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2007年度研究会のお知らせ一覧

 2008年1月

 第9回中央ユーラシア研究会

このたび、イスラーム地域研究プロジェクトによる中央ユーラシア研究会の第9回を下記の通り開催することになりました。今回は、吉田豊子氏(中央大学・非常勤講師)と田中周氏(早稲田大学・院) に、20世紀の中国新疆に関するテーマで報告をおこなっていただきます。ご多忙とは思いますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。

【記】

第9回中央ユーラシア研究会
  • 開催日時:2月16日(土),13:00〜17:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階、217教室
  • 報告者
    1. 吉田豊子氏(中央大学・非常勤講師) 「クルジャ事件をめぐる中ソ交渉(1944〜1945年」
    2. 田中周氏(早稲田大学・院)「中華人民共和国における国民統合と民族政策─1950年代新疆の事例から」
なお、研究会の終了後、懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加いただければ幸いです。

会場の場所は、下記のURLをご参照下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html




お問い合わせは、中央ユーラシア研究会事務担当の小沼()までお願いします。

 Anke von Kügelgen教授講演会

イスラーム地域研究東京大学拠点では、1月22日(火)に下記の要領でAnke von Kügelgen教授の講演会を開催いたします。みなさまふるってご参加いただけますようお願い申し上げます。
  • 日時:2008年1月22日(火)午後3時より
  • 場所:(財)東洋文庫3階講演室
  • アクセスはhttp://www.toyo-bunko.or.jp/access/TBmap.htmlをご参照下さい
  • 講演者:Prof. Dr. Anke von Kugelgen
  • タイトル:"Moral education in Central Asia, 19th-21st centuries: Continuity and Change"(通訳なし)

 21世紀COE総括シンポジウム「スラブ・ユーラシア学の幕開け」

21世紀COE総括シンポジウム「スラブ・ユーラシア学の幕開け」が、1月24・25日(学士会館)、1月26日(東京大学本郷キャンパス)に開催されます。

シンポジウム公式ページ:
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/sympo/08january/2008january-j.html

北海道大学スラブ研究センターCOEプログラムの総括シンポジウムとなります (26日はイスラーム地域研究東大拠点との共催)。従来のロシア東欧研究を脱皮すべく、中東イスラーム世界も含めてユーラシアを広く論じる会になるかと存じます。26日にはロシア・ムスリムに関する世界的な権威であるボブロヴニコフ、ケンペル両氏も参加します。皆様、どうぞふるってご参加ください。

なお、会場やレセプション準備の都合上、事前登録をお願いしております。参加を希望される方は、スラブ研究センター21世紀COE事務(E-mail:)まで、ご連絡をお願いいたします。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

北海道大学スラブ研究センター 前田弘毅


「スラブ・ユーラシア学の幕開け」
  • 日時:2008年1月24日(木)〜26日(土)
  • 開催場所
    • 1月24日(木)〜25日(金):東京神田 学士会館 大会議室 [東京都千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5936]
    • 1月26日(土):東京大学本郷キャンパス医学部教育研究棟 新棟13階 第6セミナー室(1304A)
  • 問い合わせ先:スラブ研究センター21世紀COE事務室
    • Tel:011-706-4809
    • E-mail:
●1月24日(木)「つくる、くくる、えがく」(東京神田 学士会館 大会議室)

