感覚融合認知って?



私たちの身の回りに存在する物や出来事はほとんどの場合,複数の感覚器官へ情報をもたらしています。

例えば、何かが物にぶつかれば「衝突」している視覚情報だけでなく、衝突音が聞こえます。

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手で何かをつかむ時、つかんでいるという視覚情報だけでなく、物に触った感触が得られます。
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このことを利用してより効率的な認知を行うため、私たちは、複数の感覚器官の情報を相互に照らし合わせながら 身の回りの物事を知覚しています。

また、このことを 感覚融合認知,または多感覚情報の統合などと呼びます。


これまでの心理学的研究において、私たちの知覚系がこのような多感覚的な処理を行っているということを 示す数々の錯覚が報告されてきました。


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