊輔先生(1939-2004)が遺した草稿・訳稿を 資料整理に当って 吉岡俊輔先生の資料を ●コーラン研究(QR01-QR37) ●ブルーノ翻訳(BR01-BR02) ●イヴン・シーナ論(IS01) ●Zabarellae対訳(ZB01) ●イタリアのアラビア学研究機関(IT01-IT21) ●歴史学講義(LC01-LC04) ●在日イスラーム団体関係(IG01-IG08) そして上記に属さないものを ●その他(ZZ01-ZZ12) と大別しました。カッコ内は各資料に振られたインデックスです。 例えばコーラン研究の場合QR-01からQR-37まで37個の資料があり ます。インデックスにリンクが張られている場合は、その資料の PDFファイルを見ることができます。 インデックスの後に%が振られている場合は一部を、%がなけれ ば全てをファイル化しています。 なお、仮名遣いは原則として、本人の仮名遣いを使用しました。 |
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故吉岡俊輔先生 (元気象大学校教授、1939-2004年) について (『日本中東学会年報』第21-1年9月「吉岡俊輔先生追悼録」より) 吉岡俊輔先生は、アラブ・イスラーム思想研究を出発点として中東研 究を始められ、最近はエジプトの教育問題に関する実践的なフィール ド研究を進めておられた。残念ながら突然のご病気のために2004年12 月、先生ご自身が大好きであったエジプトの地でこの世を去られた。 吉岡先生とのお別れ会は、先生が講師を務められていたカイロ大学文 学部日本語日本文学科において開かれ、同学科のイサーム・ハムザ教 授が弔辞を述べられた。 吉岡先生が中東に関心を持たれたのは、広島大学大学院文学研究科に 在学中、恩師の西洋哲学史の清水純一助教授(後に京都大学文学部教 授)からの示唆を受け、ジョルダノ・ブルーノ研究にイスラーム哲学 の観点からの新展開をもたらそうと考え、まずはアラブ・イスラーム 思想の基本を学ぶことから始めようと志したことによる(以上は板垣 雄三会員のご教授による)。1964年から2年間、カイロ・アメリカ大学 に留学し、その後パリの国立図書館およびパリ大学で資料収集と研究 を続けて、1967年に帰国。翌年に大学院を卒業し、気象大学校に歴史 学を教授する講師として就職された。その後1980年に助教授、87年に 教授となり学生部長の職も務められた。 1994年に気象大学校を退官し、文部省派遣国際交流ディレクターとし てカイロ日本人学校に赴任。エジプトの小中学校の生徒・教員の相互 訪問や見学、日本人学校との合同授業の学芸会、スポーツの合同練習 、運動会等各種の交流事業を企画・実施し、高い評価を得た。 1998年に国際交流ディレクターの任期が終了した後も、カイロ大学文 学日本語日本文学科の講師となり日本語教育に尽力されるとともに、 国際協力事業団の教育問題コンサルタントを務められ、エジプトの教 育事情に関する調査を精力的に続けられてきた。 主要著作・論文 『現代イスラームの綜合研究』(共著)アジア経済研究所1970年 『哲学者とその思想』(共著)共同出版者1980年 「クルアーン(コーラン)に見出される創造概念の特色」 『哲学』第21集1985年10月 「イスラーム思想と日本」『ASSALAM』号1992年4月は、アラブ |