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2001年6月掲載ニュース
< 2001.6.1 - 2001.6.30 >


(6/30掲載)<7/2更新>
1a班「現代イスマーイール派の動向と思想」研究会(7/14,7/16)のお知らせ

上記研究会は、発表者のシャナーズ・フンザイー氏の都合により、延期となりました。

 7月14日京都大学、16日東京大学で行われる予定だった研究会はどちらもキャンセルとなりましたので、お間違いのないよう、くれぐれもお気をつけください。

 なお、本研究会は中止ではなく、9月以降に再度設定する予定です。
 ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

(6/30掲載)<8/18更新>
ボルネオ研究会第1回講演会(9/22)のお知らせ

日時:2001年9月22日(土)13:30〜
場所:法政大学市ヶ谷キャンパスボアソナード・タワー15階史学科ゼミ室
講師 上東輝夫氏
(名古屋商科大学教授・元コタ・キナバル総領事)
演題:「ボルネオ研究の視点と課題」

 元コタ・キナバル総領事としての体験をもとにボルネオ島(サバ、サラワク、ブルネイ、カリマンタン)の内包する様々な問題点・・領土未確定問題、ODA、NGOの現状、先住民族と熱帯雨林保護、日本の民間企業進出の現状と問題点などを指摘し、今後のボルネオ研究の視点と課題について提言していただきます。参加希望者は事前に世話人の望月まで氏名(ハンドル名不可)・所属・連絡先住所・電話をお知らせ下さい。先着順で受付ます。

世話人 望月雅彦
mmasa7@poppy.ocn.ne.jp

(6/30掲載)<7/7更新>
1b班共催第1回「スラブ・ユーラシアの国家とエスニシティ」研究会(7/28-29)のお知らせ

 上記の研究会についてお知らせします。
 参加される方は、準備の都合上、7月23日までに宇山までご連絡下さい。また「イスラーム地域研究」関係者で旅費が必要な方は、所属する各班の事務局にご相談ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。
「スラブ・ユーラシアの国家とエスニシティ」第1回研究会
主催:国立民族学博物館地域研究企画交流センター・北海道大学スラブ研究
 センター連携研究「スラブ・ユーラシアにおける国家とエスニシティ」
共催:「イスラーム地域研究」1班bグループ


日時:2001年7月28日(土)〜29日(日)
場所:
!!研究会2日目の7月29日が、北海道大学の全学停電の日に当たることが分かりましたので、2日目の会場を変更させていただきます。不手際をお詫びします。

7月28日 北海道大学スラブ研究センター大会議室(423号室)場所はこちら
7月29日 KKR札幌(札幌市中央区北4条西5丁目 電話011-231-6711)場所はこちら

プログラム:
7月28日(土)
13:30−17:30
 家田修(北海道大学)「聖イシュトヴァーン王冠の復活とハンガリー国民意識」
  討論者:南塚信吾
 佐藤雪野(東北大学)「チェコのロマの現状」
  討論者:月村太郎
 長島大輔(東京大学博士課程)「社会主義ユーゴスラヴィアの『ムスリム人』とイスラーム」
  討論者:佐原徹哉
18:00−20:00 懇親会

7月29日(日)
9:30−11:00
 廣瀬陽子(東京大学/学振特別研究員)「ナゴルノ・カラバフ紛争の政治的考察」
  討論者:北川誠一
 李愛俐娥(民博地域研/学振特別研究員)
 「カザフスタンの少数民族の現状−カザフスタンの朝鮮人とドイツ人を中心に−」
  討論者:岡奈津子
13:30−16:00
 高倉浩樹(東北大学)「ヤクーチアにおける民族主義の系譜と現在」
  討論者:(調整中)
総括討論
 司会:林忠行

*参加申込先:
お申し込みは7月23日までにお願いします

宇山 智彦(北海道大学スラブ研究センター)
 e-mail uyama@slav.hokudai.ac.jp

(6/27掲載)
5c班「比較史の可能性」第7回研究会「社会のなかの所有」(7/14)のお知らせ

 研究班5「比較史の可能性」グループでは、昨年度まで、「所有」「契約」「市場」「公正」をテーマに、6回の研究会を重ねてきました。第7回研究会は、報告者から自由に問題を提示してもらう形をとることにしましたが、3本の報告は、いずれも、私的所有権をめぐる問題に結びついています。所有をめぐる問題は、社会関係の出発点であり、その意味で、本比較史研究会の原点にもどることになります。
 ご参加の方は、7月4日(水)まで5班事務局まで、文末の参加票にてお申し込みください。もちろん、当日の飛び入りも歓迎いたします。
 3氏の報告要旨は、6月29日(金)までに5班ホームページに掲載される予定ですので、ご参照下さい。郵送をご希望の方は、その旨も併せてご連絡下さい。

