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2013年度研究会のお知らせ一覧

 2014年3月

 日本中央アジア学会年次大会公開パネル・セッション「資源管理から見る帝国統治と中央アジア――土地・家畜・水・人――」

来る3月29日(土)、日本中央アジア学会年次大会(於江ノ島)において公開パネル・セッション「資源管理から見る帝国統治と中央アジア――土地・家畜・水・人――」が開催されることになりましたので、ご案内いたします。朝早くからの開催となりますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※本パネル・セッションは、NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点の共催で行われます。


  • 日時:2014年3月29日(土)9:00〜12:30
  • 会場:KKR江ノ島ニュー向洋1階サロン(正面玄関を入り右手すぐの部屋です)
    • サイト:http://www.kkrenosima.com/index.htm
    • 電話番号:0466-23-7710
    • アクセス:江ノ島電鉄江ノ島駅下車、徒歩5分、湘南モノレール湘南江の島駅下車、徒歩5分、小田急電鉄片瀬江ノ島駅下車、徒歩10分
【パネルタイトル】
「資源管理から見る帝国統治と中央アジア――土地・家畜・水・人――」

【各報告タイトル】
  • 野田仁(早稲田大学イスラーム地域研究機構次席研究員・研究院講師)「帝国が見るカザフ遊牧民の土地と家畜:19世紀の紛争解決の事例から」
  • 小沼孝博(東北学院大学文学部准教授)「清朝治下の東トルキスタンにおける政治権力と在地商人」
  • 塩谷哲史(筑波大学人文社会系助教)「水資源と開発をめぐるロシア帝国権力と中央アジア南部定住地域」
  • 秋山徹(早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手)「人的資源の活用から見るロシア帝国の中央アジア統治:イギットを事例として」
【趣旨説明】秋山徹(早稲田大学イスラーム地域研究機構次席研究員・研究院講師)
【司会】小松久男(東京外国語大学大学院総合国際学研究院特任教授)
【コメンテイタ】宇山智彦(北海道大学スラブ研究センター教授)

参加をご希望される方は、以下のフォーマットに必要事項をご記入のうえ、3月26日(水)までに日本中央アジア学会年次大会事務局jacas_workshop@yahoo.co.jpまでご連絡くださいますようお願いいたします。

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日本中央アジア学会年次大会公開パネル・セッションに参加します

ご氏名:

ご所属:

ご連絡先(メールアドレス):

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お問い合わせ等がございましたら、下記の年次大会事務局の方にお願いいたします。
  • 日本中央アジア学会年次大会実行委員
  • 山ア典子(東京大学大学院博士課程)

 2014年2月

 「中東・イスラーム諸国の民主化」研究会

東京大学東洋文化研究所では、3月6日(木)の午後、英国クィーンズ大学ベルファストのギハーン・セリーム氏をお迎えし、セミナーを開催いたします。2010年以降のアラブの民衆革命を、空間という切り口から分析される予定です。セリーム氏はフクシマ問題にも関心が高く、今回も、中東・西アジアにとどまらない、多様な視覚からのお話をうかがえるものと思っております。多くの方々のご参加をお待ちしています。
  • 日時:2014年 3月6日(木) 15:00-17:00
  • 会場:東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
    • ※ エレベーターを降りて正面の部屋です
  • 主催:東文研・班研究 「中東の社会変容と思想運動」
  • 共催:
    • TIAS「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班
    • 科研費基盤研究(A)アラブ革命と中東政治の構造変容に関する基礎的研究
  • 報告者:ギハーン・セリーム氏 Dr. Gehan Selim(建築学講師、クィーンズ大学ベルファスト、英)
  • 題目:Spatial Practices of Revolt:Square-state relations during the Arab Spring protests(蜂起の空間的実践―「アラブの春」の抗議行動にみる広場と国家の関係性)
要旨

Mass protests during the Arab Spring in the Middle East have revealed layers of complex process of private/public patterns in massive urban revolt which are yet to be empirically and systematically investigated. This research investigates the quick pace by which the public space was reshaped and reproduced to assist its role as a space for resistance and revolt from the traditional state-driven system of power and control.

By mapping patterns of interaction, social behavior and use of space with the physical characteristics and spatial order of Tahrir Square and its surrounding buildings during the Egyptian revolution, it is argued that socio-spatial practices that were at work in the Square, were already embedded in the memory and cognition of the individuals that could be recalled in different places and situations to inform actions.

中東における「アラブの春」での大衆の抗議行動は、都市部の大規模な蜂起に「公/私」をめぐる複雑な過程や諸相があることを明るみに出した。これについての経験的・体系的な調査の必要性を指摘しつつ、本報告では、伝統的な国家主導型の権力・支配システムからの抵抗や蜂起のための空間として、「公」空間がいかに素早く再形成・再生産されているのかを描き出す。

エジプト革命の最中、タハリール広場やその周辺の建物では、どのようなやり 取りや社会的振舞い、空間利用のパターンがあったのか。それらを物理的な状況と空間的秩序の中に位置づけながら、本報告では、広場で見られた社会的・空間的実践が革命の以前から、個々人の記憶や認識の中に埋め込まれていたものであったこと、また、その他の場所や状況でも行動の基点となっていたことを論じる。


