東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

擦文高坏形土器
No.54
名称擦文高坏形土器
出土遺跡トコロチャシ南尾根遺跡(史跡常呂遺跡)8B号竪穴表土・埋土
法量 (cm)高9
時代擦文時代(後期〜晩期)
年代紀元11-13世紀
所蔵常呂実習施設
報告書『トコロチャシ南尾根遺跡』Fig.31
解説擦文土器の器種には、甕形のほか、坏形や高坏形などが認められる。高坏形は藤本編年eの時期に出現し、坏形はそれと入れ替わるように衰退する。これは藤本編年gないしhの資料で、体部の全体に綾杉状の沈線文が施されている。