日時:2001年7月14日(土) 12:30〜18:00
場所:東京大学東洋文化研究所・3階大会議室
プログラム:
 12:30-14:00 
  白川部 達夫(金沢経済大学経済学部、日本近世史)
   「日本近世の土地所有意識:民衆史の立場から」
 14:15-15:45
  寺田 浩明(東北大学法学部、中国法史)
   「明清期中国社会における「社会規範」の位置と内実:実態の問題・論じ方の問題」
 16 : 00-17:30
  磯貝 健一(京都橘女子大学非常勤講師、中央アジア史)
   「継承されなかった私有財産のゆくえ:前近代中央アジアにおける私的所有権と国家」
 17:30-18:00
  総合討論

※なお、会の終了後に、東京大学近辺で懇親会を予定しております。

<趣意書にかえて>
寺田氏は、社会秩序をめぐる規範として、個から出発しその持ち分を基礎づける規範(A)と全体的利益から出発して分をわりふる規範(B)の2種類を提起する。前者から売買や市場が可能となり、後者は、公正の問題につながる。第1回「所有」研究会の趣意書にも同様の分類がみられるが、寺田氏はより敷衍し、社会秩序のあり方の根本問題として整理し、公権力や概念の絡み合いによる様々な現れ方を議論する。白川部氏は、日本近世の質地請け戻し慣行(質に入れた土地でもほとんど無期限に取り戻せる、つまり一時的売買)が、小農社会に不可欠であったことを提起する。この慣行は、中国の活売にあたるが、所有権の確認が中国では人的関係の連鎖に依存していたのに対し、日本近世では、検地帳という絶対的な基準があったことを指摘する。イスラム法では、質物の処分権は質権者(債権者)が保持し、土地をはじめ不動産の抵当権設定(目的物を債務者が占有)は認められていなかった。質と抵当権、一時的な売買の境は微妙であり、所有権と市場の関係を測るバロメーターとなるだろう。磯貝氏は、国家に接収されてしまった「元」私有財産の所有権の所在について、中央アジアの法学説にもとづき検討する。相続財産に国家がどのように関与しうるのかは、国家と私的所有権の関係を考えるうえで重要な論点と思われる。以上のような点から、研究会のタイトルを「社会のなかの所有」と名づけたが、報告や質疑の内容を所有に限定するつもりはなく、いつもどおり、縦横無尽な議論を楽しみたい。なお、第1回研究会「所有をめぐる比較の試み」の趣意書と研究会報告(報告要旨、討論要旨、観戦記)がホームページに掲載されていますので、あわせてご覧下さい。(三浦 徹)

ご参加お申込に、以下のフォームをご利用下さい。
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比較史研究会参加申込票

 参加  ・  不参加だが報告資料の送付を希望する  ・  不参加

 (ご参加の場合)  報告要旨の郵送を   希望する ・ 希望しない

 ご氏名
 
 ご所属・ご身分

 ご住所  〒

 お電話番号
 Fax番号
 E-Mailアドレス

 その他連絡事項

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*お問い合わせ先:
 研究班5事務局
 Tel. & Fax. (03)3815-9565 (直通)
 E-mail : 5jimu@ioc.u-tokyo.ac.jp

(6/23掲載)
サウディ・アラビアのマスメディア関係者との合宿セミナー(7/20-22)のご案内

 国際協力事業団(JICA)では青年招へい事業という事業を行っています。様々な専門分野で将来活躍することが期待される途上国の青年を、専門分野別に日本に招き、次のような活動をしています。
  1分野毎の視察・講義
  2同分野関係の日本人の若い人達との合宿セミナー
  3日本各地でのホームステイ
  4日本文化紹介
  5広島平和資料館見学
この事業のハイライトの一つであるのが上述2の合宿セミナーです。
 今年7月に、サウディ・アラビアのマスメディアグループが20名(男性のみ)来日します。そのときに彼らとディスカッションできる日本人参加者を現在募集しています。ちなみに、このグループには、現役の記者が何名も含まれています。(Al- Sharq Al-Ausat, Ai-Madinah, Al-Yamanah, 等)そのほか、ラジオ関係者や、情報省職員が含まれています。
 サウディ・アラビアの青年、なかでもマスメディア関係者20名とディスカッションできる機会は日本ではなかなか無いと思いますのでこの機会に是非、中東に興味のある方やマスメディア関係の方にご参加いただきたく、ご案内しています。
 なお、今回サウディ・アラビア側が男性のみのこともあり、男性のみ募集しています。
 詳しい資料については、(社)青年海外協力協会のホームページのイベント欄をご覧下さい。

