代表挨拶

　
　私ども「2015年社会階層と社会移動調査研究会」は、日本学術振興会（文部科学省所管の独立行政法人）から研究助成（課題番号25000001）を受けて、少子高齢化が進む日本社会の生活と格差に関する問題を明らかにするため、「人生のあゆみと格差に関する全国調査」を実施することといたしました。

　この「人生のあゆみと格差に関する全国調査」は、1955年以来10年ごとに実施されてきた「社会階層と社会移動調査（略称：SSM調査）」の第7回目にあたります。高度経済成長、他国に類を見ない速度で少子高齢化を迎えた日本の家族、教育、働き方、そして人々の意識の実態を明らかにし、戦後それらがどう変化してきたのかを明らかにすることが本調査の目的です。お忙しいことと存じますが、どうかこの調査の趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。　　　　　　　　

研究代表　東京大学大学院　人文社会系研究科　教授
白波瀬佐和子