第一回研究会 1999年6月12日(土) 於:東京大学文学部アネックス
発表者と題目: (レジュメをPDFファイルで公開)
岩武昭男(関西学院大学)「イランにおける文書(14世紀まで)の研究状況」
磯貝健一(京都大学)「所謂ブハラ・ハーン国期の中央アジア古文書研究概要」
近藤信彰(東京都立大学)「イラン近世(16-19世紀)文書研究」
真下裕之(京都大学)「イスラム時代インド (16-18世紀)におけるペルシア語文書の研究状況」
山口昭彦(東京大学)「イラン関係オスマン史料:18世紀初頭を中心に」
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今回は、発表者がおのおの30分程度で、自分の専門とする地域・時代の研究・資料状況を明らかにし、今後の議論の前提とすることを目的とした。レジュメに付された詳細な文献目録とともに、それぞれの地域の研究状況、およびその特徴が明らかになった。特に、これまで日本では専門家が少なかったムガル朝に関する真下報告は、その資料の豊富さ、およびアクセスの便において、この分野が非常に有望であることをしめし、参加者の注目を集めた。参加者は総計23名を集め、盛会であった。(文責:近藤信彰)
研究会風景