日程:2001年7月20日(金)〜22日(日)
場所:佐島マリーナ(横須賀)
対象:マスメディア関係者もしくは中東、イスラーム関係の研究者等
   *今回は男性のみ募集。20歳〜40歳の方。
内容:サウディ・アラビアのマスコミ関係者20名と、2泊3日寝食共にし、
   互いの国の事情についてディスカッションしたり、スポーツ交流したりする合宿です。
費用:宿泊費、食費共に不要です。
言語:アラビア語もしくは英語の通訳がおりますので言葉のご心配は要りません。
応募締切:6月29日(金)

*申込先:
(社)青年海外協力協会(JICA事業受託団体)
 共同事業課 今井由季
 電話 03-3406-9151 FAX03-3406-9160
 e-mail :seisho@joca.or.jp

(6/20掲載)
イスラム地域研究2001年東京国際会議登録受付の開始のお知らせ

 10月5日〜8日、かずさアーク(千葉県木更津市)を会場に開催される国際会議(The Dynamism of Muslim Societies: :Toward New Horizons in Islamic Area Studies)の受付がはじまりました。
参加される方は、国際シンポジウムのページから、登録申し込みをおこなってください。
多くの方のご参加をお待ちしております。

(6/18掲載)
6班第2回ペルシア語文書研究会(7/15)(2001年度第2回「イスラーム法廷制度・法廷文書とイスラーム社会」研究シリーズ)のお知らせ

 6班ペルシア語文書研究会の第二回の研究会を下記の通り開催いたします。
 今回は、「イスラーム法廷制度…」研究シリーズの第2回として、ガージャール朝のイスラーム法廷とオスマン朝のイスラーム法廷にかんする二本立ての発表にしました。
 ガージャール朝、オスマン朝に関心のある方はもちろん、イスラーム法、ワクフ、婚姻に関心のある方も、是非ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。(コーディネーター:大河原知樹)

日時:2001年7月15日(日) 13:30〜(参加自由)
会場:東京大学文学部アネックス大会議室
報告者および題目:
近藤信彰(東京都立大学)
「『二重のワクフ』訴訟−−ガージャール朝期シャリーア法廷研究序説」
大河原知樹(日本学術振興会特別研究員)
「オスマン朝における婚姻契約と文書作成」

*問い合わせ:
大河原知樹(6班研究協力者 )
  yokotomo@gb3.so-net.ne.jp
林佳世子(6班代表)
  hayashik@fs.tufs.ac.jp

(6/16掲載)
アジア経済研究所主催ワークショップ"Social Movements and Political Dynamism in the Middle East In the Era of Globalization" (10/9)のお知らせ

 アジア経済研究所では10月9日、新プロでの国際会議を終えた直後に、議論を引き継ぐ形でワークショップを開催する予定にしております。各セッションでの参加者の方々に、是非ともこちらにもご参加いただけますよう、広く御宣伝いただければ幸甚です。開始時間についてはまだ未定ですが、前日までのハードスケジュールを考えて午後の開始としたいと思っております。
 できるだけ多くの方々にご参加いただますよう、よろしくお願いいたします。

日時:2001年10月9日 午後開始
場所:アジア経済研究所(地図、交通案内はこちら
プログラム(詳細は決定次第更新します)
 Keynote Speech:
 Lectures on: Nationalism, Islamism, and Social Identity in the Muslim societies
  Prof. Dr. El-Sayed Yassin 
  (Counsellor, al-Ahram Center for Political and Strategic Studies)
    The Cultural Crisis and the Future of Civil Arab Society 
  Prof. Dr. Maher al-Charif 
  (Researcher, Institut Francais d’Etudes Arabes de Damas) 
    Extinction of the Islamic Reformism and its Negative Impact on the Arab Revivalism
 Comments and Discussion:
  Prof. Dr. Isam al-Khaffaji
    (Professor, Research Center for International Political Economy)
  Prof. Nagasawa (University of Tokyo)
  Hiroshi Matsumoto (Research Fellow, The Japan Institute of International Affairs)
  Keiko Sakai (Associate Senior Research Fellow, IDE)
  Hiroyuki Aoyama (Research Fellow, do.)
    …….and other prominent professors and scholars
       from various academic institution will join.
  Reception

