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三谷惠子教授のご逝去

非常に悲しいお知らせですが、三谷惠子教授が、2022 年 1 月 17 日にご逝去されました。
ご葬儀等は1月25日に近親のみで執り行われました。ご遺族のご要望により、ご葬儀の前に広くお知らせすることは控えさせていただきましたが、研究室より心ばかりのお花を手向けて弔意を表し、25日のご葬儀の時間に合わせて研究室の関係者を中心とした偲ぶ会をリモートで執り行いました。
三谷先生はスラヴ語スラヴ文学研究室の前身であるロシア語ロシア文学専修課程を卒業後、本研究科大学院を経て、ザグレブ大学で博士号の学位を取得されました。本研究室の助手を務められたのち、筑波大学、京都大学で教鞭をとられ、2013年からは本学専任教員として本研究室の教育・運営にご尽力くださいました。
三谷先生はスラヴ語圏の言語・文化の諸相について、通時的・共時的に幅広く研究され、すぐれた業績を多く残されました。日本ロシア文学会の会長・副会長、日本スラヴ学研究会の企画・編集委員長等を歴任され、日本のスラヴ研究の発展に大きく貢献されました。
ご闘病中もリモートで授業を担当され、ご逝去の直前まで学生・院生の皆さんを指導してくださいました。三谷先生はスラヴ研究室を支える柱でしたので、失ったものは大変大きく、本当に残念でなりません。
三谷先生のご指導に深く感謝し、ご功績をたたえ、人柄を偲びつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします。

2022年 1 月 25 日
スラヴ語スラヴ文学研究室