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2012年度研究会のお知らせ一覧

 2013年2月

 (財)東洋文庫・国際シンポジウム
「Central Asia Studies and Inter-Asia Research Networks: Integrated Study of
Dynamism in the Central Asian Regional Sphere」

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、(財)東洋文庫の主催する以下の国際シンポジウムを共催することになりましたのでご案内申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。


プログラム

3月2日(土)

KEYNOTE SPEECH(13:30-13:45)
  • Organizer: Hamashita Takeshi (Research Department Head, Toyo Bunko)
【第1セッション】(13:45-16:45)
The Multi-dimensional Character of Central Asian Cultures as Seen from the Variety of the Scripts and Languages of Excavated Texts
  • Coordinator:
    • Umemura Hiroshi (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Chuo University)
  • Dohi Yoshikazu (Research Fellow, Toyo Bunko)“The Dynamism Inherent in Han Chinese Personal Names as Shown in Index of Chinese Surnames Appearing in the Dunhuang Chinese Documents Dating from the Late 8th to the Early 11th Century”
  • Peter Zieme (Professor, Institute of Turcology, Free University, Berlin)“Personal Names of Central Asian Christians: Focusing on Old Uighur Manuscripts”
  • Takeuchi Tsuguhito (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Kobe City University of Foreign Studies)“Various Ethnic Groups with Tibetan Personal Names in the 9th-12th c. Texts and Inscriptions”
  • Commentators:
    • Yoshida Yutaka (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Kyoto University)
    • Matsui Dai (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Hirosaki University)
※【第1セッション】では、上記の報告者・コメンテイタのほかに、SOASのNicolas Sims-Williams氏に「バクトリア語にみえる人名」について発言していただくことになっています。

3月3日(日)

【第2セッション】(9:30-12:30)
The Regional Image of Central Asia as Portrayed in 18th-20th Century Historiography: Central Asian, Chinese and Russian Perspectives
  • Coordinator:
    • Shinmen Yasushi (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Chuo University)
  • Onuma Takahiro (Associate Professor, Tohoku Gakuin University) “The Qing Dynasty and Its Central Asian Neighbors”
  • Obiya Chika (Associate Professor, Center for Integrated Area Studies, Kyoto University) “Imperial Russia's Eyes on Central Asia: Turkestanskii Sbornik as a Set of Colonial Knowledge”
  • Ablet Kamalov (Chief Research Associate, Institute of Oriental Studies named after R.B. Suleimenov under the Ministry of Education and Science of Republic of Kazakhstan, Almaty) “Xinjiang in the Focus of Uyghur Studies in Soviet Central Asia”
  • Commentator:
    • Nakami Tatsuo (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies)
【第3セッション】(13:30-16:30)
The Revival of Islam in Central Asia: Links with West and South Asia
  • Coordinator:
    • Komatsu Hisao (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Tokyo University of Foreign Studies)
  • Stephane Dudoignon (Senior Research Fellow, Centre National de la Recherche Scientifique, Paris) “Interactions between the Near and Middle East, Central and Inner Asia in the Muslim Religious Field”
  • Bayram Balci (Visiting Scholar at Carnegie Endowment for International Peace, Washington DC) “The Jama’at al Tabligh in Kirghizstan and Kazakhstan and Its Contribution to the Recreation of Islamic Relations between Central Asia and Indian Subcontinent”
  • Yamane So (Professor, Osaka University) “Think Umma, Use the Modern-Networks of Modern Muslim Intellectuals in South Asia, 1900-1930”
  • Commentator:
    • Uyama Tomohiko (Research Fellow, Toyo Bunko; Professor, Slavic Research Center, Hokkaido University)

 国際シンポジウム『「穏健イスラーム主義」の倫理と経済発展と民主化』

この度、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点・京都大学拠点の共催により「イスラーム経済」と「穏健イスラーム主義」に関するシンポジウムを、エジプト、 トルコなどから研究者や実務家をお招きして開催することとなりました。日時、趣旨、プログラム等について、以下の通りご案内致します。 ご多忙とは存じますが、皆様のご来場をお待ち致しております。また、当シンポジウムは、若手中東研究者の育成支援も目的としておりますので、学生会員の皆様の積極的なご参加を期待しております。


  • 日時:2013年2月16日(土) 9:55〜17:30
  • 場所:東京大学武田先端知ビル5階 武田ホール(本郷キャンパス・浅野地区)http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_16_j.html
  • 言語:日本語・英語(日英同時通訳付)
  • 参加費:無料
  • 主催:日本国際問題研究所
  • 共催:
    • イスラーム地域研究東京大学拠点
    • イスラーム地域研究京都大学拠点
    • 文部科学省「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業」東京大学拠点
趣旨

近年の中東イスラーム諸国では、既存の国家や国際社会の枠内でイスラームの倫理や理想を実現していこうという「穏健イスラーム主義」勢力の活動が目立っています。その代表例として、2002年以来トルコの政権を担い、高い経済成長を実現してきた公正発展党があげられます。また、エジプトにおいて、2011年の革命後の選挙で第一党となった自由公正党も、やはり、「穏健イスラーム主義」政党に分類されています。

こうした「穏健イスラーム主義」勢力は、商店主や中小企業経営者といった中間層を主な支持層とすると言われます。こつこつと働いて財を蓄えてきた中間層は、公正さといった倫理に敏感な人々であり、倫理の源泉としてイスラームを重視し、それ故に、イスラームに根ざした公正な経済と社会の実現を訴える「穏健イスラーム主義」勢力を支持してきたと考えられています。また、イスラームの規範に則った金融、すなわち、イスラーム金融の発展にも貢献してきました。さらに、権威主義体制下での経済的・社会的不公正に対する彼ら中間層の強い不満が、「アラブの春」と呼ばれる政治変動の背景の一つであったと指摘されています。