[第一パネル]地域をつくる 10:00〜12:00
  • 報告者:
    • 大庭三枝(東京理科大学)「アジアにおける諸地域主義と多層的地域の形成」
    • 石川登(京都大学 東南アジア研究所)>  「東南アジア海域世界におけるフローとインターフェイス」
    • 高倉浩樹(東北大学 東北アジア研究センター)「シベリアを想像=創造する:先住民と少数民族,文化史とフィールドワーク」
  • 討論者:
    • 臼杵陽(日本女子大学)
    • 桃木至朗(大阪大学)
  • 司会:家田修(北海道大学 スラブ研究センター)
[第二パネル]地域をくくる 13:30〜15:30
  • 報告者:
    • 宇山智彦(北海道大学 スラブ研究センター)「帝国の弱さ:近現代ユーラシアに見る権力の地域文化」
    • 松里公孝(北海道大学 スラブ研究センター)「地域研究戦略の新展開:帝国,跨境,空間表象」
    • 橋本努(北海道大学 経済学研究科)「スラブ研究と帝国の概念」
  • 討論者:
    • 山下範久(立命館大学)
    • 小松久男(東京大学)
  • 司会:田畑伸一郎(北海道大学 スラブ研究センター)
[第三パネル]地域をえがく 16:00〜18:00
  • 報告者:
    • 望月哲男(北海道大学 スラブ研究センター)「現代文学におけるロシアのイメージ」
    • 三谷惠子(京都大学)「Balkanとバルカン−言語学から地域研究へ」
    • デイヴィッド・ウルフ(北海道大学 スラブ研究センター)「スターリンの描いたスラブ・ユーラシア」
  • 討論者:
    • 亀山郁夫(東京外国語大学)
    • 篠原琢(東京外国語大学)
  • 司会:沼野充義(東京大学)
レセプション 18:30〜20:00 学士会館 一般5000円、学生・院生3000円


●1月25 日(金)「次世代の挑戦」(東京神田学士会館大会議室)

[第一パネル]ソ連体制の構築における学知の役割 10:00〜12:00
  • 報告者:
    • 金山浩司(東京大学 大学院総合文化研究科)「統合原理としての弁証法的唯物論−その形成,射程,限界」
    • 立石洋子(東京大学大学院法学政治学研究科)「国民史と民族史の狭間で−スターリン時代におけるソヴェト連邦史の叙述とその変化」
    • 地田徹朗(東京大学大学院総合文化研究科)「多民族『領域』帝国ソ連における『地域』概念の齟齬:一要因としてのソ連地理学」
  • 討論者:池田嘉郎(新潟国際情報大学)
  • 司会:青島陽子(北海道大学 スラブ研究センター)
[第二パネル]地中海と太平洋のあいだ−ロシアを内包する空間への跨境的アプローチ 13: 30〜15:30
  • 報告者:
    • 志田恭子(北海道大学 スラブ研究センター)「ポスト・ビザンツ空間のなかで−ロシア帝国研究の跨境化が拓く可能性」
    • 木村暁(東京大学 大学院)「サマルカンドにおけるロシア統治のはじまり−あるイスラーム法官の証言から」
    • 石川亮太(佐賀大学 経済学部)「19世紀末の露朝関係−地域経済圏の形成を通じて」
  • 討論者:野田仁(東洋文庫学術振興会特別研究員)
  • 司会:左近幸村(北海道大学 大学院文学研究科)
[第三パネル]ロシアにおける宗教と国家:帝政,ソ連,現在 16:00〜18:00
  • 報告者:
    • 長縄宣博(北海道大学 スラブ研究センター)「五行の実践からみる帝政ロシアのムスリム社会:ヴォルガ中流域・南ウラルを中心に」
    • 赤尾光春(北海道大学 スラブ研究センター)「ハバド・ハシディズムとソビエト・ロシア:正統派ユダヤ教信仰の存続をめぐる闘いの記録と記憶」
    • 伊賀上菜穂(大阪大学)「ポスト社会主義時代のロシア正教古儀式派−シベリア・極東における容僧派と無僧派の現在」
  • 討論者:
    • 大塚和夫(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所)
    • 吉村貴之(東京大学)
  • 司会:渡邊日日(東京大学 総合文化研究科)
●1月26 日(土)「ロシアと中東の間のコーカサスとその住人たち−宗教と国家にむけた行動と考慮」(英語、通訳なし)(東京大学 本郷キャンパス 医学部教育研究棟 新棟13階 第6セミナー室(1304A)

