科目一覧 (2018年度)

Sセメスター(S1・S2)

担当教員 授業科目名 副題 曜時
氏 名
内   容 備考
准教授 梶原 三恵子 印度語学印度文学演習Ⅲ サンスクリット文献講読(I) 月・5

共通
ヴェーダ文献から散文・韻文を選んで精読する。
春学期はアクセントを保持しているブラーフマナ文献を読み、初期サンスクリット散文の読解訓練を行う。サンスクリット語の正確な読解のために、各種辞書・文法書などの使い方を指導する。あわせてヴェーダ文献およびヴェーダ宗教思想の基礎知識を解説する。初期のサンスクリット文に慣れておくことは、ヴェーダ文献のみならず、古典サンスクリットによる各種文学・哲学・宗教文献および中期インド語文献を読む際にも大きく役立つので、専門にかかわらず、積極的に受講してほしい。
印度語学概論 I サンスクリット初級文法(I) 火・3

学部
古典サンスクリット語の初級文法を習得し、平易なサンスクリット文を読解する運用力を養成することをめざす。春学期は、文法の前半部、すなわち、音論、名詞・形容詞の変化を扱う。
サンスクリット語は古代・中世インドで聖典に用いられ、仏教などを通してアジアの文化にも少なからぬ影響を与えた言語である。また、印欧比較言語学においてはギリシア語・ラテン語とならぶ重要な位置を占める。サンスクリットを学ぶことは古典教養の基礎を身につけることである。
授業は文法の解説と練習問題による演習を組み合わせて進める。毎回宿題を課す。
印度語学印度文学演習 I Sanskrit Reader 講読(I) 火・5

共通
サンスクリット初級文法を修了した後の中級演習である。比較的平易な文章の読解練習によって、文法知識の定着をはかり、サンスクリット語の運用力を身につけることをめざす。 Ch. R. Lanman, Sanskrit Reader をテキストとし、『マハーバーラタ』収録の「ナラ王物語」を主教材として古典サンスクリットの読解訓練を行う。
 サンスクリット文献研究(1)  サンスクリット文献研究(I) 木・2

大学院
担当教員と相談の上で履修者が各自担当するテキストを決め、順番にテキストと訳を準備して発表し、全員で原文の解釈およびテキストの内容について議論検討するゼミナールである。本授業の目的は、(1)多様な時代・ジャンルのサンスクリット文献(またはプラークリット語)の講読と、(2)文献研究のプレゼンテーションの訓練である。
准教授

助教
梶原 三恵子  

河﨑 豊
印度語学印度文学特殊講義Ⅲ プラークリット文献講読(1) 水・5

共通
サンガダーサ作『ヴァスデーヴァヒンディ』は既に失われたグナーディヤ作『ブリハットカター』のジャイナ教伝本であり,『ブリハット・カター』研究において重要な意味を持つ.また,当該文献は未だ十分に解明されていない古ジャイナ・マーハーラーシュトリー語で書かれ,言語学的にも有意義な資料を提供する.本講義では当該文献の読解を通じジャイナ・マーハーラーシュトリー語を訓練する機会とし,同時に『ブリハットカター』に対する知見を深める.
講師   宮本 久義 印度語学印度文学特殊講義Ⅰ 古典サンスクリット戯曲『シャクンタラー』を読む 月・3

共通
本講義は、古典サンスクリット文学のうちでも重要なジャンルとなっている戯曲を取り上げ、様々な登場人物の言語表現を通して古代インド文化を理解しようとするものです。サンスクリットはインド哲学や仏教、また文学やその他の文化を伝える典籍に使用されていますが、中国の漢文のように声に出して読む習慣は日本ではあまり馴染みがありません。しかし、サンスクリットは本来詞藻豊かな言語で、朗唱することを前提にして造られています。今期はインドの詩聖と称されるカーリダーサの『シャクンタラー』を取り上げて、声に出し、また暗記することで、サンスクリットの文章構成をより深く理解することを講義目標とします。
講師 宮本 城 印度語学印度文学特殊講義Ⅴ タミル語文法(1) 金・5