以上の認識に基づき、本シンポジウムでは、「穏健イスラーム主義」政党の下で高い経済成長を続けるトルコと、革命後の経済再建が急務とされるエジプトを取りあげ、現地出身の研究者・実務家を招いて、「穏健イスラーム主義」とそれを支える中間層の経済活動、ならびに、イスラーム金融について講演して頂き、日本の研究者との討論を行います。そこから、「穏健イスラーム主義」と中東イスラーム諸国の経済が抱える課題と展望を議論していきたいと思います。

プログラム
※最新プログラムは、日本国際問題研究所ホームページ(http://www.jiia.or.jp)に掲載

9:55 開会の辞 野上義二(日本国際問題研究所理事長)

10:00-12:00 第1パネル 中東諸国の経済の現状と課題:エジプト、トルコを中心に

講演:
  • ハイリー・トゥールク(イリノイ工科大学教授)「中東(特にエジプト)と東アジアにおける近代化の政治経済:比較史的分析」
  • ギョクハン・バジュク(ズィルヴェ大学中東戦略研究センター長)「中東の地域的文脈におけるトルコの経済発展」
コメント:
  • 土屋一樹(アジア経済研究所研究員)
  • 今井宏平(中央大学大学院)
12:00-13:00 昼食休憩

13:00-16:10(休憩14:30-14:40) 第2パネル 「イスラーム経済」と「穏健イスラーム主義」

講演:
  • シハーブ・マルズバーン(シェクラ・クラウド・ファンディング業務執行パートナー、ザーイド大学客員講師)「エジプトにおけるイスラーム金融の発展とインパクト:非産油中東諸国の金融市場とイスラーム主義の影響」
  • ムスタファ・シャーヒン(トルコ共和国開発省開発研究センター長)「トルコの経済開発政策とアナトリアの中小企業」
  • トゥラン・カヤオウル(ワシントン大学准教授)「トルコの『穏健イスラーム主義』運動」
コメント:
  • 長岡慎介(京都大学大学院准教授)
  • イディリス・ダニシマズ(同志社大学大学院助教)
  • 後藤絵美(東京大学特任研究員)
16:10-16:30 コーヒーブレイク

16:30-18:00 第3パネル 「穏健イスラーム主義」の倫理と経済発展と民主化

講演:
  • イブラヒム・オズチュルク(マルマラ大学教授)「経済発展のための新しい倫理と制度を求めて:イスラームの視点から」
講演者全員による総合討論

18:00-18:15 閉会の辞 
  • 大稔哲也 (東京大学大学院准教授、イスラーム地域研究東京大学拠点代表)

 2012年度第6回パレスチナ研究班・定例研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、2012年度第6回パレスチナ研究班・定例研究会を以下の要領にて開催いたします。


  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)「地域研究における情報資源の共有化とネットワーク形成による異分野融合型方法論の構築」研究会(2012年度第2回)
  • 日時:2013年2月16日(土)12:00〜18:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所 3階大会議室
    • http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    • 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    • 東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    • 当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。
趣旨:

パレスチナ/イスラエルという地域をめぐっては、さまざまな関わり方があり得る。この度の研究会では、パレスチナにおけるインティファーダ(民衆蜂起)という共通のテーマを扱いながら、研究と報道という異なる分野の専門家の間で、方法論の異なるアプローチによりどのように事象を分析可能か、その比較を試みる。また各々の知見を深め合い、ネットワークの共有により情報資源を活用する可能性について考える。

報告
  1. 鈴木啓之(東京大学大学院総合文化研究科(博士課程)・日本学術振興会特別研究員DC)「抵抗の軌跡と1987年インティファーダ:キャンプ・デーヴィッド合意(1978年)以降を中心に」
  2. 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)「パレスチナ政治指導部の変容と二つのインティファーダ」

 第32回中央ユーラシア研究会特別講演会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、第32回中央ユーラシア研究会特別講演会を以下の要領にて開催することとなりました。講師のバイラム・バルジ氏はトルコ語圏のイスラームに関して幅広い研究をされており、本講演もアゼルバイジャンのイスラームがテーマです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。どなたでもご参加いただけます。事前の参加申し込みは不要です。


  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 日時:2013年3月5日(火) 午前11時〜
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・法文1号館217番教室

  • 講師:Bayram BALCI氏(Visiting Scholar at Carnegie Endowment for International Peace, Washington DC)
  • 演題:Islam in Azerbaijan between Turkish Sunnism and Iranian Shia Influences[英語・通訳なし]
  • 司会:小松久男氏(東京外国語大学特任教授)
*本講演会に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
  • 河原:c-asias■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えて送信してください)

 2012年度第6回パレスチナ研究班・定例研究会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、2012年度第6回パレスチナ研究班・定例研究会を以下の要領にて開催いたします。


  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)「地域研究における情報資源の共有化とネットワーク形成による異分野融合型方法論の構築」研究会(2012年度第2回)
  • 日時:2013年2月16日(土)12:00〜18:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所 3階大会議室
    • http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    • 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線(4番出口) 本郷三丁目駅
    • 東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    • 当日、会場となる建物の入口は、土日のため自動ドアが停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください。
趣旨:

パレスチナ/イスラエルという地域をめぐっては、さまざまな関わり方があり得る。この度の研究会では、パレスチナにおけるインティファーダ(民衆蜂起)という共通のテーマを扱いながら、研究と報道という異なる分野の専門家の間で、方法論の異なるアプローチによりどのように事象を分析可能か、その比較を試みる。また各々の知見を深め合い、ネットワークの共有により情報資源を活用する可能性について考える。

報告
  1. 鈴木啓之(東京大学大学院総合文化研究科(博士課程)・日本学術振興会特別研究員DC)「抵抗の軌跡と1987年インティファーダ:キャンプ・デーヴィッド合意(1978年)以降を中心に」
  2. 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)「パレスチナ政治指導部の変容と二つのインティファーダ」

 2013年1月

 第31回中央ユーラシア研究会特別講演会

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、第31回中央ユーラシア研究会特別講演会を以下の要領にて開催することとなりました。日本学術振興会・外国人招へい研究者として大阪大学大学院人間科学研究科で研究しておられるシェリンアイ・マソティ(希日娜依・買蘇提)氏(新疆師範大学)をお招きし、中国・新疆ウイグル自治区における近年の言語状況についてお話をいただきます。日程が迫ってのご案内で恐縮に存じますが、興味深いテーマですので、ふるってご参加いただければ幸いです。

※会場準備の都合がございますので、参加を希望なさる方は、以下のアドレスに1月20日(日)までにお知らせをいただければ幸いです

新免康 E-mail: y.shinmen■gmail.com (■に@を入れてください)


  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 共催:中国ムスリム研究会・
        中央大学政策文化総合研究所「中央ユーラシアと日本」プロジェクト
  • 日時:2013年1月21日(月) 午後3時〜5時
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・法文1号館311番教室

  • 発表者:シェリンアイ・マソティ(新疆師範大学言語学院・准教授、大阪大学大学院人間科学研究科・外国人招聘研究員)
  • 報告題目:「新疆ウイグル自治区におけるウイグル語と漢語の言語接触について:2010年における調査の紹介を中心に」
    *発表言語:中国語(日本語通訳がつきます)

 基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」・国際ワークショップ、二国家解決案への新しいアプローチ―パレスチナ国家の国連承認後の動きを受けて―("New approaches to two states solution after the UN bid")

このたび、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・基幹研究 「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」主催、当拠点共催により、基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」・国際ワークショップ、"New approaches to two states solution after the UN bid"(二国家解決案への新しいアプローチ―パレスチナ国家の国連承認後の動きを受けて―)を開催いたします。詳細は下記のとおりです。



基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」・国際ワークショップ

「二国家解決案への新しいアプローチ―パレスチナ国家の国連承認後の動きを受けて―」
  • 日時:2013年1月16日(水) 16:00~18:00
  • 会場:東京外国語大学AA研 マルチメディア会議室(304)
  • アクセスマップ:http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/about/access
  • 最寄駅:西武多摩川線 多磨駅(徒歩5分)/京王線 飛田給駅(バス10分)
  • 使用言語:英語(通訳なし)
  • 主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・基幹研究 「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」
  • 共催:
    • 科研費基盤研究(A)「アラブ革命と中東政治の構造変動」
    • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点(TIAS)
  • お問い合わせ:TEL/FAX 042 330 5697 aikon@aa.tufs.ac.jp(錦田)
趣旨:

パレスチナとイスラエルをめぐる、現行の二国家解決案は見直しを迫られている。それはパレスチナ難民やイスラエル市民のパレスチナ人の権利を無視したことで、限界を示し始めているためだ。新たなアプローチにはいくつかの可能性がある。二国家並立案、国家連合、ベネルクス方式、などはその一例だ。これら新たな解決案に加えて、本報告ではパレスチナ国家を実現するまでの段階についても検討を加えてみたい。それは二段階によって構成される。まずは、両者を明確に分断する合意に基づく閉じられた国境線による並立国家から始まり、次に、安定した状態のなかでの国境の開放により、徐々に両国の市民が相手国での居住が可能になるような状態を目指す。こうした段階を進めるためには、新しい国際的な連携という考え方が戦略として必要である。2012年のパレスチナ国家の国連承認は、こうした連携の構築を促す動きであり、その後に期待される展開について注目してみたい。
  • 講師: ワリード・サーリム(民主主義コミュニティ開発センター(エルサレム)、所長)
  • コメント1:アダム・ケラー(イスラエル平和団体グーシュ・シャローム)
  • コメント2:ヤコブ・ラブキン(モントリオール大学教授)
*ワークショップ終了後は、講師およびコメンテーターを以下のコンサートにご案内する予定です。同行・参加をご希望の方は、各自でお申込み願います。

エジプト系オーストラリア人ウード奏者来日公演:ジョゼフ・タワドロス・ウード・リサイタル

エジプト系オーストラリア人ウード奏者ジョゼフ・タワドロスが、来日ソロリサイタルを行います。オーストラリアレコード産業協会ARIA賞の9つの賞にノミネートされ、うち5つを獲得し、また、シドニー・モーニング・ヘラルド紙による「今年もっとも影響力あった人々」の第20位に選出されました。
  • 日時:2013年1月16日(水) 午後7時30分開演(午後7時開場)
  • 場所:杜のホールはしもと・多目的室 (橋本駅北口・ミウィ橋本8F)
  • 入場無料(要申込・先着150名)
  • 主催:多摩美術大学(松田嘉子アラブ音楽研究プロジェクト)
  • 協力:arab-music.com
*以下のURLからお申し込み下さい。

 2012年12月

 TIAS-JSPS International Workshop “Whither Palestine/Israel after “the Arab Spring”? 