[オープニング・セッション] 9:50〜11:00
  • 趣旨説明:前田弘毅(北海道大学 スラブ研究センター)
  • 報告者:ロナルド・グリゴル・スーニー(ミシガン大学)「文明としてのコーカサス」
  • 討論者:塩川伸明(東京大学)
[セッションA]コーカサス空間へのロシアの進出 11:10〜12:30
  • 報告者:
    • ショーン・ポラック(コロンビア大学)「エカチェリーナ二世期におけるロシアのコーカサス征服」
    • 前田弘毅(北海道大学 スラブ研究センター)「通訳になったマムルーク,マムルークになった通訳−19世紀におけるマムルーク・システムの遺産」
  • 討論者:北川誠一(東北大学)
  • 司会:松里公孝(北海道大学 スラブ研究センター)
[セッションB]コーカサスのイスラームと帝国権力の遺産 13:30〜15:30
  • 報告者:
    • ウラジーミル・ボブロヴニコフ(モスクワ東洋学研究所)「帝国国境における正統イスラーム法学者の創出:帝政末期とソ連期におけるダゲスタンとロシア領外コーカサスの比較」
    • ミヒャエル・ケンペル(アムステルダム大学)「帝政末期とソ連初期におけるスーフィズムとイスラーム教育:継続と変容に関する研究上の諸問題」
    • 宮澤栄司(上智大学)「トルコのチェルケス人における地域知識の変容:郷里との再遭遇の衝撃」
  • 討論者:アンケ・フォン・キューゲルゲン(ベルン大学)
  • 司会:小松久男(東京大学)
[セッションC]コーカサス空間の構築:想像された「民族国家」15:40〜17:40
  • 報告者:
    • 吉村貴之(東京大学)「祖国の創出:第一次大戦後の近代アルメニア・ナショナリティ」
    • マイケル・レイノルズ(プリンストン大学)「仲介者か兄弟か:第一次世界大戦期における青年トルコの軍事政策と汎チュルク主義神話」
    • トルニケ・ゴルダゼ(バクー・フランス研究所)「ソ連体制下のグルジア民族主義:アクター,新潮流,覇権主義的取引」
  • 討論者:
    • 池田嘉郎(新潟国際情報大学)
    • 藤波伸嘉(東京大学大学院)
  • 司会:秋葉淳(千葉大学)
[レセプション] 18:00〜20:00 山上会館 一般5000円、学生・院生3500円

 2007年12月

 国際会議 CENTRAL ASIAN STUDIES: History, Politics and Society のご案内

12月14日から16日にかけて、当研究グループと筑波大学、ケンブリッジ大学、ストックホルム大学との共催により、国際会議:CENTRAL ASIAN STUDIES: History, Politics and Societyが開催されます。
  • Date: Dec 14-16, 2007
  • Venue: Tsukuba Univ.
  • Languages: The principle languages of the conference are English (preferred) and Russian with no interpretation provided.
  • Organizing Committee:
    • Prof. Yutaka TSUJINAKA, University of Tsukuba
    • Prof. Masaki ONOZAWA, University of Tsukuba
    • Prof. Hisao KOMATSU, University of Tokyo
    • Prof. Birgit SCHLYTER, Stockholm University
    • Associate Prof. Timur DADABAEV, University of Tsukuba
    • Dr. S.S. SAXENA University of Cambridge
    • Dr. Shaila FENNEL, University of Cambridge
  • Executive Secretaries of the Conference
    • Associate Prof. Timur Dadabaev, University of Tsukuba
    • Dr. S.S. Saxena, University of Cambridge
会議の最新の情報は右記のURLよりご確認下さい http://centralasia.tsukuba.ac.jp/

プログラム(PDFファイル)はこちらからもダウンロードできます(2007/12/6日更新)