AIMS AND SCOPES

  In the last decade of the 20th century, the Middle East witnessed drastic changes. Among the most noteworthy were the Gulf Crisis/War and the Middle East Peace Process. However, the efforts to establish the “new regional order” after these developments were thrown into turmoil at the turn of the century; the al-Aqsa Intifada broke out in Palestine in the autumn of 2000, symbolizing a setback in the Peace negotiation; the economic sanctions imposed on Iraq were practically dismantled despite a lack of Iraq’s clear compliance with the U.N. resolutions. Meanwhile, at the dawn of the new century, symptoms of change appeared which can be understood as the formation of civil society; Iran under the Khatami regime has been highly praised for its movements toward democratization; Syria under Bashar al-Asad is reportedly preparing for political and economic reforms. Islamic movements, particularly in Egypt, have undergone a transformation from political activism in the 1980s to less political grass-rooted social movements in the 1990s. In the context of so-called “Globalization,” it is possible to understand the symptoms in Iran, Syria and Egypt as being the results of the absorption of “Global Ethics” such as civil society, human rights and political liberalization, into the societies of the Middle East. On the other hand, the examples of Palestine and Iraq are symbolic of the collapse of the international political system and regional security systems based on “states.” This means that Globalization has had different impacts on states and societies of the Middle East, and that it is necessary to discuss them separately. 
  The Institute of Developing Economies (IDE), one of the largest and oldest Japanese research institutes dealing with Third World countries, will hold a workshop titled Social Movements and Political Dynamism in the Middle East In the Era of Globalization on October 9, 2001. Here in the IDE International Workshop, we will analyze the current transformation of society in the Middle East under “Globalization,” shedding light on its influence on social consciousness and on its effects on political structure.
Also we are to analyze the notions of the social identities and the way of mobilizing them in the political movement. A special focus will be put on the notions of Islamism and Nationalism and the correlations between them. 

(6/16掲載)
第4回イスラム人口研究懇談会(7/13)のお知らせ

 7月13日(金)の午後に国立社会保障・人口問題研究所(日比谷国際ビル6階)で第4回イスラム人口研究懇談会が開催される運びとなりました。登録メンバー以外の方もふるってご参加ください。今回は報告者がみつからなかったため、世話人が報告することになりましたが、次回以降に報告していただける可能性がある方はお知らせ下さい。広い意味で人口に関係すれば結構ですし、修士論文・博士論文の中間報告、JICAプロジェクト等での経験談も歓迎します。
 なお、研究懇談会は参加自由ですが、懇親会場は予約が必要ですので、懇親会参加希望の場合は7月9日(月)の18:00までにメールで小島宛に(h-kojima@ipss.go.jp)お知らせ下さい。

日時:2001年7月13日(金)15:00〜17:45
場所:国立社会保障・人口問題研究所第4会議室
(都営三田線内幸町、日比谷国際ビル6F、地図はこちら
プログラム:
15:00-15:30 会務報告・協議
15:30-16:30 店田廣文「イスラーム社会の人口都市化」
16:30-16:45 休憩
16:45-17:45 小島宏「イスラムと人口移動」
18:30-    懇親会 アセナ(赤坂、トルコ料理) 

*懇親会申込先
締切:7月19日(月)18:00
小島 宏(国立社会保障・人口問題研究所)
h-kojima@ipss.go.jp

(6/16掲載)
6班第37回アラビア語写本史料研究会(6/30)のお知らせ

次回のアラビア語写本史料研究会は以下の要領でおこないます。皆様の参加をお待ちしています。なお、初めて参加される方は、谷口まで御連絡下さい。テキスト等をお届けします。

日時:2001年6月30日(土)13:30〜
場所:京都大学文学部 羽田記念館
担当者:二宮文子(京都大学大学院)
範 囲:124頁1行目〜125頁末


使用テキスト:Hilal al-Sabi'. Rusum Dar al-Khilafa. Ed. Mikha'il `Awad. Baghdad, 1964.
英訳:Salem, Elie A. (tr.) Rusum Dar al-Khilafa. Beirut, 1977.
*この他、ロシア語訳・ペルシア語訳・写本(写真)も適宜参照する。