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点と科研費基盤研究(A)「アラブ革命と中東政治の構造変動」の主催で、国際ワークショップ“Whither Palestine/Israel after “the Arab Spring”?(「アラブの春」後のパレスチナ/イスラエルはどこへ行くのか?)を開催いたします。詳細は下記の通りです。



TIAS-JSPS International Workshop
“Whither Palestine/Israel after “the Arab Spring”?

This workshop is held under the auspices of Center for Islamic Area Studies at University of Tokyo (TIAS) and Grants-in-Aid for Scientific Research - Japan Society for the Promotion of Science

[Objective]
The Arab revolution since January 2011 has potential to bring about drastic change not only to the political regimes of the countries but also to the political structure in the Middle East. This international workshop deals with required condition to enable coexistence between Israel and Palestine in humanity and justice under the current structural change of the regional politics. The expected role of the civil movement and international solidarity will be investigated as well. <tentative>

[Date and Venue]
  • Date: 14 January, 2013, 13:00-17:30
[Language]
  • English
[Participants]
Presenter:
  • Walid Salem (Director, the Center for Democracy and Community Development (CDCD) in East Jerusalem)
  • Adam Kellar (Spokesperson, Gush Shalom)
  • Yakov Rabkin (Professor, Montreal University)
Commentator:
  • Hong, Meejeong (Research Professor, Dankook University, Seoul)
  • Yoo, Si-gyung (Sub Dean, Seoul Anglican Cathedral, Seoul)
  • Odagiri, Taku (Journalist, Sapporo)
[Program]

13:00-
  • Report (1) Walid Salem (40 min) “The Changes in the Region and their Impact on the Prospects of Comprehensive Middle Eastern Peace”
  • Comment (10 min)
  • Discussion (10 min)
  • Report (2) Adam Keller (40 min) ”Wrestling on a Shaky Ground − Israelis, Palestinians, the Arab Spring and a Declining Superpower"
  • Comment (10 min)
  • Discussion (10 min)
15:00-
  • Tea Break (10 min)
15:10-
  • Report (3) Yakov Rabkin (40 min) “Three Non-Western Nuclear Powers (China, India, Russia) and the Israel/Palestine Conflict”
  • Comment (10 min)
  • Discussion (10 min)
16:00-17:30
  • General Discussion
  • Concluding Remarks (Akira Usuki)

 2012年11月

 日本学術会議公開シンポジウム「地域研究の「粋」を味わう―現地から中国、東南アジア、アフリカ、中東を読む」

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点の共催にて、下記の通り日本学術会議公開シンポジウムが開催されることになりました。中国、東南アジア、アフリカ、中東を舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る興味深いシンポジウムです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。

*シンポジウムは公開で行われ、予約は不要、参加費も無料です。


  • 主催:日本学術会議地域研究委員会地域研究基盤整備分科会
  • 共催:
    • 地域研究コンソーシアム(JCAS)
    • 京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
    • NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 日時:2012年12月19日(水) 13:00〜18:00
  • 会場:日本学術会議(最寄駅:東京メトロ千代田線乃木坂駅)
  • お問合わせ:
    • 地域研究コンソーシアム事務局
    • jcasjimu■jcas.jp
    • 電話 :075-753-9616
【趣旨】

地域研究とは何か。海外のさまざまな現象を研究する「地域研究」が、日本で学問として市民権を得るようになって、半世紀近くが経つ。欧米の「エリア・スタディーズ」が冷戦期の戦略的な志向をもち、その学術性に疑問が投げかけられがちなのに対して、日本の地域研究は、より幅広く、特定の利害関係から自由な、豊かな学問として発展してきた。海外の現象から得られる「発見」。 世界のなかに自らをおくことで可能となる「相対化」。海外のさまざまな事象を比較して、一般則を見出す「比較」。そしてそれぞれの地域の文化、社会の独自性を知ることを前提とする「多文化共生」。グローバル化された現代社会に、地域研究は不可欠である。本シンポジウムでは、中国、東南アジア、アフリカ、中東を舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る。同時に、同じ地域研究でも、それぞれが専門とする学問分野の違いによって多様なアプローチがあることを、報告から感じて欲しい。

【プログラム】

13:00 開催趣旨説明
  • 田中耕司(日本学術会議第一部会員、京都大学特任教授、学術研究支援室長)
13:10-13:40 基調講演
  • 酒井啓子(日本学術会議第一部会員、千葉大学法経学部教授)
  • 武内進一(日本学術会議連携会員、日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センターアフリカ研究グループ長)
13:40 第一報告  
  • 国分良成((日本学術会議連携会員、防衛大学校 学校長)中国「地域研究としての中国研究―世界と日本のあいだ」
14:25 第二報告
  • 桜井由躬雄(東京大学名誉教授、京都大学客員教授) 東南アジア「ベトナムの小村バックコックを舐める−「私」の地域学の20年−」
15:10 休憩

15:25 第三報告
  • 松田素二(京都大学文学研究科 教授)アフリカ「アフリカから多文化・多民族共生の技法を学ぶー地域研究の醍醐味」
16:10 第四報告
  • 長沢栄治(東京大学東洋文化研究所 教授)中東「地域研究における私的なものと公的なもの」
16:55 総合討論
  • 国分良成(日本学術会議連携会員、防衛大学校 学校長)中国
  • 桜井由躬雄(東京大学名誉教授、京都大学客員教授) 東南アジア
  • 松田素二(京都大学文学研究科 教授)アフリカ
  • 長沢栄治(東京大学東洋文化研究所 教授)中東
  • 酒井啓子(日本学樹会議第一部会員、千葉大学法経学部教授)
  • 武内進一(日本学術会議連携会員、日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センターアフリカ研究グループ長)
17:55 閉会の辞
  • 小松久男(日本学術会議第一部会員、東京外国語大学大学院総合国際学研究院特任教授)