*会議のコンセプトは下記をご覧下さい。



 2007年10月

 第8回中央ユーラシア研究会のお知らせ

このたび、イスラーム地域研究プロジェクトによる中央ユーラシア研究会の第8回を下記の通り開催することになりました。今回は、木村暁氏(東京大学・院)氏に、「マンギト朝期ブハラにおけるシーア派」と題するご発表をおこなっていただきます。ご多忙とは思いますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。
  • 開催日時:10月13日(土)14:00〜17:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階、217教室
  • 報告者:木村 暁 (東京大学・院)
  • タイトル:「マンギト朝期ブハラにおけるシーア派」
なお、研究会の終了後、懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加いただければ幸いです。会場の場所は、こちらをご参照ください。

 2007年9月

 国際ワークショップ「日本のシルクロード外交」のご案内

米国とスウェーデンで活動するCentral Asia-Caucasus Institute & Silk Road Studies Programと、北海道大学スラブ研究センター、イスラーム地域研究東京大学拠点の共催、および廣瀬徹也・元駐アゼルバイジャン大使の協力により、9月22日(土)に下記の通り国際ワークショップを開くことになりました。

日本と中央アジア諸国の外交関係は、1992年初めの開始以来、1997年に提唱されたシルクロード外交、2004年に始まる「中央アジア+日本」対話を経て、ダイナミックに発展してきました。今回、CACI & SRSPの提案により、このワークショップが開かれることになったのは、日本の中央アジア外交が国際的に注目を集めている証と言えるでしょう。

ワークショップでは、日本の中央アジア外交の歩みと展望、より広い国際的文脈の中での位置づけ、経済的側面などを、さまざまな分野の研究者および外交関係者の視点から議論します。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

会場は東京大学(本郷)山上会館大会議室です。場所についてはこちらをご参照ください。

準備の都合上、参加される方は下記の事項を記入のうえ、9月15日までに下記までお送りください。なお懇親会費は、社会人5000円、学生2000円です。

嶋尾孔仁子 
  • お名前:
  • ご所属:
  • ワークショップ: 出席 欠席
  • 懇親会: 出席 欠席

International Workshop
JAPAN’S SILK ROAD DIPLOMACY: PAVING THE ROAD AHEAD

  • Date: September 22, 2007
  • Venue: Sanjo Conference Hall, The University of Tokyo
  • Organizers:
    • The Central Asia-Caucasus Institute & Silk Road Studies Program (Washington, D.C. / Stockholm)
    • The Slavic Research Center, Hokkaido University (Sapporo)
    • Islamic Area Studies Program, The University of Tokyo (Tokyo)
  • Co-Chairs:
    • Hirose Tetsuya (Former Japanese Ambassador to Azerbaijan)
    • Christopher Len (CACI & SRSP)


Program

9:30-9:40 Opening speeches

9:40-11:40 Session 1. Japan's New Role in Central Asia
  • Kawato Akio (Former Japanese Ambassador to Uzbekistan) Formulation of Japan’s Policy “Central Asia Plus Japan”
  • Christopher Len (CACI & SRSP)
    Japan’s Evolving Central Asian Policy
  • Yuasa Takeshi (The National Institute for Defense Studies, Japan)
    Japan’s Developing Initiative in Eurasia
  • Discussant: TBA

12:50-14:50 Session 2. Japan-Central Asian Relations in the Global and Regional Contexts
  • Iwashita Akihiro (Hokkaido University)
    SCO: Power Balance or Border Dynamics?
  • Erica Marat (CACI & SRSP)
    Japan’s Role in Kyrgyzstan’s Political and Economic Development since Independence
  • Uyama Tomohiko (Hokkaido University)
    Japan’s Diplomacy towards Central Asia in the Context of Japan’s Asian Diplomacy and Japan-US relations
  • Discussant: Timur Dadabaev (Tsukuba University)
15:00-16:30 Session 3. Economic Aspects of Japan-Central Asian Relations

