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2: 7号竪穴
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No.
3
報告書の図版番号
掲載なし
内容
7号竪穴 発掘調査の様子
撮影年
1999
原版
6×9
解説
7号竪穴の調査は1998年度から1999年度にかけて行われた。これは1999年の撮影で、7a号竪穴の骨塚aの発掘と、竪穴の平板測量を行っている様子が記録されている。
No.
4
報告書の図版番号
PL. 2-1
内容
7a号竪穴 開口部側主柱付近
撮影年
1999
原版
6×9
解説
開口部側の壁際で検出された炭化材の様子。写真中央が竪穴長軸の北端に位置する写真6の主柱である。主柱の両脇には、壁面に当てられていた樹皮と、その内側に立てて並べられていた丸太材が住居内部に倒れている様子が確認できる。
No.
5
報告書の図版番号
PL. 2-2
内容
7a号竪穴 開口部側主柱西側の壁材
撮影年
1999
原版
6×9
解説
主柱西側の壁材について、写真4の状態からさらに樹皮を取り除いた様子。樹皮の表面を外側に向けて壁面に当て、その内側には壁際の周溝内に径8cm〜10cm、長さ最大50cmの丸太材を立てて並べ、壁をつくっていた様子が確認できる。
No.
6
報告書の図版番号
Front1-1
内容
7a号竪穴 開口部側主柱
撮影年
1999
原版
6×9
解説
住居の柱材が炭化して残っていた希有な例である。この竪穴では長軸の両端に主柱穴が認められたが、そのうちの北端側では、直径10cmほどの丸太材が7本、外側を樹皮で巻かれて一つにまとめられ、柱穴内に納められていた。
No.
7
報告書の図版番号
PL. 3-1
内容
7a号竪穴 開口部側主柱
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
写真6の状況からさらに床面付近まで掘り下げた様子。1基の柱穴に径10cmほどの丸太材7本が収められている様子がわかる。柱材の樹種には、モミ属(トドマツ類)、イチイ属、トウヒ属(エゾマツ類)が用いられていた。
No.
8
報告書の図版番号
掲載なし
内容
7号竪穴 壁際炭化材列(7a号・7b号)
撮影年
1998
原版
6×9
解説
7号竪穴の西壁北部で検出された炭化材の様子。写真手前の列が7a号、奥の列が7b号の壁であり、前者の焼失後、内側に後者が建てられている。7a号の壁では、樹皮を壁面に当て、その内側に板材を立てている様子が確認できる。
No.
9
報告書の図版番号
PL. 3-2
内容
7a号竪穴 鯨骨製骨器出土状況
撮影年
1998
原版
6×9
解説
竪穴床面から出土した際の状況。クジラの肩甲骨を原材とするまな板状の骨器で、最大幅が91.4cmとなる超大型品である。上部には把手が作り出され、両側縁と下縁は波状に加工されている。
No.
10
報告書の図版番号
PL. 4-1
内容
7a号竪穴 壁際板材出土状況
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
7a号竪穴の西壁南部で検出された炭化材の様子。写真奥に垂直に立っている板材が壁板で、その内側には床面から数cmの高さで板材が水平に置かれ、ベンチ状の構造となっている。ベンチ状の板材の下部からは多数の木製品が出土した。
No.
11
報告書の図版番号
PL. 4-2
内容
7a号竪穴 壁際板材下層 木製品出土状況
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
写真10のベンチ状の板材を取り除いた様子。写真の範囲(「7a号木製品集中区」)からは、鏃、匙、刀子の柄、彫刻品、へら状製品など22点もの炭化木製品が出土した。ベンチの下部に木製品をまとめて収納していた様子がわかる。
No.
12
報告書の図版番号
Front1-2
内容
7a号竪穴 骨塚a
撮影年
1999
原版
6×9
解説
骨塚とは、竪穴住居内の奥壁部にクマの頭骨などを積み上げたオホーツク文化特有の遺構で、いわば「祭壇」といえる。この骨塚は道内最大規模のもので、クマ110体、エゾシカ69体、タヌキ30体、キツネ26体などの動物骨が頭骨や顎骨を中心に検出された。写真上が奥壁側。
No.
13
報告書の図版番号
PL. 5-1
内容
7a号竪穴 骨塚a
撮影年
1999
原版
6×9
解説
写真12の骨塚を側面(東側)から撮影したもの。クマの下顎骨を奥壁側から手前側に重ねて配列している様子がわかる。この骨塚からは、動物骨のほかに、多数の土器、石器、骨角器、木製品なども出土している。
No.
14
報告書の図版番号
PL. 5-2
内容
7a号竪穴 骨塚a最下層
撮影年
1999
原版
6×9
解説
写真12の骨塚を掘り下げ、最下層に達した際の状況。この骨塚では、吻部を開口部側に向けて縦に重ねたクマの頭骨の列が少なくとも4列確認されているが、各列の起点となる頭骨が確認できる。頭骨の奥には、土器が伏せて置かれていた。
No.
15
報告書の図版番号
PL. 6-1
内容
7b号竪穴 壁際炭化材列
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
7b号竪穴の西壁北部で検出された炭化材の様子。7a号の壁と同様に、樹皮を壁面に当て、その内側に板材を周溝内に縦方向に立てて並べて壁とする構造が確認された。板材には幅15cm〜20cmのトネリコ属(ヤチダモなど)が用いられている。
No.
16
報告書の図版番号
PL. 6-2
内容
7b号竪穴 木製品出土状況
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
7b号竪穴の北東部の壁際で出土した炭化木製品の様子(「7b号木製品集中区」)。長さ90cmを超える大型槽の上に、長さ50cmの杓子が乗って出土した。この集中区からはほかに、角盆などの盆、椀状の刳り物の破片等の木製品が出土している。
No.
17
報告書の図版番号
PL. 7-1
内容
7b号竪穴 土器出土状況
撮影年
1999
原版
6×4.5
解説
7b号竪穴の北東部、貼床の縁付近でまとまって出土したオホーツク貼付文系土器の様子。7b号竪穴の床面や骨塚の出土土器は全て、オホーツク貼付文系土器の中でも新しい段階のものであった。
No.
18
報告書の図版番号
PL. 7-2
内容
7号竪穴 炉a・炉b
撮影年
1999
原版
6×9
解説
7号竪穴では長軸上に複数の炉が検出された。写真中央の石組みの痕跡が残る炉(炉a)が古く、それを挟んで南北にある炭化材で囲まれた二つの炉(炉b)が新しいと判断された。前者が7a号、後者が7b号竪穴の段階に対応するとみられる。
No.
19
報告書の図版番号
PL. 8-1
内容
7b号竪穴 骨塚b
撮影年
1999
原版
6×9
解説
7b号竪穴の奥壁部で検出された骨塚。写真の斜め右上が奥壁方向。7a号の骨塚よりも遙かに規模が小さく、クマの頭骨の配列は確認されなかった。動物骨はタヌキの頭骨が主体で、ほかにクマやキツネなどの頭骨や、海獣や鳥類の骨が少量含まれていた。
No.
20
報告書の図版番号
PL. 8-2
内容
7号竪穴(全景)
撮影年
1999
原版
6×9
解説
発掘完了時の状況。周溝や貼床の切り合いから、入れ子状に建て替えが行われた様子がわかる。外側の7a号竪穴は長軸12mで六角形を呈する。7b号は7a号の奥壁側と西側を大きく内側に縮小して建て替えられており、長軸8.5mの六角形を呈する。
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