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シンポジウム「土地とイデオロギー:大岩川和正の現代イスラエル研究を起点として」
第2回準備研究会
塩塚祐太(一橋大学大学院社会学研究科修士課程)

 概要

  • 日時:2012年4月22日(日) 13時〜18時
  • 会場:東京大学本郷キャンパス・東洋文化研究所3階大会議室

 プログラム

  • 発表1 飛奈裕美(日本学術振興会特別研究員PD、専門はエルサレムの政治と法)
  • 発表2 吉年誠(一橋大学、専門はパレスチナ/イスラエルの土地制度)
  • 発表3 役重善洋(京都大学・院、専門は日本のキリスト教シオニズムと植民政策論)
  • 発表4 池田有日子(京都大学、専門は米国のシオニストとユダヤ人の研究)
  • 発表5 今野泰三(大阪市立大学院、専門は宗教シオニズムと入植地)

 報告

本研究会は、来る6月9日「土地とイデオロギー―大岩川和正の現代イスラエル研究を起点として」に向けた第二回準備会として開催された。当日は約5時間に渡り、シンポジウムで登壇する若手研究者の発表内容を精査し、その後シンポジウムの準備や当日進行にかかる事務調整がおこなわれた。全体討論では、シンポジウムの骨格となる「大岩川和正のおこなった研究」と「土地とイデオロギー」という2つのキーワードと、各発表者の専門領域の擦り合わせに焦点が置かれ、第一回よりもさらに厳密な討論が行われた。準備会を重ねる中で、会参加者個々人が自らの研究関心の中にこのシンポジウムを位置づけ、その開催の意義への理解と関心を深めただけでなく、シンポジウム全体の方向性や内容もより緻密かつ興味深いものになった。その意味で、本研究会は、本シンポジウムの開催のみならず、シンポジウム開催にいたる過程を踏まえても、パレスチナ/イスラエル研究の将来を見据える上での貢献は大きいだろう。

(文責:塩塚祐太)

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