  • Niklas Swanstrom (CACI & SRSP)
    Economic Integration As a Tool for Conflict Management and Confidence Building in Central Asia
  • Shimao Kuniko (York St John University)
    The Political and Economic Relationships between Japan and West and Central Asian Countries with Reference to the Development of Energy and Natural Resources
  • Discussant: Sugimoto Tadashi (Euro-Asian Research Institute)

16:30-17:00 General Discussion

17:30- Reception

 2007年7月

 第7回中央ユーラシア研究会のお知らせ

このたび、イスラーム地域研究プロジェクトによる中央ユーラシア研究会の第7回を下記の通り開催することになりました。今回は、澤田稔(富山大学人文学部)・河原弥生(日本学術振興会特別研究員PD)・新免康(中央大学文学部)・堀直(甲南大学文学部)の四氏に、「ウズベキスタン科学アカデミー東洋学研究所所蔵『ターリーヒ・ラシーディー』附編に関する研究」と題して、共同研究の成果報告をおこなっていただきます。ご多忙とは思いますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。
  • 開催日時:7月14日(土) 14:00〜17:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階、217教室
  • 「ウズベキスタン科学アカデミー東洋学研究所所蔵『ターリーヒ・ラシーディー』附
  • 編に関する研究」
  • 報告者:
    1. 澤田稔氏(富山大学人文学部)「東トルキスタンの先行史書との比較」
    2. 河原弥生氏(日本学術振興会特別研究員PD・東洋文庫)「先行史書『ラーキム史』からの翻訳」
    3. 新免康氏(中央大学文学部)「18世紀半ば〜19世紀前半におけるベグたちの動向」
    4. 堀直氏(甲南大学文学部)「1836年カシュガルのワクフ文書」
なお、研究会の終了後、懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加いただければ幸いです。会場の場所は、こちらをご参照ください。

なお、お問い合わせは中央ユーラシア研究会事務担当の小沼 までお願いします。
(↑迷惑メール防止のため、GIF画像で表示しております)

 第7回中央ユーラシア研究会のお知らせ

このたび、イスラーム地域研究プロジェクトによる中央ユーラシア研究会の第7回を下記の通り開催することになりました。今回は、澤田稔(富山大学人文学部)・河原弥生(日本学術振興会特別研究員PD)・新免康(中央大学文学部)・堀直(甲南大学文学部)の四氏に、「ウズベキスタン科学アカデミー東洋学研究所所蔵『ターリーヒ・ラシーディー』附編に関する研究」と題して、共同研究の成果報告をおこなっていただきます。ご多忙とは思いますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。
  • 開催日時:7月14日(土) 14:00〜17:00
  • 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階、217教室
  • 「ウズベキスタン科学アカデミー東洋学研究所所蔵『ターリーヒ・ラシーディー』附
  • 編に関する研究」
  • 報告者:
    1. 澤田稔氏(富山大学人文学部)「東トルキスタンの先行史書との比較」
    2. 河原弥生氏(日本学術振興会特別研究員PD・東洋文庫)「先行史書『ラーキム史』からの翻訳」
    3. 新免康氏(中央大学文学部)「18世紀半ば〜19世紀前半におけるベグたちの動向」
    4. 堀直氏(甲南大学文学部)「1836年カシュガルのワクフ文書」
なお、研究会の終了後、懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加いただければ幸いです。会場の場所は、こちらをご参照ください。

なお、お問い合わせは中央ユーラシア研究会事務担当の小沼 までお願いします。
(↑迷惑メール防止のため、GIF画像で表示しております)

 第4回合同集会(イスラーム地域研究コロキアム)のお知らせ

昨年から始まったNIHUプログラム・イスラーム地域研究がこの7月で一年を迎えるにあたり、東京大学拠点において、第4回目の合同集会「イスラーム地域研究コロキアム」を開催することになりました。今回の合同集会は一般公開となっておりますので、ご関心のある方はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。