 2012年10月

 内陸アジア史学会2012年度大会

2012年11月4日(日)に、北海道大学において、内陸アジア史学会2012年度大会が開催されます。この大会は、イスラーム地域研究東京大学拠点および、スラブ研究センターの共催となります。


  • 日時:2012年11月4日(日) 13:00-17:10
  • 会場:北海道大学札幌キャンパス・人文社会科学総合研究棟409室
  • 主催:内陸アジア史学会
  • 共催:スラブ研究センター、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
公開講演
  • 荒川正晴(大阪大学・教授)「前近代中央アジアの国家と交易 」
研究発表
  • 長峰博之 (希望学園 北嶺中・高等学校・教諭)「カーディル・アリー・ベグとその史書について――ジョチ・ウルス「内部史料」の史料的可能性とその歴史認識――」
  • 高本康子 (北海道大学スラブ研究センター・学術研究員)「大陸における対「喇嘛教」活動」――満洲国興安北省を中心に――」
  • 秋山徹 (日本学術振興会・特別研究員・(財)東洋文庫)「ロシア統治下におけるクルグズ首領層の権威――遊牧世界とイスラーム世界のあいだで――」

 パレスチナ研究班・研究会「エルサレムの現在とイスラエル/パレスチナの新しい未来像
 (Contemporary Jerusalem and New Vision for Israel/ Palestine)」

このたび,イスラーム地域研究東京大学拠点・パレスチナ研究班は下記の要領で研究会を開催いたします。


  • 日時:2012年10月31日(水)16:00〜19:00
  • 会場:東京大学東洋文化研究所 第一会議室
  • 主催:NIHUプログラム「イスラーム地域研究」東京大学拠点パレスチナ研究班
  • 共催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」/MEIS「中東イスラーム研究拠点」
  • 講演者:バシール・バシールDr. Bashir Bashir(エルサレム・ヘブライ大学講師)
  • 講演題目:エルサレムの現在とイスラエル/パレスチナの新しい未来像(Contemporary Jerusalem and New Vision for Israel/ Palestine)
趣旨:

This lecture seeks to contribute to thinking differently, namely out of the box on the question of Israel/ Palestine through focusing on the city of Jerusalem. More precisely, this talk argues that a closer examination of the realities in Jerusalem and the city’s symbolic capitals demonstrate the failure of the logic of partition and separation to bring to a historical reconciliation in Israel/ Palestine. Jerusalem stands there calling a different ethics that should guide the future of historic Palestine. According to this ethics, the rights and identities of the Arabs and Jews in Palestine are inseparable practically and ethically.

この報告ではイスラエル/パレスチナ問題について、特にエルサレムに注目しながら新たな思考を試みる。エルサレムにおける現実や、この街のもつ象徴資本としての価値は、イスラエル/パレスチナの歴史的和解に向けて、分割・分離の論理は通用しないことを示している。エルサレムは歴史的パレスチナの未来を導くにあたって、異なる倫理を必要としており、この倫理に従えば、パレスチナにおけるアラブとユダヤの権利やアイデンティティは、倫理的にも実際上も分離不可能といえるのである。*エルサレム在住のパレスチナ人であるバシール氏による、こうした問題提起を受けて、研究会では参加者との間で活発に議論を戦わせていきたい。

講師略歴:

アッカー在住のパレスチナ人研究者で、ロンドン大学LSEで修士および博士号(政治理論)を取得し、現在、エルサレム・ヘブライ大学政治学部の講師で政治理論を教える。ヴァン・リア・エルサレム研究所フェロー。専門は、民主的包摂の理論、熟議民主主義、マルチカルチュラリズム、パレスチナのナショナリズムと政治思想など。編著は『多文化社会における和解の政治』W.キムリッカと共編(オックスフォード出版、2008年)、「シオニズムの正義/不正義を問いなおす:パレスチナ・ナショナリズムへの新たな挑戦」Ethical Perspectives 18(4): 632-645(2011年)など多数。


 公開シンポジウム「2011年政変とアラブ諸国の民主化」
 (NIHUプログラム・イスラーム地域研究2012年度合同集会)

NIHUプログラム・イスラーム地域研究の2012年度の合同集会「公開シンポジウム 2011年政変とアラブ諸国の民主化」を東京大学で開催することになりました。シンポジウムは一般公開となっておりますので、皆様ふるってご参加いただけますようお願いいたします。



公開シンポジウム「2011年政変とアラブ諸国の民主化」
(NIHUプログラム・イスラーム地域研究2012年度合同集会)
  • 開催日時:2012年10月20日(土) 13:30−17:30
  • 場所:東京大学本郷キャンパス浅野地区武田先端知ビル5階ホール
  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点/NIHUプログラムイスラーム地域研究早稲田大学中心拠点
  • 共催:文部科学省「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業」


【趣意】

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点では、プログラムの当初から中東・イスラーム諸国の民主化に関わる研究班を立ち上げ、拠点のホームページ上に各国の政治変動や政治制度を解説する「民主化データベース」を掲載するなどの活動を続けてきた。そのようななか、2011年に「アラブの春」と呼ばれる政変がアラブ諸国で生じた。政変の内容は各国ごとに異なり、いまだ混乱が続く事例もあるものの、多くの事例では政変後に政治改革や選挙が実施されている。これらは、まさしく民主化研究班の研究対象であり、今年度の合同集会においてその活動の成果を報告するとともに、現状を理解するための一助としたい。