 中央ユーラシア研究会・特別セミナー「イスラーム地域における聖廟参詣の諸相」

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点中央ユーラシア研究会では、国立民族学博物館の外国人研究員として来日中のPedram KHOSRONEJAD氏(セント・アンドリューズ大学・研究員)をお招きして、特別セミナーを開催することとなりました。

HOSRONEJAD氏よりご講演をいただきますとともに、菅原純氏、安田慎氏のお二人からもご報告をたまわる予定です。イスラーム地域における聖廟参詣の様相とその歴史的背景について、それぞれの地域における政治的・社会的・文化的条件も視野に入れつつ、通地域的に考えるとともに、今後の研究の方向性についても展望したいと思います。ご関心のある方々のご参加をいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 日時:2014年2月15日(土) 午後1時〜5時半
  • 会場:東京大学東洋文化研究所3階第一会議室
  • 主催:NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:中央大学人文科学研究所研究チーム「イスラーム地域における聖地巡礼・参詣」
◆プログラム(タイトルには仮題も含まれます)

【講演】
  • Pedram KHOSRONEJAD (University of St. Andrews)
    “Ziyarat, Shrines and their Mural Paintings in Iran: Historical background and resources”
【報告】
  • SUGAWARA Jun (Tokyo University of Foreign Studies)
    “Comprehensive Approach to Islamic Sacred Sites in Xinjiang”
  • YASUDA Shin (Teikyo University)
    “Formalizing 'Shi’ite' Sacred Sites: Renovation Movement of Sayyida Zaynab Shrine and Sih’ite Communities in Syria””
◆備考
  • 研究会での使用言語は基本的に英語です。
  • 研究会終了後、会場の近くで懇親会を予定しております。


会場準備の都合がございますので、参加を希望される方は、下記のフォームにご記載の上で、以下の連絡先にメールをご送信いただければ幸いです。

  • 連絡先:新免 康
  • アドレスy.shinmen□gmail.com(□の所にアットマークを入れてください)
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■中央ユーラシア研究会・特別セミナーに参加します。

■研究会後の懇親会に
参加します/参加しません (該当しない方を消してください)

 ご氏名:
 ご所属:
 メール・アドレス:

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 2014年1月

 国際ワークショップ 「分割統治の政治学―中東、東アジア、南アジア比較の視点から」

NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、昨年のラホール会議でご報告の予定でした先生をお招きし、国際ワークショップを開催することになりましたので、ご案内申し上げます。

国際ワークショップ 「分割統治の政治学―中東、東アジア、南アジア比較の視点から」
TIAS International Workshop "Politics of Partition from a Comparative Perspective"
  • 日時:2014年2月3日(月)15:00〜18:15
  • 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階大会議室
  • 使用言語:英語(通訳なし)
【プログラム】

15:00-Session(1)
Prof.A.F.Mathew "Partitioned Boundaries: A Case of Subsumed history"
Associate Professor, Indian Institute of Management(IIM), India
Report (40min), Discussion (20min)

16:00-Session(2)
Yu SUZUKI "The Process of British East Asian policy making, 1880-1894"
Ph. D. Candidate, Department of International Relations, London School of Economics, UK
Report (40min), Discussion (20min)

17:00-17:15 Tea Break

17:15-Session(3)
Hideaki TAKEDA "Significance of the city of Haifa-Rethinking British policy making on Palestine at the First World War -"
Ph,D. Candidate, Graduate School of Humanities and Social Sciences, > Chiba University, Japan
Report (40min), Discussion (20min)

プログラムの詳細については、下記のリンクからもご覧頂けます。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/tokyo-chuto/palestine/contents/info.html

大変お忙しい折とは存じますが、ご関心のある皆様のご来場をお待ちしております。

前日には同じ研究班の主催で、日本語での研究会も開催する予定です。
ご関心がおありの方は、こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます。

錦田愛子 NISHIKIDA Aiko Ph.D (博士・文学)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教


 ハーレド・ファフミー教授研究講演のお知らせ

このたび、エジプト近代史研究で著名なハーレド・ファフミー教授(カイロ・アメリカン大学・歴史学科長、元ニューヨーク大学)をお迎えし、善を勧め悪を禁ずる「ヒスバ(市場・風紀の監督) 」をもとに、中世から近代までのムスリム社会について研究講演をしてもらうことになりました。年度末のお忙しい時期ですが、どなたでも歓迎しますので、万障お繰り合わせの上、どうか御参集ください。
  • 日時:2014年2月6日(木)17:00-19:00
  • 会場: 東京大学東洋文化研究所3階第一会議室
    http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
  • 主催: NIHUプログラム・イスラーム地域研究・東大拠点、科研費・基盤(B)「「アラブの春」の社会史的研究―エジプト「1月25日革命」を中心に―」(代表:大稔哲也)
  • 講演者:ハーレド・ファフミー Dr. Khaled Fahmy(カイロ・アメリカン大学教授・歴史学科長)
  • 論題:"From Ghazzali to Lavoisier: The fate of hisba in Muslim societies”
  • 司会 : 大稔哲也(東京大学大学院人文社会系研究科)
  • 使用言語:英語