イスラーム地域研究コロキアム(NIHUプログラム・イスラーム地域研究第4回合同集会)
【プログラム】

■第1セッション「帝国の異教徒 / 異教徒の帝国」 (13:00−15:00)
趣意:
本セッションは、「帝国論」を重ねるのではなく、ムスリムが支配者側となった「帝国」内の事例(オスマン帝国)と、ムスリムが支配者側の奉ずる「宗教」とは異なる少数派であった事例(帝政ロシア・清朝)を比較検討しようと試みる。そこでは、ムスリムがどのように位置づけられ処遇されていたのか(帝政ロシア・清朝)、あるいはムスリム側が他宗教の信徒をどのように規定し処遇してきたのか(オスマン帝国)が全般的に問い直されよう。また、各々の事例において、被支配者側がいわば「異教徒」の帝国をどのような眼差しで捉えていたのかにも言及したい。本セッションでの議論を通じて、この3「帝国」の在り方を比較検討するとともに、ムスリムによる統治/ムスリムへの統治の実態を照射することができれば幸いである。
司会: 大稔哲也(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
発表者:
1.濱本真実(人間文化研究機構研究員/東京大学・次世代人文学開発センター研究員)「帝政ロシアのムスリム臣民─正教化政策と正教棄教問題を中心に─」

2.小沼孝博(東京大学・日本学術振興会特別研究員)「清朝と東トルキスタンのトルコ系ムスリム─北京・東安福胡同の記憶─」

3.秋葉淳(千葉大学文学部准教授)「オスマン帝国の「ミッレト制」論争再考――比較史的考察に向けて」
コメント:
立石博高(東京外国語大学外国語学部教授)
臼杵陽(日本女子大学文学部教授)

■コーヒーブレイク (15:00−15:20)


第2セッション 「イスラーム地域研究における研究手法の開発−東大拠点による試みの紹介」 (15:20−17:00)

司会:長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授)
発表者:
1.松本 弘(大東文化大学国際関係学部准教授)「民主化研究のなかの中東−アプローチの模索−」

〈コメント〉宇山智彦(北海道大学スラブ研究センター教授)

2.ティムール・ダダバエフ(筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授)「記憶の中のソ連時代−聞き取り調査の試み−」

3.小松久男(東京大学大学院人文社会系研究科教授)「フェルガナ・プロジェクト:GISによるイスラーム地域研究の試み」

なお、この合同集会に関するお問い合わせは、イスラーム地域研究東大拠点研究員、濱本 c-asias@l.u-tokyo.ac.jp までお願いします。

 2007年4月

 第6回中央ユーラシア研究会のお知らせ

このたび、イスラーム地域研究プロジェクトによる中央ユーラシア研究会の第6回を下記の通り開催することになりました。報告者は、早稲田大学の赤坂恒明氏と神戸大学の生田真澄氏です。ご多忙とは思いますが、ふるってご出席くださいますようご案内申しあげます。なお、今回の会場は山上会館となっておりますのでお間違えのないよう、お願いいたします。
  • 開催日時:5月26日(土)、13:30〜17:30
  • 会場:東京大学本郷キャンパス山上会館203号室
  • 報告者
    1. 赤坂恒明氏(早稲田大学)「カラホト文書と元朝下のチャガタイ王族」
    2. 生田真澄氏(神戸大学・院)「ロシア帝政末期のウラマーのハディース注釈にみる女性と倫理―Rida' al-Din b. Fakhr al-Din (1858-1936)の『「語録集成」注釈』」を中心に(仮題)」
なお、研究会の終了後、懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加いただければ幸いです。

*研究会会場の場所は、下記をご参照下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_02_j.html

お問い合わせは、中央ユーラシア研究会事務担当の濱本
c-asias@l.u-tokyo.ac.jpまでお願いします。
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