【プログラム】

13:00 開場

13:30 
  • 開会の辞:桜井啓子(イスラーム地域研究代表/早稲田大学教授)
  • 主催者挨拶:大稔哲也(イスラーム地域研究東京大学拠点代表/東京大学准教授)
13:40 問題提起
  • 松本弘(大東文化大学教授)「各国事例の類型化と特質」
13:55 事例報告T
  • 鈴木恵美(早稲田大学イスラーム地域研究機構主任研究員)「政変後の選挙とイスラーム政党」
  • コメンテーター:澤江史子(東北大学大学院准教授)
15:00 事例報告U
  • 石黒大岳(九州大学大学院助教)「王政諸国の政治改革―GCC諸国の事例―」
  • コメンテーター:中川恵(羽衣国際大学教授)
16:05 総合ディスカッション    
  • 司会:飯塚正人(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
  • コメンテーター:坂梨祥(日本エネルギー経済研究所中東研究センター主任研究員)
17:10 閉会の辞
  • 私市正年(イスラーム地域研究上智大学拠点代表/上智大学教授)

 2012年9月

 シンポジウム「「アラブの春」とイスラーム復興」

NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点(TIAS)は、他の諸組織と協力して、下記のとおりシンポジウム「「アラブの春」とイスラーム復興」を開催いたします。入場は無料、事前登録も不要です。ご関心のある方々の参加をお待ちしております。


主催
  • NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点
  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」
  • 科学研究費基盤研究(B)(海外)「「イスラーム民主主義」をめぐる思想展開と実現可能性に関する研究」
  •  科学研究費基盤研究(B)「イラン人によるネットワーク型社会運動の系譜と、その政治化に際しての諸問題の検討」
日時・会場  報告者
  • 川上泰徳(朝日新聞国際報道部・機動特派員)
  • 飯塚正人(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授)
  • コメント:臼杵陽(日本女子大学文学部 教授)
  • 司会: 山岸智子(明治大学政治経済学部 教授)
趣旨:

昨春、チュニジアとエジプトの独裁者が追放された時点では、もはやイスラームの時代ではない、今後は欧米流の民主化が進むだろうと予測する向きも多かった。しかし、その後に行われた議会選挙では、チュニジアでもエジプトでもイスラーム政党が第一党となり、今年の夏にはムスリム同胞団員のエジプト大統領まで誕生している。このような状況を「アラブの春が同胞団に乗っ取られた」と評価する声もしばしば聞かれるが、果たして実情はどうなのか?

このシンポジウムでは、現地で綿密な取材を続けてきたジャーナリストと、現代イスラームと政治との関係を専攻してきた研究者が、アラブの春がなぜイスラーム復興につながるのか、また、選挙で国民の信託を受け、統治の正統性を獲得したイスラーム政権の今後は、といった問題について論じていく。

※本研究会に関するお問い合わせは下記のメールアドレスまでお願いいたします。
e-mail: masato■aa.tufs.ac.jp(メール送信の際は■を@に変えてください)

 2012年8月

 東洋文庫特別講演会/第30回中央ユーラシア研究会特別講演会

このたび、NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点の共催にて(財)東洋文庫において下記の通り講演会が催されることになりました。講師のステファン・ドゥドワニヨン氏はロシア帝国およびソ連時代のイスラームについて造詣が深く、本講演もソ連時代のイスラーム史再考がテーマです。皆様ご多忙とは存じますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。どなたでもご参加いただけます。事前の参加申し込みは不要です。



東洋文庫特別講演会/NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点共催、第30回中央ユーラシア研究会特別講演会
  • 日時:2012年9月28日(金)17:00〜
  • 場所:(財)東洋文庫 2階講演
  • 主催:東洋文庫/NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
  • 講師:Stephane A. Dudoignon氏 (Senior Research Fellow at the CNRS, Lecturer at the EHESS and the IISMM, Paris)
  • 演題:(Re-)Making the History of Soviet Islam: Some Emergency Tasks and Perspectives[英語・通訳なし]
  • 司会:小松久男氏(東京外国語大学特任教授)
*本講演会に関するお問い合わせは、c-asias■l.u-tokyo.ac.jp(河原)までお願いいたします。(メール送信の際は、■を@に変えてください)


イスラーム地域研究東京大学拠点公募研究「近現代の中央アジア山岳高原部における宗教文化と政治に関する基礎研究」平成24年度第2回研究会

このたび,イスラーム地域研究東京大学拠点は下記の要領で研究会を開催いたします。直前になってのご案内で大変恐縮ですが,皆様のご来場をお待ちしております。



イスラーム地域研究東京大学拠点公募研究
「近現代の中央アジア山岳高原部における宗教文化と政治に関する基礎研究」平成24年度第2回研究会
International Conference "Basic Research on Religions Culture and Politics in Central Asian Mountain Areas in the Last Three Centuries"
  • 日時:2012年9月29日(土)14:00−17:00
  • 会場:東京大学東洋文化研究所3階大会議室
  • 主催:イスラーム地域研究東京大学拠点公募研究
Chairperson:
  • 稲葉穣Inaba Minoru (Professor at Kyoto University)
Reports and Comment:
  1. 澤田稔Sawada Minoru (Professor at the University of Toyama), "Badakhshan project and its activities"
  2. Umed Sherzadshaev (Lecturer at the University of Central Asia, Khorog, Tajikistan), "Girdovari va tahqiqi asnodi ta'rikhii Pomir"(「パミール史関連文書の収集と研究」)(日本語通訳付き)
  3. Comment by Stephane A. Dudoignon (Senior Research Fellow at the CNRS, Lecturer at the EHESS and the IISMM, Paris)
参加申し込みは不要です。本研究会に関するお問い合わせは,ias-base■l.u-tokyo.ac.jp(担当:佐々木)までお願いいたします。(メール送信の際は■を@に変えてください)

