21世紀COE研究拠点形成プログラム 生命の文化・価値をめぐる「死生学」の構築
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アラン・ケリヒア教授講演研究会
西洋の緩和ケアにおけるスピリチュアルケアの議論
(Spiritual Care Debates in Western Palliative Care)

日時2004年5月25日(火)17:00-19:00
場所東京大学医学図書館 333教室
共催東京医学会
東京大学大学院医学系研究科 健康学習・教育学分野

アラン・ケリヒア教授は、オーストラリア La Trobe 大学・緩和ケアユニットのディレクターであり、メルボルン大学医学部総合診療部の研究員である。社会学者の立場から、死や死にゆくこと、緩和ケアと喪失などの多彩なテーマに取り組んでおり、まさに「実践する社会学者」と言える。スピリチュアルケアへの関心はわが国でも急速に高まっており、オーストラリアなど西欧諸国の緩和ケアにおけるスピリチュアルケアの議論は、わが国の研究と実践にも大きな示唆を与えるだろう。

ケリヒア教授自身が関わった具体的事例を用いて、時に情熱的に、時に明晰に議論は続けられた。聴衆は、日本とオーストラリアでの緩和ケア病棟に関する相違について、多くの質疑を行った。

〈ケリヒア氏の最近の著作〉

  • Kellehear, A. (2001) (ed) Grief and Remembering. Melbourne: Rivoli.
  • Kellehear, A. (2000) Eternity and Me. Melbourne: Hill of Content Publishing.
  • Kellehear, A. (2000) (ed) Death and Dying in Australia. Melbourne: Oxford University Press.
シンポジウムの様子 シンポジウムの様子

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