 「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班2013年度第5回研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班は、科研費基礎研究「現代中東・アジア諸国の体制維持における軍の役割」(代表:酒井啓子 千葉大学教授)と共催にて、マレーシアにかかわる下記の研究会を開催いたします。
  • 日時:2014年1月25日(土)  14:00-16:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス東洋文化研究所3階第1会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
【趣旨】
2013年に行われたマレーシア総選挙の内容および結果は、政権交代には至らなかったものの、それまでの選挙や政権の「常識」を覆すような画期的なものだったといえる。そこで、上記科研費研究でマレーシアを担当されている鈴木絢女さんに、総選挙の分析とレジーム内の与党勢力の後退傾向を、TIAS民主化研究班マレーシアご担当の伊賀司さんには、メディアや市民社会のレジームへの挑戦をご報告いただく研究会を企画した。研究会での議論を通して、現在進行形の政治社会変化につき、理解と評価を試みたい。

報告
  1. 鈴木絢女氏(福岡女子大学) 「2013年マレーシア下院選挙からみる20世紀政治経済システムの疲労」
  2. 伊賀司氏(京都大学東南アジア研究所) 「政治体制、メディア、社会運動―社会的アカウンタビリティから見るポスト・マハティール期マレーシアの民主化の行方」(仮題)
参加ご希望の方は、会場準備の都合がありますので事前に東京大学拠点事務局までご連絡ください。

NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp(<a>を@に変えて送信してください)

 2013年度第5回パレスチナ研究班定例研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、このたび下記の通り2013年第5回定例研究会を開催いたしますのでご案内申し上げます。なお翌日には同じ東洋文化研究所にて、同班主催の国際ワークショップを開催いたしますので、こちらも奮ってご参加下さい。
  • 日時:2014年2月2日(日)15:00〜19:10
  • 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階 第一会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物。
【報告1】
  • 鈴木隆洋(同志社大学グローバルスタディーズ研究科博士後期課程)
    「重複する政治経済の転換点と転向方向:イスラエルと南アフリカ2つの新自由主義経済改革とその政治」」
【参考文献】
  1. Lipton, Merle. Capitalism and Apartheid : South Africa, 1910-1986. Wildwood House, 1986.
  2. Edigheji, Omano ed. Constructing a Democratic Developmental State in South Africa : Potentials and Challenges. HSRC Press, 2010.
  3. Shafir, Gershon and Yoav Peled eds. The New Israel : Peacemaking and Liberalization. Westview Press, 2000.
【報告2】
  • 今井静(日本学術振興会特別研究員・立命館大学)
    「ヨルダンのシリア難民受入とその背景―社会経済的インパクトと国際規範をめぐって―」
【参考文献】
  1. Schaffer, Jesse, "The Impact of Syrian Refugees on Food Security in the Northern Badia" (2013).Independent Study Project (ISP) Collection.Paper 1633.
  2. 大矢根聡 2005 「コンストラクティヴィズムの視座と分析―規範の衝突・調整の実証的分析へ―」『国際政治』143、124-140
*参考文献は参加のための必読文献というわけではなく、当日配布も致しません。ご関心のある方は、ご自身で事前にお読みおき願います。


※当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。

NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp(<a>を@に変えて送信してください)
*メールアドレスが2013年4月より変更されておりますので、ご注意下さい)


 中央ユーラシア研究会・特別セミナー「イスラーム地域における聖廟参詣の諸相」

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点中央ユーラシア研究会では、国立民族学博物館の外国人研究員として来日中のPedram KHOSRONEJAD氏(セント・アンドリューズ大学・研究員)をお招きして、特別セミナーを開催することとなりました。

HOSRONEJAD氏よりご講演をいただきますとともに、菅原純氏、安田慎氏のお二人からもご報告をたまわる予定です。イスラーム地域における聖廟参詣の様相とその歴史的背景について、それぞれの地域における政治的・社会的・文化的条件も視野に入れつつ、通地域的に考えるとともに、今後の研究の方向性についても展望したいと思います。ご関心のある方々のご参加をいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。



  • 日時:2014年2月15日(土) 午後1時〜5時半
  • 会場:東京大学東洋文化研究所3階第一会議室
  • 主催:NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:中央大学人文科学研究所研究チーム「イスラーム地域における聖地巡礼・参詣」
◆プログラム(タイトルには仮題も含まれます)

【講演】
  • Pedram KHOSRONEJAD (University of St. Andrews)
    “Ziyarat, Shrines and their Mural Paintings in Iran: Historical background and resources”
【報告】
  • SUGAWARA Jun (Tokyo University of Foreign Studies)
    “Comprehensive Approach to Islamic Sacred Sites in Xinjiang”
  • YASUDA Shin (Teikyo University)
    “Formalizing 'Shi’ite' Sacred Sites: Renovation Movement of Sayyida Zaynab Shrine and Sih’ite Communities in Syria””
◆備考
  • 研究会での使用言語は基本的に英語です。
  • 研究会終了後、会場の近くで懇親会を予定しております。


会場準備の都合がございますので、参加を希望される方は、下記のフォームにご記載の上で、以下の連絡先にメールをご送信いただければ幸いです。

  • 連絡先:新免 康
  • アドレスy.shinmen□gmail.com(□の所にアットマークを入れてください)
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■中央ユーラシア研究会・特別セミナーに参加します。

■研究会後の懇親会に
参加します/参加しません (該当しない方を消してください)

 ご氏名:
 ご所属:
 メール・アドレス:

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 2013年11月

 日本学術会議公開シンポジウム「地域研究の「粋」を味わう――現地から中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを読む」

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点の共催にて、下記の通り日本学術会議公開シンポジウムが開催されることになりました。中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る興味深いシンポジウムです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。どなたでもご参加いただけます。事前の参加申し込みも不要です。
  • 日時:2013年11月17日(日)13:00〜17:00
  • 会場:青山学院大学総研ビル12階 大会議室(正門を入ってすぐ右手の建物)
  • 主催:日本学術会議 地域研究委員会 地域研究基盤整備分科会
  • 共催:
    • 地域研究コンソーシアム(JCAS)
    • 京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
    • NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点(TIAS)
開催趣旨:
地域研究とは何か。海外のさまざまな現象を研究する「地域研究」が、日本で学問として市民権を得るようになって、半世紀近くが経つ。欧米の「エリア・スタディーズ」が冷戦期の戦略的な志向をもち、その学術性に疑問が投げかけられがちなのに対して、日本の地域研究は、より幅広く、特定の利害関係から自由な、豊かな学問として発展してきた。海外の現象から得られる「発見」。世界のなかに自らをおくことで可能となる「相対化」。海外のさまざまな事象を比較して、一般則を見出す「比較」。そしてそれぞれの地域の文化、社会の独自性を知ることを前提とする「多文化共生」。グローバル化された現代社会に、地域研究は不可欠である。本シンポジウムでは、中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る。同時に、同じ地域研究でも、それぞれが専門とする学問分野の違いによって多様なアプローチがあることを、報告から感じて欲しい。
プログラム

13:00 開会の辞・司会
  • 武内進一(日本学術会議第一部連携会員、日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センターアフリカ研究グループ長)
13:05 趣旨説明
  • 酒井啓子(日本学術会議第一部会員、千葉大学法経学部教授)
13:20 第1報告 
  • 小松久男(日本学術会議第一部会員、東京外国語大学特任教授)「中央アジア地域研究の試み―ソ連時代の記憶を中心に」
13:55 第2報告 
  • 関根政美(日本学術会議第一部連携会員、慶應義塾大学法学部教授)「オセアニア(オーストラリア)の国際移民と多文化共生」
14:30 休憩

14:40 第3報告 
  • 羽場久美子(日本学術会議第一部会員、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)「グローバル時代におけるEUの境界線とナショナリズム」
15:15 第4報告 
  • 末廣昭(日本学術会議第一部連携会員、東京大学社会科学研究所教授)「グローバル化とネット情報は地域研究を無用にしたか? タイ研究者の視点から」
15:50 休憩

16:00 総合討論
  • 小松久男 (東京外国語大学特任教授)中央アジア
  • 関根政美(慶應義塾大学法学部教授)オセアニア
  • 羽場久美子(青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)EU
  • 末廣昭(東京大学社会科学研究所教授)東南アジア
  • 酒井啓子(千葉大学法経学部教授)中東
  • 武内進一(日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センターアフリカ研究グループ長)
16:55 閉会の辞 田中耕司(日本学術会議第一部会員、京都大学特任教授、学術研究支援室長)

 2013年10月

 オスロ合意20年国際ワークショップII「オスロ合意の代案とは何か―パレスチナ/イスラエルをめぐる一国家・二国家論争―」

NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、先日ご案内した東京大学東洋文化研究所での国際ワークショップ(IAS:1271)に続き、翌10月14日(月・祝)に同じ講師による、別のテーマでの講演会を実施することとなりましたので、ご案内申し上げます。こちらはオスロ合意の枠組みを超えて、将来的な国家の可能性を、パレスチナとイスラエルの二国家か、共有される一国家か、という根本的な点に立ち返って議論する内容です。事前の参加申し込みは不要です。ご関心のある皆様のご来場をお待ちしております。
  • 日時:2013年10月14日(月・祝)13:00〜17:00(12:30開場)
  • 場所:早稲田大学早稲田キャンパス 大隈記念タワー26号館多目的講義室(B104)
    地図http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
    地下鉄東西線 早稲田駅から徒歩5分、都電荒川線 早稲田駅から徒歩5分
  • 使用言語:英語(通訳なし)
  • 主催:NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班
  • 共催:
    • 早稲田大学イスラーム地域研究機構
    • 科学研究費補助金(基盤研究B)「戦前・戦時期日本における中東研究の現代的展開―「回教・猶太問題」からの視座」(研究代表者:臼杵陽)
趣旨
オスロ合意によるパレスチナ側とイスラエル側の直接交渉が始まり、20年が経つ。「原則宣言」とも呼ばれるこの合意は、争われる土地にイスラエルとパレスチナという二つの政体を作る方向に向けて協議の枠組みを設定した。だが交渉は、第二次インティファーダ(占領地での対イスラエル抵抗運動)の勃発とともに一度頓挫し、再開の試みもこれまでのところ順調な進展を見せていない。このワークショップでは、こうした展開への反省を踏まえた上で、オスロ合意に代わる和平への枠組みを具体的に検討していく。なかでも2000年代以降、議論が盛んになっている「一国家・二国家論争」に焦点を当て、パレスチナとイスラエルが将来めざすべき国家のあり方について議論する。グリーンライン(第三次中東戦争開戦時の境界線)を国境線とした二国家は実現可能なのか。国連総会でのパレスチナ国家承認はどのような影響力をもつのか。多様な可能性を検討していきたい。
【プログラム】
  • 司会・講演者紹介:鈴木啓之(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)
13:00 趣旨説明
  • 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教)
13:10 講演
  • ライラ・ファルサハ(マサチューセッツ大学准教授)「一国家解決案を考える〜無駄な追求か今の現実か?」
14:20 休憩