*研究会に関する意見・問い合わせ
 谷口淳一(Junichi Taniguchi)
 E-mail: tan-jun@ma1.seikyou.ne.jp
*研究会会場に関する問い合わせ
 近藤真美 (Manami Kondo)
 E-mail: Kon-ma@mb3.seikyou.ne.jp
*当研究会のウェブページも御覧下さい。活字本テキスト82頁(写本113頁)までの日本語訳注を掲載しております。御意見・御感想などをいただければ幸いです。
 URL: http://ha1.seikyou.ne.jp/home/tan-jun/

(6/16掲載)
イスラム国家論研究会6月例会(6/23)のお知らせ

 6月の例会は、昨年末に修士論文を提出されました東京大学博士課程の 橋爪 烈 氏に発表をお願いしました。カリフ権の衰退に際して、軍事政権ブワイフ朝がいかに行動したかについて論じていただく予定です。多数の御参加をお待ちしています。

日時:6月23日(土)13:30〜17:00
会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館317教室
*会場は東大正門から入って銀杏並木を直進し、左側2番目の棟です。
   銀杏並木沿いの扉から入り、正面の階段で3階にお越しください。
報告者:橋爪 烈(東京大学)
題目:『アミールからマリクへ:アッバース朝カリフの衰退に伴う新たな政治秩序の形成」
コメンテーター:柴山 滋 氏(神田外国語大学)

*問い合わせ先:
事務連絡担当 野田仁
LL17071@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

(6/9掲載)<6/30更新>
3a班共催ワークショップ「ピーター・グラン氏を囲んで」(7/7)のお知らせ

 新プロ3班aグループは,下記の要領で,7月7日に、ピーター・グラン氏を囲む,ワークショップを開催いたします。
 グラン氏は,米国テンプル大学教授で,中東近代の開始時期をめぐる論争を引起した,Islamic Roots of Capitalism, Egypt, 1760-1840,の著者として有名です。近年は,研究の対象を世界に広げ,ヨーロッパ中心主義に基づく世界システム論の批判(Beyond Eurocentrism. A New View of Modern World History,Syracuse University Press, 1996)を精力的に行っています。
 参加は自由ですので、ご関心のある方はぜひ、どなたでも気軽にご参加ください。出席ご希望の方は,グラン氏の発表のもととなるぺイパーをお送りします。また、それ以外に、当日の報告ペイパーも用意しております。3班事務局までご連絡下さい。お待ちしております。
(なお、この研究会は一橋大学・地域研究企画交流センター連携研究「メディアにみるイスラーム女性の実像と虚像」との共催となっております。)

日時:7月7日(土)14:00〜18:00
場所: 佐野書院(一橋大学ゲストハウス 国立西メインキャンパス隣り) 地図はこちら
 国立市中2−17−35 tel. 042-577-5230
発表:Peter Gran, Reconsidering Modernity in the Middle East with Reference to the World Political and Economic System.
コメンテーター:加藤哲郎(一橋大学)ムジュタバ・サドリア(中央大学)
        田村愛理(東京国際大学)岡野内正(法政大学)

*参加申込先:
イスラーム地域研究 研究班3事務局
 e-mail:san@idc.minpaku.ac.jp 

(6/9掲載)
2c班「聖者信仰・スーフィズム・タリーカをめぐる研究会」(6/24)のお知らせ

 「イスラーム地域研究」プロジェクト2C「聖者信仰・スーフィズム・タリーカをめぐる研究会」では、タリーカ研究会シリーズ第1弾として、下記の研究会を企画いたしました。なお、本研究会は、イスラーム世界研究懇話会・南アジア研究懇話会(いずれも関西拠点)との共催で行われます。
 今回は、バングラデシュとエジプトのタリーカ(イスラーム神秘主義教団)をテーマとし、京都大学東南アジア研究センターのアブドゥル・ハリームさんと、上智大学大学院の高橋圭さんにお話しいただきます。
 員数把握のため、ご参加の場合はできましたら事前に東長までご連絡くださいますようお願いいたします。ふるってご参加ください。

日時:6月24日(日)13:00〜17:00
場所:京都大学東南アジア研究センター共同棟3階講義室(307)*地図はこちら

*これまで懇話会がしばしば会場としてまいりました、京都大学本部キャンパス内の連環地域論講座講義室からは歩いて15分ほどかかりますので、お間違えのないよう、ご注意ください。
発表:
1.アブドゥル・ハリーム
「Hazrat Moulana Azan Gachi (R.A.) and the spread of Sufism (Tareequa-e-jameea) in Bengal during late part of the British rule(Early period of the 20th century)」(使用言語:英語)
コメント:外川昌彦(広島大学)
2.高橋圭「オスマン朝期エジプトにおけるハルワティーヤ教団の実像」
(使用言語:日本語)


