


1 -aグループ 紹介

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長期的・全体的な位置づけ
1-aグループとは

すなわち,
日本におけるイスラーム思想研究の発展をめざす
おおらかで柔軟な共同研究の場
次世代研究者を励まし,次世代に役立つ成果
- 活動スタイルの基本方針は,
談論風発・自由闊達
開かれた門戸と自由な交流
時代と世代の架橋
目標は,
-
- <具体的な目標>
現代イスラーム思想の広がりをとらえる眺望を確立する
現代イスラームの思想家群像を明らかにする
現代イスラームの論点と焦点を大胆かつ細心に整理する
イスラームの知の伝統(古典)と現代思想を架橋する
世界的な視野で現代思想とイスラーム思想を架橋する

- <研究対象>
「思想」はもっとも広義にとらえる(文学なども含む)
「現代」はおおよそ20世紀とする。その前史としての19世紀も含める。
- (古典とのつながり,比較も目配りする)
「イスラーム思想」はイスラーム・非イスラームを問わず現代ムスリ
- ムの思想および非ムスリムのイスラームに関わる思想
全体が「動態的研究」なので,社会の実態/動態との関連は重視
拠点は「思想と政治」なので,政治思想や思想と政治の関わりも重視

- <活動内容>
- 研究会──「報告」型と「書評」型
- (1)報告研究会
- 「論争と争点」研究会(主題別)
- 「思想家」研究会(人物別)
- 「思想と地域の動態」研究会(地域/国別)
- (2)書評研究会
- 「書評」研究会(和書・洋書)
- 主として研究書が対象となる。書評者が報告を行うが、他のメンバーも
- 当該書を読むか、ある程度把握していることを前提とする。
- 「原典紹介」研究会
- イスラーム世界の現地語で書かれた思想書や研究書などを、書評者が報告・紹介する。
- (3)共同研究会(拠点,全体)──特定のテーマを設ける
- 海外調査
- 現地研究者・関係者との交流(招聘)
- シンポジウム──国際シンポ,国内シンポ,海外シンポ
- 成果刊行物(グループ・レベル)
- (1)思想家・著作の基礎的紹介,文献解題
- (2)翻訳,アンソロジー+紹介
- (3)その他
- 成果の公刊(市販書)──本部との調整の上で
- <活動ペース>
- 研究会──年に5回程度(地方開催を含めて)
5/6月,6/7月,10月,11月,1/2月
- 海外調査──各年2名程度
- <5年間の計画>
- 初年度(1997):全体=問題発見の年
- 当グループ=「現代イスラーム思想の論争と焦点」
- 2年度(1998):全体=テーマと地域の組み合わせ(A)
- 当グループ=「現代イスラーム思想と政治・社会の動態」
- 思想と政治・社会の動態との連関を各地域の事例で検証
- 3年度(1999):全体=テーマと地域の組み合わせ(B)
- +国際シンポ(日本)〔予算は別枠〕
- 当グループ=「現代イスラーム思想の眺望──中央アジア・
- 西南アジア・北アフリカ」
- 思想の広がりと共振作用を各地域の事例で検証
- 4年度(2000):全体=地域の比較+国際歴史学会議(オスロ)
- 当グループ=「現代イスラーム思想の東西」
- 現代思想をめぐる諸次元をイスラーム世界内部の東西比較
- および西洋でのイスラーム論と交差させる中で検証
- 5年度(2001):全体=総合+国際シンポ(日本)
- 当グループ=「イスラーム思想と現代──思索の深度と新時代の眺望」
- 私たちのグループの活動にご協力をどうぞよろしくお願いいたします。