14:35 講演
  • ロン・プンダク(元ペレス平和センター事務局長)「一国家か二国家か〜幻想とレアル・ポリティーク」    
15:45 総合コメント 
  • 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教)
16:00 総合討論

17:00 終了 

講演者紹介
  • ロン・プンダク(Ron Pundak) オスロ合意のイスラエル側交渉担当者を務める。2001〜2011年にペレス平和センターの事務局長、現在はパレスチナ・イスラエル和平NGOフォーラムの共同代表、中東現代史の講師。
  • ライラ・ファルサハ(Laila Farsakh) マサチューセッツ大学ボストン校准教授、専門は政治学。イスラエル・パレスチナ紛争の政治経済学や、パレスチナでの一国家解決案などについて多著。主著に『イスラエルへのパレスチナ労働移民』(2005)など。

 日本学術会議公開シンポジウム「地域研究の「粋」を味わう――現地から中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを読む」

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点の共催にて、下記の通り日本学術会議公開シンポジウムが開催されることになりました。中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る興味深いシンポジウムです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。どなたでもご参加いただけます。事前の参加申し込みも不要です。
  • 日時:2013年11月17日(日)13:00〜17:00
  • 会場:青山学院大学総研ビル12階 大会議室(正門を入ってすぐ右手の建物)
  • 主催:日本学術会議 地域研究委員会 地域研究基盤整備分科会
  • 共催:
    • 地域研究コンソーシアム(JCAS)
    • 京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
    • NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点(TIAS)
開催趣旨:
地域研究とは何か。海外のさまざまな現象を研究する「地域研究」が、日本で学問として市民権を得るようになって、半世紀近くが経つ。欧米の「エリア・スタディーズ」が冷戦期の戦略的な志向をもち、その学術性に疑問が投げかけられがちなのに対して、日本の地域研究は、より幅広く、特定の利害関係から自由な、豊かな学問として発展してきた。海外の現象から得られる「発見」。世界のなかに自らをおくことで可能となる「相対化」。海外のさまざまな事象を比較して、一般則を見出す「比較」。そしてそれぞれの地域の文化、社会の独自性を知ることを前提とする「多文化共生」。グローバル化された現代社会に、地域研究は不可欠である。本シンポジウムでは、中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る。同時に、同じ地域研究でも、それぞれが専門とする学問分野の違いによって多様なアプローチがあることを、報告から感じて欲しい。
プログラム

13:00 開会の辞・司会
  • 武内進一(日本学術会議第一部連携会員、日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センターアフリカ研究グループ長)
13:05 趣旨説明
  • 酒井啓子(日本学術会議第一部会員、千葉大学法経学部教授)
13:20 第1報告 
  • 小松久男(日本学術会議第一部会員、東京外国語大学特任教授)「中央アジア地域研究の試み―ソ連時代の記憶を中心に」
13:55 第2報告 
  • 関根政美(日本学術会議第一部連携会員、慶應義塾大学法学部教授)「オセアニア(オーストラリア)の国際移民と多文化共生」
14:30 休憩

14:40 第3報告 
  • 羽場久美子(日本学術会議第一部会員、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)「グローバル時代におけるEUの境界線とナショナリズム」
15:15 第4報告 
  • 末廣昭(日本学術会議第一部連携会員、東京大学社会科学研究所教授)「グローバル化とネット情報は地域研究を無用にしたか? タイ研究者の視点から」
15:50 休憩

16:00 総合討論
  • 小松久男 (東京外国語大学特任教授)中央アジア
  • 関根政美(慶應義塾大学法学部教授)オセアニア
  • 羽場久美子(青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)EU
  • 末廣昭(東京大学社会科学研究所教授)東南アジア
  • 酒井啓子(千葉大学法経学部教授)中東
  • 武内進一(日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センターアフリカ研究グループ長)
16:55 閉会の辞 田中耕司(日本学術会議第一部会員、京都大学特任教授、学術研究支援室長)

 2013年9月

 2013年度第4回「中東・イスラーム諸国の民主化」研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班は、科学研究費「中東・アジア諸国の体制維持における軍の役割」と合同で、下記の研究会を開催いたします。総選挙が実施されたパキスタンと大統領選挙が実施されたイランについて、各々の選挙結果の背景やその意義、今後の展開などを報告いただく予定です。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。
  • 日時:2013年10月20日(日) 14:00-18:00
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス 東洋文化研究所 3F 第一会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物。
  • 主催:
    • NIHUプログラム・イスラーム地域研究東大拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班
    • 科学研究費基盤研究「現代中東・アジア諸国の体制維持における軍の役割」(代表:酒井啓子・千葉大教授)
  • 報告:
    • 井上あえか氏(就実大学)「パキスタン総選挙2013ー民主化前進への期待と課題」
    • 坂梨祥氏(日本エネルギー経済研究所中東研究センター)「イランの第11期大統領選挙―「選挙の意義」の再検討―」
参加ご希望の方は、会場準備の都合がありますので事前に東京大学拠点事務局までご連絡ください。
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp(<a>を@に変えて送信してください)

