現代文芸論研究室 教員紹介(2024年度)
柳原 孝敦
(やなぎはら たかあつ)
教授

ラテンアメリカ文学、広域スペイン語圏文学。ヨーロッパから南北アメリカを含む移動をした人たちに興味の中心がある。著書『ラテンアメリカ主義のレトリック』(エディマン/新宿書房)、『映画に学ぶスペイン語』(東洋書店)、共編著書『劇場を世界に』(エディマン/新宿書房)、翻訳カルペンティエール『春の祭典』、ボラーニョ『野生の探偵たち』、アイラ『わたしの物語』、『チェ・ゲバラ革命日記』など。

授業ではオーソドックスなラテンアメリカ文学の入門だけでなく、毎年、あるテーマに沿って文学作品を読み直す試みなどもしている。文学作品をどれだけ面白く読めるか、それが重要。

阿部 賢一
(あべ けんいち)
准教授

中東欧文学、比較文学。とりわけ、プラハなど多言語空間の文学の相互作用について研究を進めている。また「ジプシー」の文学、シュルレアリスム、幻想文学についても関心を寄せている。著書『イジー・コラーシュの詩学』(成文社)、『複数形のプラハ』(人文書院)、編著"Perspectives on Contemporary East European Literature: Beyond National and Regional Frames" (Sapporo: Slavic-Eurasian Research Center)、訳書アイヴァス『もうひとつの街』、フラバル『剃髪式』、オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(共訳)など。

授業では、ミクロ的な精読とマクロ的な俯瞰の視点を組み合わせ、多様な読みの可能性を探っていきたい。

 

藤井 光
(ふじい ひかる)
准教授

英語圏文学、翻訳論。英語圏の移民小説、現代文学および翻訳とグローバル化の関係など。書き手や小説といった「個」が時代に条件づけられながら、その時代にどう応答しているのかに根本的な関心がある。著書『Outside, America』(Bloomsbury)、『ターミナルから荒れ地へ』(中央公論新社)、編著書『文芸翻訳入門』(フィルムアート)、訳書プラセンシア『紙の民』、ドーア『すべての見えない光』、マー『断絶』など。

授業では長編・短編小説をていねいに読むこと・訳すことを基本としながら、さまざまな発想を交換することを目指したい。

阿部 公彦
(あべ まさひこ)
教授
(協力教員)

もともとの専門は英米の詩。ただし、近年は小説や、日本文学も含めた文学一般も研究の対象とする。胃、即興、スローモーション、丁寧語といったテーマも扱う。著書は『英詩のわかり方』(研究社)、『小説的思考のススメ』(東京大学出版会)、『文学を〈凝視する〉』(岩波書店)、『詩的思考のめざめ』(東京大学出版会)、『英語的思考を読む』(研究社)など。

詳しくは個人HPを参照。
http://abemasahiko.my.coocan.jp/

須藤 輝彦
(すどう てるひこ)
助教

ミラン・クンデラを中心に、チェコと中欧、啓蒙期の文学や思想に関心がある。著書に『たまたま、この世界に生まれて──ミラン・クンデラと運命』(晶文社、2024年)。集英社新書プラス、『文学+』WEB版、『ゲンロン』などにも執筆。共訳書にアンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』など。 授業では、具体的な文学作品を、他領域に応用可能な大きなパースペクティブのなかで読むことを目指している。