共通
本講義では,インドのドラヴィダ諸語の中で,最も古い歴史を持つタミル語の文法を解説する。タミル語は,文章体と口語体に相違があるうえに,スリランカ,マレーシア,シンガポール等の国々にも相当数の話者がいることから,口語体の形も様々である。
本講義では主に現代の文章体を解説し,さらに,その変化形としての口語体も解説する。出席者の学習目的も適宜考慮する。


Aセメスター(A1・A2)

担当教員 授業科目名 副題 曜・時
職名 氏 名
内   容 備考
准教授 梶原 三恵子   印度語学印度文学演習Ⅳ サンスクリット文献講読(Ⅱ) 月・5
共通
サンスクリット上級演習として、ヴェーダ文献から散文・韻文を選んで精読する。
印度語学概論 II サンスクリット初級文法(Ⅱ) 火・3

学部
古典サンスクリット語の初級文法を習得し、平易なサンスクリット文を読解する運用力を養成することをめざす。サンスクリット語は古代・中世インドで聖典に用いられ、仏教などを通してアジアの文化にも少なからぬ影響を与えた言語である。また、印欧比較言語学においてはギリシア語・ラテン語とならぶ重要な位置を占める。 秋学期は文法の後半部(主として動詞)を扱う。
印度語学印度文学演習 Sanskrit Reader 講読(Ⅱ) 火・5

学部
サンスクリット初級文法を修了した後の中級演習である。比較的平易な文章の読解練習によって、文法知識の定着をはかり、サンスクリット語の運用力を身につけることをめざす。 Ch. R. Lanman, Sanskrit Reader をテキストとし、ブラーフマナ散文をいくつか選んで、ヴェーダ期サンスクリットのてほどきを行う。
 サンスクリット文献研究(2)  サンスクリット文献研究(Ⅱ) 木・2

大学院 
教員と相談の上で、履修者が各自担当するテキストを決め、順番にテキストと訳を準備して発表し、全員で原文の解釈およびテキストの内容について議論検討するゼミナールである。本授業の目的は、(1)多様な時代・ジャンルのサンスクリット文献(またはプラークリット文献)の講読、(2)文献研究のプレゼンテーションの訓練 である。
准教授

助教
梶原 三恵子  

河﨑 豊
印度語学印度文学特殊講義 プラークリット文献講読(2) 水・5

共通
サンガダーサ作『ヴァスデーヴァヒンディ』は既に失われたグナーディヤ作『ブリハットカター』のジャイナ教伝本であり,『ブリハット・カター』研究において重要な意味を持つ.また,当該文献は未だ十分に解明されていない古ジャイナ・マーハーラーシュトリー語で書かれ,言語学的にも有意義な資料を提供する.本講義では当該文献の読解を通じジャイナ・マーハーラーシュトリー語を訓練する機会とし,同時に『ブリハットカター』に対する知見を深める.
講師 水野 善文 印度文学史概説 I インド古代中世文学・文献案内 金・2

学部
インドは歴史を通して多言語社会であり文化も多様な様相を呈しているが、同時に生活の百科万般にわたって指南書の類を量産し続けたから、文化史の資料に事欠かない。また、インドでは古来、文学者は博学多才でなければならなかったから、文学理解を追求するには、我々も広く諸学を追わねばならない。この授業では、おもにサンスクリットにて記された古代から前近代までの文学のみならず各種ジャンルの文献が紹介されるので、専門的なインドの文学・文化研究の予備的・基礎知識を習得できる。
講師 宮本 城 印度語学印度文学特殊講義Ⅵ タミル語文法(2) 金・5

共通
春学期に続き,タミル語の文法を解説する。初等文法を理解し,簡単な文章を読むことができるようになることを目標とする。
講師 藤井 正人 印度語学印度文学特殊講義Ⅱ 最初期ウパニシャッド文献の成立と展開 集中
最初期のウパニシャッドである『ジャイミニーヤ・ウパニシャッド・ブラーフマナ』の成立と展開を考察することによって、ウパニシャッドがどのような思想史と文献史の流れの中で誕生し発展したかを理解する。さらに、『ジャイミニーヤ・ウパニシャッド・ブラーフマナ』から重要な箇所を選んで内容を検討するとともに、それらの箇所の思想史上の意義について考察する。

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