 2012年7月

 「板垣雄三先生公開インタビュー」第2回:モダニティをめぐって――世界史の書き換え 

イスラーム地域研究東京大学拠点は、2012年8月4日(土)に、下記のとおり板垣雄三先生の公開インタビュー(第2回)をおこないます。



NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
「中東イスラーム研究の先達者たち」プロジェクト
  • 日時:2012年8月4日(土)
  • 時間:10:30-17:00(昼食12:30-13:30、その他小休憩予定)
  • 場所:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階大会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線 本郷三丁目駅(徒歩約4分)
    都営大江戸線4番出口が便利。東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    ※日曜日で入り口の自動ドアは停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください(午前・午後の開始時には人員が待機予定)
趣旨:

昨年度、「中東イスラーム研究の先達者たちNo.2」として、イスラーム地域研究東京大学拠点より『板垣雄三先生インタビューVol.1』が出版されました。第1集に引き続き,中東・地域研究に留まらず広く歴史学研究をリードし続ける、先生の貴重な体験を語っていただきます。特に今回は、研究者がいま問われていることについて、先生自らの体験を通じて、広く次の世代に問いかけていただく予定です。公開インタビューへ多数のご参加をいただいて、今後の第2集の編集に弾みをつけたいと思います。

*なお、参加にあたっては、あらかじめ以下のリンクより、事前配付資料をダウンロードしてご利用ください。ダウンロードがうまくできない方は、下記までご一報ください。
  1. 板垣雄三「アニース教授招聴の思い出」『アジアアフリカ言語文化研究所通信』83, 1995.
  2. 板垣雄三「日本のアラビアン・ナイト断章」『学術月報』49-9, 1996.
  3. ITAGAKI Yuzo. "Area Studies Must Be the Foundation of New Scholarly Knowledge," JCAS SYMPOSIUM SERIES 1, 1997.
  4. 板垣雄三「日本の中東・イスラーム研究の歩み 未来へ」『イスラーム誤認』岩波書店, 2003.
  5. 板垣雄三「人類が見た夜明けの虹――地域からの世界史・再論――」『歴史評論』741, 2011.
  6. 板垣雄三「大会テーマ今昔,雑感」『歴史学研究』894, 2012.
  7. 板垣雄三「歴史家遠山茂樹と〈束アジア〉歴史像」『歴史学研究』895, 2012.
  8. 板垣雄三「世界史の中のイスラーム」(未発表原稿部分)
*本研究会に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
  • 担当・阿久津:iaschuto■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)


 GCOE Seminar "Religion and Politics in Today's Kazakhstan and Kyrgyzstan"/第29回中央ユーラシア研究会・特別セミナー

イスラーム地域研究東京大学拠点は、北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」との共催で、下記のとおりGCOEセミナー "Religion and Politics in Today's Kazakhstan and Kyrgyzstan"/第29回中央ユーラシア研究会・特別セミナーを開催いたします。

バクト・ジュマグロフ氏はクルグズスタン・ジャララバード州出身。クルグズスタン南部の情勢に詳しく、ここ数年は政府系機関での役職を歴任しており、クルグズスタン政治を内側から観察してきた若手研究者です。イーゴリ・サーヴィン氏はカザフスタン・シムケント市出身のロシア人で、これまでカザフスタンの民族政治、宗教事情、移民問題など様々なテーマで数多くの業績を残しており、現在はシムケント国立大学だけでなく、ロシア科学アカデミー東洋学研究所などロシアでも活躍している研究者です。

今回のセミナーでは2人に共通する研究テーマであるそれぞれの国のイスラームを中心とする宗教事情についてご報告いただくことになりました。皆様のご参加をお待ち申しております。

地田 徹朗(北海道大学スラブ研究センター・北海道大学グローバルCOEプログラム
       「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」学術研究員)


  • 日時:2012年8月5日(日) 午後2時〜5時
  • 会場:東京大学本郷キャンパス 法文一号館2階217教室
  • アクセス:本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線/大江戸線)下車
    東大前駅(地下鉄南北線)下車
  • キャンパス地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html
【プログラム】
  • 司会:新免康(中央大学)
  • 通訳:地田徹朗(北海道大学スラブ研究センター)
  • 使用言語:ロシア語(日本語逐語通訳つき)
14:00〜15:20
  • Bakytbek Jumagulov (Public Foundation "Institute of Peace and Development in Central Asia, Kyrgyzstan)「クルグズスタンにおけるイスラームと非合法宗教政党の活動」
15:30〜16:50
  • Igor Savin (Shymkent State University, Kazakhstan)「カザフスタンにおける宗教事情の現状と特質」
※セミナーの後に懇親会を行います


 2012年度第2回(通算第18回)パレスチナ研究班定例研究会

イスラーム地域研究東京大学拠点では、下記の通り2012年度第2回(通算第18回)パレスチナ研究班定例研究会を開催いたします。
  • 日時:2012年7月28日(土)・29日(日)
    各13時00分〜17時30分(15時前後に約10分の休憩)
  • 主催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究 東京大学拠点(TIAS)
  • 共催:京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
    地域研究における情報資源の共有化とネットワーク形成による異分野融合型方法論の構築研究会(2012年度第2回)
  • 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所 3階大会議室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
    最寄駅:東京メトロ丸ノ内線/都営大江戸線 本郷三丁目駅(徒歩約4分)
    都営大江戸線4番出口が便利。東大・懐徳門から入って、緑の小道を抜けた右手、正面玄関に唐獅子像のある建物
    ※日曜日で入り口の自動ドアは停止しています。入り口正面右手に備え付けの電話から、内線85899までご連絡ください
    (12:50〜12:59の間は入り口で担当がお待ちしております)