 張承志先生公開講演会

2013年10月26日(土)に、下記の要領で公開講演会が開催されます。ふるってご参加ください。
  • 日時:2013年10月26日(土) 午前9:30〜12:00
  • 場所:中央大学駿河台記念館 510号室
    住所:東京都千代田区神田駿河台3-11-5  Tel.: 03-3292-3111
        アクセス:JR御茶ノ水駅/東京メトロ新御茶ノ水駅から徒歩3分
              http://www.tsukyo.chuo-u.ac.jp/access/surugadai.html
              周辺地図:http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/
  • 主催:中央大学政策文化総合研究所プロジェクト・チーム「中央ユーラシアと日本」
  • 共催:中央大学人文科学研究所研究会チーム「イスラーム地域における聖地巡礼・参詣」
  • 後援:NIHU「イスラーム地域研究」東京大学拠点、NIHU「現代中国地域研究」早稲田大学拠点、中国ムスリム研究会、日本中央アジア学会
  • 講演者:張承志
  • 演題:紅衛兵からパレスティナへ――中国・東アジア発、ムスリム作家の視線――
  • 講演言語:日本語
*なお、終了後、同記念館1階にて簡素ながら懇親会をおこなう予定です。会費制(2,000円)とさせていただきます。

会場の都合で人数に限りがありますので、ご参加を希望される方は、恐れ入りますが10月18日までに下記あてに必ず氏名・所属をご連絡ください(末尾の申込フォームをご使用ください)。状況によりお断りする場合もありますことをあらかじめご了解くださるよう、お願い申しあげます。
  • メール・アドレス:umemura■fps.chuo-u.ac.jp (梅村坦)
    *ご送信の際に、■を@に変更してください。
申し込みフォーム

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ご氏名:
ご所属:

◇講演会に参加します
◇懇親会に参加します/参加しません (該当しない方を消してください)
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 国際ワークショップ「オスロ合意再考―パレスチナとイスラエルに与えた影響と代理案―」

NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、オスロ合意から20年を迎えた今年、パレスチナ人、イスラエル人の講演者をお招きし、国際ワークショップを開催することになりましたので、ご案内申し上げます。
  • 日時:2013年10月12日(土)13:00-18:00、10月13日(日)13:00-17:30
  • 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階大会議室
  • 使用言語:英語(通訳は入りません)
  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班
  • 共催:
    • 科学研究費補助金(基盤研究A)「アラブ革命と中東政治の構造変動に関する基礎研究」(研究代表者:長澤榮治)
    • 科学研究費補助金(基盤研究B)「戦前・戦時期日本における中東研究の現代的展開―「回教・猶太問題」からの視座」(研究代表者:臼杵陽)
    • 科学研究費補助金(若手A)「パレスチナ人の越境移動をめぐる意識と動態の総合的アプローチによる研究(研究代表者:錦田愛子)
  • 後援:日本国際ボランティアセンター
【趣旨】

オスロ合意が結ばれてから20年が経つ。中東和平プロセスの枠組みを設定したこの合意がもたらされた背景では、PLOとイスラエル政府の間に歴史的な相互承認が成立し、交渉の相手方としてパレスチナ自治政府が成立した。こうした展開は、イスラエルとパレスチナの双方に和平達成への期待を抱かせ、国際社会からの支援や投資を呼び込んだ。しかし交渉は期待された通りの進展をみせず、当初から困難を抱えた。入植地の建設が続き、和平反対派による抗議運動が暴力的な形で展開されたことは、和平の進展を妨げた。また、パレスチナ自治政府の成立は、逆にその管轄範囲を限定することとなり、難民の帰還権などいくつかの重要な問題を棚上げにさせた。2000年に始まった第二次インティファーダ(アル=アクサー・インティファーダ)は、こうして行き詰っていたオスロ・プロセスに終止符を打った。

しかしその後も、交渉はまったく停まっていたわけではない。最終的な解決に向けては、代替案を含めて、これまでさまざまな場で検討が続いてきた。一国家となるべきか、二国家にすべきか、といった基本的な問題もまた、詳細にわたる具体的な議論がみられた。パレスチナとイスラエルの両者間での政治的対話を促す上では、公式または非公式な形で、国際的なはたらきかけが繰り返されてきた。このワークショップでは、オスロ合意とその後の展開について、イスラエル、パレスチナ双方の立場から検討を加える。ほかにどのような可能性があったのか、和平交渉の頓挫から学ばれた教訓など、将来を見据えた視点から再考していきたい。

【プログラム】

《第一日目:10月12日(土)》(12:45 開場)13:00-18:00

司会:長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授)

13:00
  • 趣旨説明・講演者紹介 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教) 〈10分〉
13:10
  • 講演「オスロ合意から20年―成功か失敗か?当事者からの視点」ロン・プンダク(元ペレス平和センター事務局長)〈講演40分、質疑15分〉
14:05
  • 講演「オスロ和平プロセスとパレスチナ民族闘争の再定義」ライラ・ファルサハ(マサチューセッツ大学准教授)〈講演40分、質疑15分〉
15:00
  • 休憩〈15分〉
15:15
  • 講演「オスロ和平プロセスと非対称紛争における暴力の問題」立山良司(日本エネルギー経済研究所客員研究員、元防衛大学校教授)〈講演40分、質疑15分〉
16:10
  • 総合討論〈40分〉
18:00
  • 終了(二日目の連絡)
《第二日目:10月13日(日)》(12:45 開場)13:00-17:30

