高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン





《経過・結果・御礼》
日本老年医学会は、老年学会を構成する諸学会の合意のもと、高齢者ケアにおける困難な課題の一つである、食べられなくなった時に人工的水分・栄養補給をどうするかという問題を取り上げ、検討委員会およびワーキンググループを立ち上げて、平成23年度老健事業として、ガイドライン作成を目指してきました。

昨年12月以来、このサイトに「ガイドライン試案」および「ガイドライン改訂第一版」を載せ、皆さまのご意見を求めたところ、多数のご意見をいただくことができ、それをできるだけ反映させるよう努めてきました。また、本事業のワーキンググループが立案し、検討委員会のチェックを経るとともに、日本老年医学会の関係委員会でも検討していただきました。これらにより、本事業としての今年度の結論がでました。ここに関心を持っていただいた皆様、ことにご意見をお寄せくださったみなさまに感謝しつつ、ガイドラインとご意見のまとめを公開いたします。

なお、日本老年医学会は、2012年6月、ワーキンググループ作成の案「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン―人工的水分・栄養補給の導入を中心として」を、ほぼ原案通り学会のガイドラインとして承認しました。

 

《ガイドラインと意見公募結果》
 

《ガイドライン試案(履歴)》
  • 《高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン:人工的水分・栄養補給を中心として》(ワーキング・グループ試案 12月4日)
    これについての意見公募は終わりました。沢山のご丁寧なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。

  • 《高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン:人工的水分・栄養補給を中心として》(試案改訂第一版 12月26日)
    これについての意見公募は終わりました。沢山のご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。

 

《関連リンク》
  • 清水哲郎・会田薫子著『高齢者ケアと人工栄養を考える―本人・家族の選択のために』(改訂第二版) ご高齢の方が実際に口から食べることができなくなった時に、どうするか考えて選択することを支援するツール(本人・家族のためのプロセスノート)の改訂を続けています。今回のガイドラインに合わせて、ワーキンググループ内の支援ツール作成ワーキンググループとして大幅に改訂したものを今回新たにアップしました(4月19日)。

  • 臨床倫理プロジェクト
    ガイドライン作成ワーキンググループおよび本意見公募に関する事務局

  • 社団法人 日本老年医学会 本事業の実施主体。ただし、本事業の結果は、直ちに同学会としての見解ではありません。本事業は同学会の諮問に答申する立場にあります。

 

・このページへのリンクは自由です。

更新日:3/Jan/2018

このページは、日本老年医学会平成23年度老健事業
「高齢者の摂食嚥下障害に対する人工的な水分・栄養補給法の導入をめぐる意思決定プロセスの整備とガイドライン作成」
の一環として、ワーキンググループによるガイドライン試案への皆様のご意見をいただくために作られています。

掲載は、上記事業ワーキンググループ ガイドライン担当のまとめ役である清水哲郎の責任においてなされるものです。

本件に関するお問い合わせは: clinical.ethics.jp@gmail.com
(@は全角文字になってますので、半角にして使ってください)
この意見公募に関する事務局:臨床倫理プロジェクト
臨床倫理プロジェクト代表(東大):会田 薫子
臨床倫理プロジェクト代表(連合):清水 哲郎

東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣講座内 /東京都文京区本郷7-3-1