アブドゥル・ハリームさんの発表の梗概は以下のとおりです。

We all belong to the same parents, Adams and Eves. Over time and space, different pathfinders evolved from the society with the wish of Almighty(Allah). Each pathfinder developed system and methods to bring peace. Sufism is a method, which helps in spiritual development of an individual and through each individual, helps to bring discipline in the total system. Hazrat Moulana Azan Gashi(R.A.) was such a Sufi, who spread Sufism in the British Bengal ( now Bangladesh and eastern part of India) during the decade of 1920 and early part of 1930. He developed a Tariqah, named as, Tariqah-i-Jamea, which is suitable for the people of this generation, belonging to all caste and creeds, men and women and especially for those who passes busy and mechanical life, and gets less time for the development of spirit in mind, in this 21st century. Presentation will cover the following aspects:
・ Family tree of Hazrat Moulana Azan gachi (R.A.)
・ Life sketch
・ The components of the Tariqah-i-Jamea
・ Methods of practicing the Tariqah
・ Benefits of practicing the Tariqah
・ Ultimate goal of the Tariqah

*参加申込先:
東長 靖(とうなが やすし)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授
Yasushi Tonaga
Associate Professor,
Graduate School of Asian and African Area Studies (ASAFAS),
Kyoto University, Japan
e-mail: tonaga@asafas.kyoto-u.ac.jp

(6/6掲載)
2a班第3回「東南アジア・イスラーム地域における民衆と民衆運動:ジャウィ文書の重要性について」研究会(6/16)のお知らせ

 イスラーム地域研究2班aグループは,「東南アジア・イスラーム地域における民衆と民衆運動:ジャウィ文書の重要性について」の第3回研究会を以下のとおり、開催いたします。準備の都合上、参加希望者は下記連絡先までご連絡ください。
 今回初めて参加される方は、教材を事前に入手していただく必要がありますので、お早めにご連絡ください。

日時: 2001年6月16日(土) 13:00-18:30
場所: 上智大学四谷キャンパス7号館11階第2会議室 
プログラム: 
1.「アラビア文字とその伝播」東長靖(京都大学)
2. 「ジャウィ綴りの書き方と読み方:母音を中心に」(教材A)
  山本博之(東京大学
3. ジャウィ入門(マレーシアの教科書を使って)(3) (教材B)
 黒田景子(鹿児島大学)
4.ジャウィ入門(西スマトラの教科書を使って)(3) (教材C)
 服部美奈(岐阜聖徳大学)
5. 今後の活動についての懇談

連絡先: 〒102-8554 千代田区紀尾井町7-1
    上智大学アジア文化研究所 川島緑
    e-mail: QYG02577@nifty.ne.jp
電話: 03-3238-3697  Fax: 03-3238-3690

(6/6掲載)
2班第1回a・b合同研究会(7/7)のお知らせ

 「イスラーム地域研究」第2班a・bは、今年度、研究成果のとりまとめをも兼ねつつ、3回または4回の合同研究会を実施することにしました。第1回は、小池利幸さん(東京外大・地域文化研究科博士前期課程)と鈴木恵美さん(東大・総合文化研究科博士後期課程)のお2人に報告をお願いしました。お二人とも、新進気鋭の研究者で最新の研究成果を発表していただけると思います。ぜひ、ご出席ください。なお準備の都合上、ご出席予定の方は、2班事務局までご連絡をくださるようお願いいたします。

日時:2001年7月7日(土)13:00〜17:30
場所:上智大学四谷キャンパス10号館322室
報告者および報告題目:
1.小池利幸(東京外大・地域文化研究科博士前期課程)
「アルジェリア・ウラマー協会の社会改革思想再考」
(コメンテータ:宮治一雄、恵泉女学園大学)
2.鈴木恵美(東大・総合文化研究科博士後期課程)
「2000年エジプト人民議会選挙報告:無所属候補の当選現象」
(コメンテータ:栗田禎子、千葉大学)

*参加申込先:
イスラーム地域研究(IAS)第2班事務局
〒102-8554 東京都千代田区 紀尾井町7-1
上智大学アジア文化研究所
tel&fax03-3238-3162
e-mail:y-hosonu@hoffman.cc.sophia.ac.jp

