科研費プロジェクト

科研費基盤B(2017年度~2020年度)

ヴェーダからポスト・ヴェーダの
宗教・文化の共通基盤と重層性の研究


 研究の目的  |  シンポジウム  |  成果物  |  メンバー  | 「 ブラフマニズムとヒンドゥイズム

研究の目的

古代インドにおいて、儀礼と社会規範を含むヴェーダの宗教体系が確立した後、 仏教やジャイナ教などの非正統派宗教の勃興と前後して、 ヴェーダの内部および周縁から、 新しいタイプの思想と儀礼をもつ宗教体系(ヒンドゥー教と総称) が形成されていきました。 ヴェーダから、非正統派宗教を含むポスト・ヴェーダへの流れの中で、 前者は後者へと移行・解消したのではなく、 両者は並存し、混淆し、時代を通じて互いに影響を与え合い、 現代に至っています。 本研究は、 ヴェーダとポスト・ヴェーダの宗教・文化の間の通時的および共時的な関係に焦点をあてて、 それらが共有する共通基盤と、 共通基盤の上に独自の新しい諸要素が層をなして重なる重層的な構造を解明することを目的としています。

成果物

2019年
梶原 三恵子 2019. 「ヴェーダ文献における brahmacarin- の語義 ー「学生」と「禁欲者」のあいだ ー」
『東洋文化研究所紀要』175, 61-103.

手嶋 英貴 2019. パネル報告「現代インドにおけるヴェーダ祭式の文化的・社会的プレゼンス —ケーララ州の事例から探る」 (パネリスト:藤井正人、手嶋英貴、梶原三恵子)
『印度学仏教学研究』67-2, 234-235.

2018年
藤井正人、手嶋英貴、梶原三恵子 2018 [2016]. 「ケーララ州におけるブラーマン社会の現在」 『南アジア研究』28号、232-234.
 ・藤井正人(総論)
 ・藤井正人 「ヴェーダとナンブーディリ社会」
 ・手嶋英貴 「ケーララ州のヒンドゥー寺院司祭・タントリ ―その職務と家系、ヴェーダ伝承との関わり―」
 ・梶原三恵子 「家庭儀礼一覧『十六儀礼』からみるナンブーディリ社会の現在」

梶原三恵子 2018. 「インドにおけるヴェーダの伝承について」 『国際哲学研究』7号、51-55.

手嶋英貴 2018. 「転輪王説話の生成 ―その始源から「輪宝追跡譚」の成立まで―」 『人文學報』(京都大学人文科学研究所)112号、27-86.

2017年 (前年度の出版物を含みます)
梶原三恵子 2017. 「古代インドの結婚式における『水による花嫁の授与』の儀」 (英文・Giving the Bride to the Bridegroom with Water at the Ancient Indian Marriage Ritual) 『インド哲学仏教学研究』25号, 1-30.

手嶋英貴 2017. 「ケーララ州のヒンドゥー寺院司祭・タントリ ―その職務と家系、ヴェーダ伝承との関わり―」 『人文学報』(京都大学人文科学研究所紀要)110号、121-147.


科研費プロジェクト・京大人文研共催 シンポジウム

「ヴェーダからポスト・ヴェーダの宗教・文化の共通基盤と重層性の研究」
 (京都大学人文科学研究所共同研究 「ブラフマニズムとヒンドゥイズム ― 南アジアの社会と宗教の連続性と非連続性 ― 」)





第7回シンポジウム 古代・中世インドの社会と宗教 ―「聖典」の諸相 ―
2020年2月23日(日)
京都大学 芝蘭会館 別館 研修室2













第6回シンポジウム 古代・中世インドの王権と宗教
2019年3月23日(土)・24日(日)
東京大学文学部法文1号館215教室












第5回シンポジウム 古典インドの哲学と学問
2018年10月7日(日)・8日(月)
    京都大学 芝蘭会館 別館 研修室2







第4回シンポジウム 古代・中世インドの儀礼、制度、社会
2018年3月24日(土)・25日(日)
東京大学文学部法文1号館215教室






第3回シンポジウム 古代・中世インドの神話、説話、表象
2017年10月7日(土)
京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室
  
10:00 開会
10:10-10:55 堂山 英次郎「古代インドの捨て子伝説をめぐって」
10:55-11:40 山田 智輝「ヴェーダ文献における河川について」
11:40-12:25 伊澤 敦子「神話における頭部の切断と再生について」
12:25-13:30 昼休憩
13:30-14:15 名和 隆乾「パーリ聖典におけるブラフマー神の諸相」
14:15-15:00 佐藤 直実「降魔成道と阿閦仏」
15:00-15:45 柴崎 麻穂「説話世界の転輪聖王 ― ブリハット・カター諸伝本の比較を通して」
15:45-16:30 井田 克征 「中世マハーラーシュトラのバクティ教団における出家者の実像」
16:30- 小休憩
16:40- ディスカッション
17:30 閉会



京都大学人文科学研究所共同研究(主宰:藤井正人)
「 ブラフマニズムとヒンドゥイズム
― 南アジアの社会と宗教の連続性と非連続性 ―

第2回シンポジウム
古代インドにおけるアセティシズムの諸相
―禁欲・苦行・出家―
 2017年3月25日(土)・26日(日)
 京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室
3月25日(土)
14:00 開会
14:10-15:00 梶原 三恵子 「聖典学習者と禁欲 ―brahmacārin 再考―」
15:00-15:50 藤井 正人 「社会に取り込まれた苦行 ―ヴァーナプラスタ(林住者)と山林苦行者―」
16:00-16:50 河崎 豊 「誰が出家するべきか ―白衣派ジャイナ教資料に見える議論をめぐって―」
16:50-17:40 八木 綾子 「ジャイナ古層聖典におけるsamjamaの意味について」
17:40-18:20 コメント、ディスカッション

3月25日(土)
10:00-10:50 大島智靖 「初期シヴァ教のディークシャーとヴェーダ」
10:50-11:40 横地優子 「パーシュパタ派のヨーガ」
11:40-12:20 コメント、ディスカッション
12:20 閉会

第1回シンポジウム
古代インド思想における「知」の深化「知」の拡大
  2016年10月8日(土) 午後2時から
  京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室
天野 恭子 「祭式を裏付ける「知識」を巡って―
 古ヴェーダ祭式文献における ya evam vidvaan / veda の使用法と哲学思想の発展―」
川村 悠人 「初期文法学派のダルマ論 ―ヴェーダ世界と日常世界における知行―」
手嶋 英貴 「ヴェーダとサーンキヤのあいだ ―マヌ法典の存在論をめぐって―」


京都大学人文科学研究所 共同研究
「ブラフマニズムとヒンドゥイズム
― 南アジアの社会と宗教の連続性と非連続性」
 京都市左京区吉田本町 京都大学 人文科学研究所 藤井正人
科研費基盤B 17H02268(2017年度~2020年度)
「ヴェーダからポスト・ヴェーダの宗教・文化の共通基盤と重層性の研究」

  研究代表者 
梶原三恵子
  研究分担者  藤井正人手嶋英貴
  研究協力者 吉水清孝、横地優子、河﨑豊  (2017年4月現在)
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学 文学部・人文社会系研究科
インド語インド文学研究室 ( 地図 )

(C) Mieko Kajihara, Last Updated: January 22, 2019