The University of Tokyo

サンスクリット語

Sanskrit / Old Indo-Aryan


東京大学人文社会系研究科   インド語インド文学研究室   梶原研究室


 東京大学でサンスクリットを学ぶ
東大印文研究室の授業


 サンスクリット語をコンピュータ上で入力する
 サンスクリット語をコンピュータ上で出力する
 サンスクリット語データベースを活用する
南インド・ケーララ州 (C) Photo by Mieko Kajihara


東京大学でサンスクリットを学ぶ
 東大ではサンスクリットを学ぶ態勢を整えています。

  ・初級文法:
駒場で第三外国語として「古典語:サンスクリット語」を開講しています。
本郷(文学部)で「サンスクリット文法」を開講しています。
  ・中級講読:
文学部で「Sanskrit Reader 講読」を開講しています。
古典サンスクリットの物語を講読してから、 ヴェーダ期サンスクリットの短い文章をいくつか読みます。
  ・上級および専門演習:
文学部のインド語インド文学専修、およびインド哲学仏教学専修で、 ヴェーダ文献、説話文学、哲学文献、仏教文献を中心に、 幅広いテーマで講読演習が開講されています。 さらに、数年ごとに言語学専修でインド・アーリア語の演習が開講されます。


サンスクリット語をコンピュータ上で入力する
サンスクリット語を、各種検索が容易なテキストファイル (フォントに依存せず、キーボード上にある文字・記号だけで入力するファイル) として入力するには、 KH方式(Kyoto-Harvard 方式)、 およびKH方式を発展させてアクセント記号も表記できるようにした TF方式 (Tokunaga-Fujii 方式)が一般に用いられます。


サンスクリット語をコンピュータ上で出力する
サンスクリット語をはじめとする各種インド語(パーリ語やタミル語を含む)を出力するには、 主に二つの方法があります。 インド語を学ぶ人は、両方の方法に慣れておくのがいいでしょう。

(1) LaTeX で組版する
インド語の研究には、テキストデータの活用が欠かせません。 文書の出力にワードプロセッサを使わず、テキストファイルによる LaTeX 組版を行うことで、 テキストデータとの親和性を保ち、研究の効率を良くすることができます。

TeX は Windows, Macintosh, Linux など、各種のOSで使うことができます。 各種の参考文献が大学生協をはじめ書店およびウェブに出ていますので、 お使いのOSにあわせて適宜参照してください。
Unicode での入力も可能ですが、 ASCII を用いて入力しておくと、入力したファイルの単語検索に便利です。

「エディタを用いてTF方式で入力する」 →「SED で LaTeX の書式に一括変換する」 →「コンパイルする」

という順序で組版します。 (この一連の手順は、簡単なスクリプトを用いれば一括処理できます。)

(2) Word のフォントを使って出力する
Times New Roman フォントを指定すれば、 アクセント記号等を含むサンスクリット語を出力できます。
「挿入→記号と特殊文字」で入力します。
ショートカットを作っておくと速く入力できます。 フォント一覧にない文字は、「結合分音記号」を活用して音声補助記号を文字の上下に加えて出力します。


サンスクリット語データベースを活用する
サンスクリット語文献をテキストファイルとして入力しておくことによって、 各種の検索が高速かつ容易になります。 自分が読んだテキストは順次入力していき、研究に活用しましょう。 複数ファイルの一括検索には GREP が便利です。
まずはTF方式で入力し、 必要に応じて他の方式に変換することをお勧めします。
各国の研究者がそれぞれの分野のテキストを入力したデータが公開されています。 公開されているテキストデータには、オープンのものと、一部メンバー制のものがあります。 メンバー制のデータベースは、自分が入力したデータを提供してメンバー申請すれば利用できます。

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Last Updated: April 2022.