(6/6掲載)
3a班共催「ムスリム・アイデンティティ」研究会(6/23)のお知らせ

 第3a班では、来る6月23日に「ムスリム・アイデンティティ」研究会を以下の要領で開催いたします。今回は、王建新氏(神奈川大学日本常民文化研究所外国人研究員・慶応大学文学部非常勤講師)と新免康氏(中央大学)にお招きします。お二人とも、中央アジア・新疆地域について、王氏は文化人類学の立場から、新免氏は歴史学の立場から精力的に実証研究を進めておられます。今回は、下記のテーマについて、現地調査に基づいた報告を伺う予定です。ご関心のある方はぜひ、どなたでも気軽にご参加ください。
(なお、この研究会は一橋大学・地域研究企画交流センター連携研究「メディアにみるイスラーム女性の実像と虚像」との共催となっております。)

日時:6月23日(土)14:00〜18:00
場所:一橋大学西キャンパス本館特別応接室
タイトル(仮題):
 王建新「回族女性の民間教育とイスラム教―中国西北地方の事例を中心に」
新免康「カザフスタン在住ウイグル人の教育状況について」

#報告者の業績

(王建新氏)
「維吾爾族的薩満と日本民族的薩満及国外薩満教研究的幾個問題」≪新疆師範大学学報≫第3期、1994.
「トルファン地域文化における分立と統合―ウイグル族の日常生活と聖者信仰をめぐって―」≪内陸アジア史研究≫第11号、1996.
"Religious Legitimation in the Healing Practice of An UyghurPreacher",Journal of Asian and African Studies, No. 52, 1996.
「日本のムスリム社会と文化―東西文化交流の新しい現象と課題―」(中国語)≪回族研究≫2001年第U期(刊行予定)。

(新免康氏)
「ヤークーブ・ベグ」『講座世界史3 民族と国家:自覚と抵抗』歴史学研究会編,東京大学出版会,1995年7月,pp.365-380。
「ウイグル人民族主義者エイサ・ユスプ・アルプテキンの軌跡」,毛里和子編『中華 世界―アイデンティティの再編』(〈現代中国の構造変動〉第7巻),東京大学出版会,2001年2月, pp.151-178。
「新疆ムスリム反乱(1931〜34年)におけるクルグズ(1)」『中央大学アジア史研究』25号,2001年3月,pp.80-100.

(6/4掲載)
6班第2回「オスマン文書研究会」(6/30)のお知らせ

 今回のオスマン文書研究会は、社会経済史的な観点からダマスカスの都市研究をされているブリジット・マリノ(Brigitte Marino)氏に、ご報告いただきます。氏はフランスのエクサンプロヴァンスにあるアラブ世界・ムスリム研究所IREMAM(Institut de Recherches et d Etudes sur le Monde Arabe et Musulman,Aix-en-Provence)の研究員で、現在は日本学術振興会の招聘研究員として日本に滞在
しておられます。
 今回の報告では、18世紀にシリアの名望家(アーヤーン)として、シャーム州総督位を歴任したアズム家のスライマーン・パシャ・アズム(Sulayman Pasha al-'Azm)の財産運営を、膨大なイスラム法廷記録に依拠して解明していただきます。アーヤーンの中で、たいへん重要な家系であるにもかかわらず、アズム家の台頭期は今なお明らかにされておりません。その意味では、今回の報告によってアズム家の謎にどれだけ迫っていけるか、注目されます。皆様の参加をお待します。(コーディネーター:大河原知樹)

日時:6月30日(土) 13:30〜(参加自由)
場所:東京大学文学部 文学部アネックス2階大会議室(場所はこちら
発表者:ブリジット・マリノ(Brigitte Marino)(日本学術振興会招聘研究員)
題目: Purchasing properties in eighteenth-century Damascus: The case of Sulayman Pasha al-'Azm

問い合わせ:
 大河原知樹(6班研究協力者)yokotomo@gb3.so-net.ne.jp
 林佳世子(6班代表)hayashik@fs.tufs.ac.jp

(6/2掲載)
1・2班合同セミナー「東南アジアのイスラームと政治」(7/21-22)のお知らせ

 イスラーム地域研究プロジェクトの1班・2班は合同で、下記のセミナーを開催します。(上智大学アジア文化研究所・東南アジア史学会関東例会共催)
 関心のある方は是非足をお運びください。学部生・院生等多くの参加を期待します。どなたでも参加できます。準備の都合上、参加を希望される方は小林寧子までご連絡いただければ幸いです。


日時:2001年7月21日(土)〜22日(日)10:00〜18:00
場所:上智大学図書館9階L911
   (図書館入口の係員にセミナーに参加する旨を告げてください。)