司会:長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授)

13:00
  • 趣旨説明・講演者紹介 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)〈10分〉
13:10
  • 講演「オスロの失敗後―帰還への闘いは続く」サルマーン・アブー=シッタ(パレスチナ土地協会代表)〈講演40分、質疑15分〉
14:05
  • 講演「パレスチナ難民キャンプの現実を通して見るオスロ合意」藤田進(元東京外国語大学教授)〈講演40分、質疑15分〉
15:00
  • 休憩〈15分〉
15:15
  • 総合コメント 臼杵陽(日本女子大学教授)〈講演30分〉
15:45
  • 総合討論〈40分〉
17:25
  • 終了挨拶 長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授)
【講演者紹介】
ロン・プンダク(Ron Pundak)
オスロ合意のイスラエル側交渉担当者を務める。2001〜2011年にペレス平和センターの事務局長、現在はパレスチナ・イスラエル和平NGOフォーラムの共同代表、中東現代史の講師。
サルマーン・アブー=シッタ(Salman Abu-Sitta)
パレスチナ土地協会の創設者・代表。パレスチナ難民問題の専門家、主著に『パレスチナ・アトラス1917−1966』(2010)など。元パレスチナ民族評議会メンバー。
ライラ・ファルサハ(Laila Farsakh)
マサチューセッツ大学ボストン校准教授、専門は政治学。イスラエル・パレスチナ紛争の政治経済学や、パレスチナでの一国家解決案などについて多著。主著に『イスラエルへのパレスチナ労働移民』(2005)など。
立山良司
日本エネルギー経済研究所客員研究員、元防衛大学校教授。専門は中東の国際関係論、安全保障論、パレスチナ問題。主著に『揺れるユダヤ人国家』(文芸春秋社、2000年)、『「アラブの春」の将来』(編著、日本国際問題研究所、2013年)など。
藤田進
元東京外国語大学教授、専門は中東研究、パレスチナ問題。主著に『蘇るパレスチナ』(東京大学出版会、1989年)、『21世紀の課題―グローバリゼーションと周辺化』(有志社、2013年)など。
※当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。

※事前の出席連絡は不要です。お問い合わせは下記までお願いいたします。
NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp (<a>を@に変えて送信)


 第33回中央ユーラシア研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、第33回中央ユーラシア研究会を以下の要領にて開催することとなりました。報告者のイリヤ・ザイツェフ氏はロシア人のイスラームへの改宗に関して幅広い研究をされており、本講演もクリミア・ハン国に逃亡したロシア人の改宗問題がテーマです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。どなたでもご参加いただけます。事前の参加申し込みは不要です。

第33回中央ユーラシア研究会
  • 日時:2013年10月11日(金)17時〜
  • 報告者:Ilya Zaytsev氏(北海道大学スラブ研究センター特任外国人教員/ロシア科学アカデミー東洋学研究所)
  • 題目:"Russian" Islam in the Eighteenth Century: Historical Review on the Adoption of Islam by "Ethnic" Russians[英語・通訳なし]
  • 司会:小松久男氏(東京外国語大学特任教授)
  • 会場:(財)東洋文庫 2階講演室
  • 住所:東京都文京区本駒込2-28-21
  • アクセス:JR山の手線・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分、都営三田線「千石駅」から徒歩7分、都営バス上58系統・茶51系統「上富士前」から徒歩1分
  • *こちらのURLをご参照ください
本講演会に関するお問い合わせは、c-asias@l.u-tokyo.ac.jp(河原)までお願いいたします。


 中東民主化研究班講演会(カイロ大学イサム・ハムザ先生)/2013年度第3回「中東・イスラーム諸国の民主化」研究会

イスラーム地域研究東京大学拠点中東民主化研究班では、科研費研究(アラブ革命と中東政治の構造変容に関する基礎的研究)と共催で、カイロ大学文学部イサム・ハムザ教授をお招きし、現在のエジプト情勢についてご講演をお願いすることになりました。ハムザ先生は皆さんご存知のように、アラブにおける日本研究の第一人者であり、カイロ大学文学部日本学科の初代エジプト人学科長を務められた後、文学部副学部長であった2009年にはイスラーム地域研究カイロ国際会議のエジプト側責任者としてイスラーム地域研究プロジェクトにも多大の貢献をしてくださいました。皆様のご参加をお待ちしております。

イサム・ハムザ先生講演会「エジプトの行く末−イスラミスト、軍そして民主化」
  • 日時:2013年9月22日(日)午後3時〜5時
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス 東洋文化研究所 3F 大会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物。
    *当日は玄関が自動施錠されてしまいますので、入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください
  • 使用言語(日本語)
  • 発信者 長沢栄治(東京大学東洋文化研究所)
*ご参加の方は会場の準備の都合がありますので、恐れ入りますが、下記の東文研科研費事務局のメールアドレスまでご連絡ください
  • lisaiino@ioc.u-tokyo.ac.jp