【プログラム】

<7月28日>
  • 報告1:
    • 佐藤寛和(岡山大・院)「パレスチナ問題の相克と政治的解決―UNSCOPの活動を事例として―」
    • コメンテーター:池田有日子(京都大CIAS)
  • 報告2:
    • 今井静(京都大・院・学振特別研究員)「中東和平プロセスの展開とヨルダンの経済外交―対イスラエル関係を中心に―」
    • コメンテーター:錦田愛子(東外大AA研)
<7月29日> ※2つ目は英語によるセッション(通訳なし)です。
  • 報告1:鈴木隆洋(同志社大・院)「貨幣・権力・占領」
  • 報告2:Esta Tina Ottman(京都大・准教授)“History’s wound: To what extent does the concept of collective trauma contribute towards understanding of Israeli and Palestinian positions in the Israel/Palestine conflict?”

 2012年6月

  イスラーム地域研究東京大学拠点公募研究
  「近現代の中央アジア山岳高 原部における宗教文化と政治に関する基礎研究」
  平成24年度第1回研究会

イスラーム地域研究東京大学拠点では、2012年6月23日(土)に「近現代の中央アジア山岳高 原部における宗教文化と政治に関する基礎研究」の平成24年度第1回研究会を開催いたします。詳細は下記のとおりです。
  • 日時:2012年6月23日(土)14:00〜17:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階217教室
  • 共催:中央大学人文科学研究所・研究チーム「イスラーム地域における聖地巡礼・参詣」
【プログラム】
  • 司会:澤田稔(富山大学)
  • 使用言語:英語(通訳なし)
1.講演
  • 講演者紹介:守川知子(北海道大学)
  • 講演者:Dr. Pedram Khosronejad(Department of Social Anthropology, University of St. Andrews, Scotland)
  • 演題:Some Reflections on the Diversity and Religious Functions of the Sacred Stones and Holy Places of the Bakhtiyari Nomads from the South-west of Iran
2.質疑応答・研究交流

*研究会終了後に懇親会を予定しております。
本研究会に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
ias-base■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)
(担当:佐々木)

 2012年4月

 震災復興祈念シンポジウム&コンサート「世界に広がる人々のちからのネットワーク:新たな日本社会の再生に向けて」

シンポジウムパンフレット
  • 日時:2012年4月14日(土) (開場13:00)13:30-17:30
  • 会場:東京大学弥生キャンパス弥生講堂(地下鉄南北線・東大前駅 徒歩1分 農正門入る)
  • 連絡先:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東大拠点 iaschuto@l.u-tokyo.ac.jp
  • 主催:震災復興祈念 シンポジウム&コンサート実行委員会
  • 共催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東大拠点、日本ハンガリー友好協会、ハンガリー文化センター、北海道大学GCOE「境界研究の拠点形成」、宗教者災害支援連絡会(宗援連)、世界宗教者平和会議・日本委員会、ありがとう基金(順不同)
  • 後援:福島県/福島県双葉町、ハンガリー大使館、東京大学人文社会系研究科/農学生命科学研究科(順不同)
  • 入場無料・事前予約不要
【シンポジウム趣旨】

体験したことのない災害を前に、無力感と悲しみに打ち沈み、人々は絶望したかのようにみえた。しかし、物心両面にわたる支援の輪は止まることなく、世界に広がるネットワークとして定着しようとしている。多様な信仰や文化をもつさまざま支援者たちの活動の報告から、人々のつながりが生み出される背景を考え、世界を変革する新たな芽吹きを模索するシンポジウムを開催する。最後に、犠牲者を追悼し、被災者とともに支援者たちを慰労し、新しく生まれ変わる日本社会を鼓舞するコンサートを実施する

【プログラム】

第一部 多様な支援ネットワークの広がりと地域社会の再生

13:30-14:00 ポスターセッション:多様な支援のネットワーク
  • Nitto会(日土文化交流会)+ Kimse Yok Mu
  • KAJI(インドネシア日本同好会)、ICC(インターカルチャークラブ、北見市)
  • 宗援連(宗教者災害支援連絡会)、アジアン・ガーデン+バングラデシュ人留学生
  • JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)、サラエヴォ・フットボール・プロジェクト その他
14:00-15:15 シンポジウム:新しい地域社会再生の模索
  • 司会:島薗進(東京大学大学院人文社会系研究科)、阿久津正幸(同イスラーム地域研究部門)
  • パネラー:ウグル・ユジェル(Nitto会理事)/トリイ・アシ・マワルティ(KAJI)/宮坂直樹(宗援連)/篠原祥哲(WCRP日本委員会)
第二部 危機管理と信頼社会

15:15-16:00 ポスターセッション:食の安全と情報化社会を考える
  • 田野井慶太朗他(東京大学大学院農学生命科学研究科)
  • ボランティア・学生〜風説・流言とインターネット情報
第三部 震災復興祈念コンサート

16:00-17:30
  • 日本に捧ぐ震災ラメント ヴェドレシュ・チャバ ピアノ独奏
  • Consolatio−なぐさめ− ヴェドレシュ・チャバ ピアノ&家田堯バイオリン
  • エルガー作曲:弦楽セレナーデ 演奏 東京芸術大学TGS24
  • チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 演奏 東京芸術大学TGS24
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