東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K14
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット470
法量 (cm)(土器)高35.5~8.6
(石鏃)長2.5~1.3
(石槍)長5.1・4.7
(両面加工ナイフ)長12.5~7.6
(掻器)長5.8
(削器)長6.7
(石斧)長10.3~6.4
(異形石器)長5.5
(粘板岩製垂飾)長6.7
(琥珀玉)径1.3~0.4
(土製管玉)長2.3・2.2
(棒状原石)長17.1~2.7
時代続縄文時代(前期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(3)』第268図1~5・第269図1・3~28・第270図1~29・第271図1~20
解説続縄文時代前期の宇津内Ⅱa式土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。常呂川河口遺跡では琥珀玉の大量副葬を伴う墓坑が複数発見されているが、この墓坑ではその中でも最多となる約2400点の琥珀玉が出土している。その他、石鏃、磨製石斧や異形石器を含む各種の石器やクマの頭部を模したと考えられる石製装身具など、この遺跡で最も豊かな内容の副葬品をもつ墓である。