プログラム
7月21日(土)
10:00 趣旨説明:小林寧子(南山大学)
10:15-12:15 報告:西 芳実(東京大学大学院)
            「アチェにおける分離主義的運動の展開とイスラーム」
         討論:本名 純(立命館大学)
13:30-15:30 報告:小林寧子「インドネシア婚姻法成立をめぐる諸問題」
         討論:柳橋博之(東京大学)
15:45-17:45 特別講演: Dr. Nasaruddin Umar (IAIN Syarif Hidayatullah)
               “Islamic Paradigm on Women”
18:00 懇親会(無料です。是非ご参加ください。)

7月22日(日)
10:00-12:00 報告:川島 緑(上智大学)
            「1930年代フィリピン・ムスリム村落首長層の保守的民族主義:
             米国統治継続請願の再検討」
         討論:森 正美(京都文教大学)
13:15-15:15 報告:多和田 裕(大阪市立大学)
            「マレー村落におけるイスラーム実践:政治的文脈のなかで」
         討論:鳥居 高(明治大学)
15:30-17:30 報告:長津一史(京都大学)
          「「正しさ」の諸相:マレーシア・サバ州、海サマ人の
                                  イスラーム化と儀礼再編」 
          討論:山本博之(東京大学)
17:30- 講評:飯塚正人(東京外国語大学)、加藤 剛(京都大学)

*別途、Nasaruddin Umarさんを囲んだ下記の懇談会もあります。現在のインドネシア情勢についていろいろお話が伺えるかと思います。こちらもふるってご参加下さい。

 Pertemuan Santai (くつろぎの会合)
 日時:2001年7月23日(月)13:00〜15:00頃
 場所:上智大学7号館11階第2会議室
  Nasaruddin Umar
  “Tantangan Zaman bagi Perempuan pada Masa Transisi di Indonesia” 
  「過渡期インドネシアの女性の直面する問題」(インドネシア語の通訳つき)

*Nasaruddin Umarさんのプロフィル
 1959年南スラウェシ生まれ。ジャカルタ国立イスラーム大学神学部講師。副学長。イスラーム神学、ジェンダー研究専攻。イスラームにおける女性の問題をポリガミー、生理、ジルバル(ヴェール)等を題材に論じてきた。代表作Argumen Kesetaraan Jender (ジェンダー平等論), Jakarta, Paramadina,1999.

*参加申込先:
小林寧子(南山大学外国語学部アジア学科)
 tel:052-832-3111 内線524
 Fax:052-832-5330
 email: kyasuko@ic.nanzan-u.ac.jp

(6/2掲載)
6班第36回アラビア語写本史料研究会(6/9)のお知らせ

次回のアラビア語写本史料研究会は以下の要領でおこないます。皆様の参加をお待ちしています。なお、初めて参加される方は、谷口まで御連絡下さい。テキスト等をお届けします。

日時:2001年6月9日(土)13:30〜
場所:京都大学文学部 西南アジア史学資料室
担当者:村田靖子
範 囲:122頁1行目〜123頁末

使用テキスト:Hilal al-Sabi'. Rusum Dar al-Khilafa. Ed. Mikha'il `Awad. Baghdad, 1964.
英訳:Salem, Elie A. (tr.) Rusum Dar al-Khilafa. Beirut, 1977.
*この他、ロシア語訳・ペルシア語訳・写本(写真)も適宜参照する。

*研究会に関する意見・問い合わせ
 谷口淳一(Junichi Taniguchi)
 E-mail: tan-jun@ma1.seikyou.ne.jp
*研究会会場に関する問い合わせ
 近藤真美 (Manami Kondo)
 E-mail: Kon-ma@mb3.seikyou.ne.jp
*当研究会のウェブページも御覧下さい。活字本テキスト82頁(写本113頁)までの日本語訳注を掲載しております。御意見・御感想などをいただければ幸いです。
 URL: http://ha1.seikyou.ne.jp/home/tan-jun/

(6/2掲載)
5c班第13回「回儒の著作研究会」例会(6/16)のお知らせ

 上記研究会を以下のとおり行います。お誘い合わせのうえ奮ってご参加下さい。

日時:2001 年6月16 日(土) 14:00〜17:00
場所:東京大学文学部アネックス・大会議室
題目・発表者:『天方性理図伝』巻五・小中見大図説
          鈴木弘一郎(東京大学大学院博士課程)
*問い合わせ先:
satom@td5.so-net.ne.jp (佐藤)


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