 2013年7月

 2013年度第2回「中東・イスラーム諸国の民主化」研究会 

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班は、科研費プロジェクト「アラブ革命と中東政治の構造変動に関する基礎研究」(代表者:長沢栄治・東大教授)と共催で、下記要領にて研究会を開催いたします。
  • 主催:
    • イスラーム地域研究 東京大学拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班
    • 科研費プロジェクト「アラブ革命と中東政治の構造変動に関する基礎研究」
  • 日時:2013年8月5日(月) 午後2時から4時
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階 第一会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
  • 講演:マスウード・ダーヘル教授(レバノン大学)「新アラブ革命の時代におけるレバノン・シリア国家の将来」(英語:通訳なし)
    Professor Massoud Daher(The Lebanese University)"The Future of the Lebanese and Syrian States in the Age of the New Arab Uprisings"
【趣旨】

2011年1月に始まる新アラブ革命は、アラブ世界各国で様々な政治変動の波を起こし、それぞれの国の形の変化に大きな影響を与えつつある。東アラブ、とくにレバノンの近代社会史の権威であるマスウード・ダーヘル教授に、新しい革命の時代を迎えた当該地域の国家と社会の将来の姿を論じていただく。ダーヘル教授は、数々のレバノン社会史研究の著作に加えて、近代日本・アラブ比較史の研究でも知られている。同教授のプロフィールについては以下のサイトを参照。
http://www.ecssr.ac.ae/ECSSR/print/prf.jsp?lang=en&prfId=/Profile/Profiles_2283.xml

※参加ご希望の方は、会場準備の都合がありますので事前に東京大学拠点事務局までご連絡ください。なお、講演および質疑は英語で行なわれます

NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp
    (<a>を@に変えて送信してください)

 2013年度第3回パレスチナ研究班定例研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、このたび下記の通り2013年第3回定例研究会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
  • 日時:7月20日(土)13:00〜18:00
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階 大会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
  • 報告1:濱中新吾(山形大学地域教育文化学部准教授)「アラブ革命の陰で:パレスチナ人の国際秩序認識に反映された政治的課題」
  • 報告2:武田祥英(千葉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程)「第一次大戦期英国における「ユダヤ教徒」像と自由党の変容のパラレルな関係について(仮)」
※当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。

参加ご希望の方は、会場準備の都合がありますので事前に東京大学拠点事務局までご連絡ください。
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp
    (<a>を@に変えて送信してください。メールアドレスが2013年4月より変更されておりますので、ご注意下さい)

 2013年6月

 2013年度第1回「中東・イスラーム諸国の民主化」研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班は、科研費プロジェクト「アラブ革命と中東政治の構造変動に関する基礎研究」(代表者:長沢栄治・東大教授)と共催で、下記要領にて研究会を開催いたします。
  • 報告:
    • 吉岡明子(財)日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究員「イラク・クルディスタン地域出張報告:イラク戦争から10年、自治開始から20年の今」(仮題)
    • 中川恵 羽衣国際大学現代社会学部教授「モロッコ出張報告:『アラブの春』の影響と民主化の行方」
  • 趣旨:
    「中東・イスラーム諸国の民主化」研究班のイラク担当者とモロッコ担当者は、昨年度にそれぞれ調査出張を行った。イラクの場合は、北部クルディスタンの自治や経済の現状を、モロッコの場合は、2011年「アラブの春」以降に生じた政治改革や政治変化を主たる調査対象とした。それぞれの調査結果を研究会にて報告するとともに、民主化にかかわる最近の政治情勢についての考察を提示する。
参加ご希望の方は、会場準備の都合がありますので事前に東京大学拠点事務局までご連絡ください。
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp
    (<a>を@に変えて送信してください)

 2013年4月

 2013年度第2回パレスチナ研究班定例研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、このたび下記の通り2013年第2回定例研究会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
  • 日時:2013年5月19日(日)13:00-18:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所 3階大会議室
    • http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    • 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    • 東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    • 当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。
  • 報告
    1. 南部真喜子(東京外国語大学大学院総合国際学研究科 博士後期課程)「パレスチナの抵抗運動における暴力と非暴力−第一次インティファーダとアル=アクサー・インティファーダの比較から−」
    2. 江崎智絵(防衛大学校人文社会科学群国際関係学科准教授)「オスロ・プロセスの政治過程分析―和平交渉の挫折とそのインパクト」
連絡先:
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 連絡先メールアドレス: c-asias<a>l.u-tokyo.ac.jp

 2013年度第1回パレスチナ研究班定例研究会 

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班では、このたび下記の通り2013年第1回定例研究会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
  • 日時:2013年4月20日(土)13:00〜18:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所 3階大会議室
    • http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    • 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    • 東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    • 当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。
  • 報告
    1. 清水雅子(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士課程)「紛争後の制度構築における国際社会と国内政治の力学:パレスチナ自治政府の制度改革と分裂をめぐる政治過程」
    2. 近藤重人(慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程)「サウディアラビアの石油政策とパレスチナ問題、1945年―1949年」
連絡先:
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点・グループ2「中東政治の構造変動」事務局
  • 連絡先メールアドレス: iaschuto■l.u-tokyo.ac.jp
  • 電話番号: (03)5841-8953
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